電脳コイル ガチャギリ×アキラ
更新日: 2011-01-12 (水) 00:12:14
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| 電脳コイル・ガチャギリ×アキラです
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| アキラ一人称でお送りします
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僕は今、ものすごく幸運だ。
だって…あ、憧れの、ガチャギリさんと二人っきりで帰り道を歩いているんだから。
「…………」
「…………」
でも、さっきから全然会話が弾まない。
こういう時ってどんな話をしたら良いかな?ガチャギリさんの好きそうな話ってなんだろう?
ウッ…考えてみたら僕ってあんまりガチャギリさんの事知らないかも……。
こんな風に僕が頭を悩ませていたその時。
上空に唸るような音が聞こえてきた。徐々にその音は大きくなり……。
それはすさまじい光と共に、地上に降ってきた。
「雷か…やべえな、そのうち降るぞ」
ガチャギリさんは浮かない顔になっていたが、僕はなんだか興奮してきていた。
「すごい、大きな雷ですよ。なんか迫力があって強そうだし」
「アキラ、お前は雷怖くないのか」
「はい!昔っから、ゴロゴロ鳴り出すと心が弾んできて、ピカーってクライマックスの音が
鳴るともう気分がワクワクして来て…あ、それから姉は雷大嫌いなんですよ。普段の様子
からは想像も付かない位に怖がるから、もうそれが愉快で愉快で……」
「フーン」
ここまで語って、僕はふと気が付いた。
こういう場面では雷を多少なりとも怖がった方が、可愛らしい下級生という印象を植え付ける
ことが出来て良かったんじゃないかって。
それに、「俺が抱きしめてやるから怖くないぞ」的な展開も上手くいけばあったんじゃないか?
「フーン…」
ガチャギリさん、ちょっと引いている気がする。
しまった、僕は重大なミスを犯してしまった……。
「あ、あの…やっぱり、僕こわーい」
今更言ったって後の祭りだった。
ガチャギリさんは、口元を手で押さえて笑いを堪えていた。
「…………」
嫌だな…とてつもなく恥ずかしい。
「ウワ、降ってきやがった」
気がつくと、雨が降り出していた。
僕とガチャギリさんは大急ぎで屋根のある場所を探した。
どうにか駄菓子屋の入口の屋根付近で雨をしのぐ事が出来た。
でも長い距離を走ってきたせいで、服が濡れてしまった。
そのせいで体も冷えてしまって、何だか心まで折れてしまいそうだった。
僕はたまらず口を開いた。
「ガチャさん、寒い…」
するとガチャギリさんは眉をしかめてこちらを向き、返した。
「今のはウソじゃねえだろうな?」
ウソじゃないのに…少し鼻の奥がツンとして来た。
「ウ…ウソじゃありませ…!!」
次の瞬間、息が止まった気がした。
僕は信じられない気分になった。だって……ガチャギリさんに抱きしめられていたから。
「ウ…ウソ」
「なんだ、やっぱりウソか」
「違います、この状況がウソみたい…なんです」
嬉しくて…少しでも気を抜いたら涙が出てきそうだった。
「俺、アキラ好きだぜ」
「!!」
思いがけない言葉に僕は言葉を失った。そしてついに目から涙がこぼれてしまった。
「寒いんならずっとこうしていてやるから」
いつになく優しげな声色にますます胸が締め付けられて、僕はもう泣く事しか出来なくなっていた。
「ウッ、ヒック…ウワアアア…」
「すみません、あんな大声で泣いてしまって」
「いいっていいって、しかし雨が無事にやんで良かったな」
さっきまでの雨はすっかりやんで、綺麗な青空が広がっている。
でも雨宿りの時間が終わってしまって、ちょっと残念だ。
「あ、あの…ガチャギリさん」
「なんだ?」
「これから、ずっと僕の側に居てくれますか?」
僕は思い切って言ってみた。
ガチャギリさんの表情は帽子に隠れてよく見えない。こんな事言われてどんな気持ちかな?
「…良いぜ。お前と一緒に居ると面白いし。特にあの雷の話の時、最高に輝いてたぜ」
「…!!」
ついさっきエキサイトしてしまった事を思い出してしまい、僕はまた恥ずかしくなってきました。
「もっ、もう、恥ずかしいですよー!!」
僕は照れ隠しに、ガチャギリさんの胸に顔を埋めた。
ずっと一緒にいるからね、ガチャさん。
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