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冒険王ビィト 深緑の知将×ハンサム君

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                    |  某県王ビィトパロです。深緑の知将×ハンサム君
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  ぶっちゃけ需要なさそうですが投下… | |                | |            \
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「ビィトっ!!」
朝日に眩しく光る金髪の美しい少年が、黒髪の意志の強そうな目をした少年に駆け寄った。
「キッス、そんなに慌ててどうしたんだよ?」
金髪碧眼の少年は、呼吸を整えてから急いて言った。
「そんな暢気なこと言ってる場合じゃないんだよっ!!僕っ、僕っ、おおお財布落としちゃったんだよぉ!!」
泣きそうな、いやもう半泣きな美少年に対して黒髪の少年はあっさりと。
「え、別に。野宿すればいいじゃん。」と楽観的だった。
「ビィトォっ!!僕はお風呂に入りたいんだよ!温かーいお風呂に!」金髪の少年、キッスが訴えた。
が、「なくしたのはお前じゃんか」と黒髪の、ビィトに言われ、何も言い返せるはずもなくキッスは黙り込んだ。
「うぅ…確かに悪いのは僕だよ…けどやっと報奨金が手に入って、まともな生活が出来ると思ったのになぁ…」
はあぁぁぁ、と暗くて長いため息。肩もだらしなく下がっている。けれど次のビィトの台詞にキッスは素早く反応した。
「…オレの手料理嫌いか?まずい?見た目よりはましだと「全然まずくなんてないよ!!」
「僕、ビィトの作ってくれる物は何だって大好きだよ!」たぶん、と心の中で付け加えて。
「そっかー。じゃあ何の問題もねぇじゃん!」にかっと笑う。ビィトはとても単純だった。
「う、うん。そうだね…」
自分にとってはある種告白だったのにも関わらず、スルーされてしまったキッス。
少しショックだったが返事を返すことはできた。

キッスはビィトが大好きだった。彼の力に成りたいと思っているし、成るつもりだ。
彼は普通の人と違う、特別な人だとキッスは信じていた。直感のようなものだった。
ビィトなら、彼なら、本当にこの暗黒の世紀を終わらせてくれるかもしれない。いや、終わらすに違いない!
そう思わせる何かがあった。
こんなひ弱な自分でも彼のために出来ることがあるならしたかった。
命を投げ出してもいいと、思っていた。(そして当時僕は知らなかったがビィトに惹かれた者は皆そう思っていたようだ)
何故だろう。その尊敬に近いような友情の気持ちは、最近どうも形を変えてしまった。
ビィトに見つめられるとドキドキする。ビィトを見つめるとドキドキする。
彼に触られると顔が熱くなる。彼に触ると顔が熱くなる。
聡い自分にはすぐに分かった。典型的な恋煩いというやつだった。
勿論、この気持ちを打ち明ける気などもうとうに無い。彼には未来の奥さんがいるのだ(ポァラと言うらしい)
今は、彼とパーティーを続けていられればそれで幸せだった。

グリ二デ城の与えられた自室で、自分の主に組み敷かれながらキッスはそんな清い時もあった、と回想していた。
自由だったあの頃。毎日が楽しかったあの頃。ビィトという希望を抱いていたあの、頃。
今の自分は、とてもじゃないが親友に見せられる姿ではない。こんな。醜い今の自分。
人間を裏切り、魔神の配下として活動する日々。
それどころか、夜は、魔神グリ二デの慰み者だった。 僕の何が「閣下」のお気に召したのだろう。
魔神は基本的には人間の美醜は分からないが、個々の美意識というものがあり、
自分にとって美しいものは好きらしい。(フラゥスキーなんて良い例だと思う。)
閣下は、僕の顔が美しいという。自慢ではないが、人間の世界においても僕は美しい部類に入る(らしい。)
でも、閣下が指すのはその「美しい」ではない。閣下の言う「美」とは、左右対称の黄金律のことだ。
何でも、僕の顔(と体)は左右対称かつ黄金律らしい。…よく分からないがそうじゃなければ良かった。
閣下の夜のお相手は正直体への負担が大きい。何より、精神的にもまいる。
(別に閣下が初めての相手だったわけではない。
あの、憧れの戦士団のメンバーに僕は抱かれていた。よくある話だ。)
僕の汚れた体で、ビィトに触れることが出来るだろうか。
いや、本当はそんなことを心配しているんじゃない。
男の熱を受け入れることを知ってしまった僕が、ビィトを望んでしまうのではないか、
それこそが僕が恐れていることだ。本当に、僕は汚い。
ビィト。ビィトビィトビィト。ビィト!
彼の力強い瞳が濁ることは決してないだろう。もしそんなことがあったら、きっと世界の終わりだ。
だから僕は、彼の親友のままでいたい。
彼に軽蔑されたり、ましてや同情されるなんてまっぴらだ。
淫乱になってしまった僕を知られたくなんてない。彼、だけには。

ぱしっ と、グリ二デ様に軽く頬を叩かれた。
「集中したまえ。キッス君。」
「はっ…あ…も、申し訳ございませんっ…」
閣下のゴツゴツした指が、僕の体を撫でる。
指が下の方に行くと、僕はいつも身を固くしてしまう。
「キッス君…君はいつまでだっても慣れないのだね…体はこんな感じているのに。」
「っあ!ぁあ…も、もう…あっあっ!」
閣下が急に秘所に触れたので、僕は嬌声をあげた。
「もう…なんだね?まだまだいけるだろう?」
閣下は僕の快楽に歪んだ顔を見て心底楽しそうに笑われる。
そういう時の閣下の目は、いつも、獣のような雰囲気がある。
僕は背筋が凍る。「深緑の知将」と呼ばれている閣下の本性は、「こっち」なのかもしれない。
などと考えているうちに、グリ二デ様は下帯を外し、既に高ぶったソレを取り出された。
はっきりいって、グリ二デ様のソレは大きい。人間のものよりずっと。
それに形もグロテスクだ。(まあ人間の男のものだって十分にグロテスクなものだけど)
でも、コレが僕が何も考えられなくなる程の快楽を与えてくれる。
「さぁ、キッス君。どうして欲しいか、言ってみなさい。」
閣下はそうやって僕に言わせるのが好きだ。本当に、人間じみていらっしゃる。
機嫌を損ねるわけにいかない(もし損ねたら文字通り首が飛ぶ)ので素直に従う。
「あ…閣下、どうか、僕に閣下のお慈悲を…」

言うやいなや、閣下の熱いものが僕の中に入ってきた。
「っぁ!!ふ、ぅ」
入るときは未だに少し痛いが、入ってしまえば慣れた僕の体は従順に快楽を受け入れる。
僕の目から涙がボロボロと落ちる。
「ふふふ…」
閣下の体が大きくスライドする。もう、僕には何も考えられない。
「あぁ!ん,あ…あっ、あっ!かっ…か…!」

「キッス君。君が私の下で悶える姿は、最高にいいよ…」

僕の毛穴の全てからしみ出たものは
汗ではない
悲しみではない
それは深く底のない 絶望だ
もう僕には何も聞こえない。閣下のお声も。
ただ僕は、彼のことを思い出していた。もう会うことはないだろう、黒髪の少年のことを。

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 | | □ STOP.       | |    ツマンネ。  一部 残/酷/な/神/が/支/配/す/る/引用があります。
                               AAずれてるかも…
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