岩窟王 伯爵×アルベール
更新日: 2011-05-02 (月) 18:11:08
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| 今、話題のアニメ「がんクツ王」のパロです。
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 伯爵×子爵で“お初”の後だよ(←中途半端)
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閉じた瞼の向こうに明るい朝の光を感じて、アノレベールは目を覚ました。
睫毛を震わせ、緩慢な動きで瞼を開くと目の前には彼の愛しい人の顔があった。
「お目覚めになられましたか? アノレベール・ド・モノレセール子爵」
聞く者を酔わせる、低く張りのある声。
モン〒・クリス卜伯は、片方の腕で小柄なアノレベールの身体を抱きしめ、ベッドに肘を
付きながら彼の顔を覗き込むようにしていた。
「おはようございます、伯爵」
うっとりと夢うつつの様子でアノレベールが言うと、おはようございますと伯爵も朝の挨拶を
囁いて、アノレベールの目に掛かる長めの前髪をそっと指で払いのけた。
「昨夜はよくお眠りになられたようですね。とても…無防備で愛らしい寝顔をしておられた」
「!! ……いつから見ていらしたんですか?」
伯爵の言葉にアノレベールの頬がほんのり赤く染まる。彼の初々しい反応を楽しむように、
伯爵はその目を細めた。
「ほんの、十分ほど前からですよ。貴方がぐっすりとお休みでいらっしゃったので、
揺すって起こすような無粋な真似はしたくなかったのです」
お許しを、と言って伯爵はアノレベールの手を取り甲に口吻けた。
何だか急に照れ臭いような気持ちになり、アノレベールはもじもじとその身体を捩らせた。
「──そろそろ、お腹が空きませんか?」
「え?」
「昨夜、あれほど激しい運動をしてしまいましたから」
「は……っ、激しい運動、って……」
アノレベールはその言葉で昨夜の出来事を一瞬にして思い出し、今度こそ顔を真っ赤に染めた。
夜の帷が降りた頃、男に導かれるままベッドに迷い込んだ。
どちらからともなく抱き合い、寄せた頬に相手の体温を感じた。貧るように交わし合った
激しい口吻け。肌の上を這う伯爵の大きな手。彼に触れられるたび、アノレベールの身体は
熱く疼いた。
憧れ、信頼していた人が自分の恥ずかしい部分を弄る。その先の行為は今、思い出しても
気が狂いそうだ。誘うように大きく脚を広げ、腰を浮かせ、男の怒張したものを自らの体内に
招き入れる。あとは、翻弄されるまま我を忘れて啼き続けた。
(……サイアクだ)
幾ら酔っていたとはいえ、何てことをしでかしたのだろう。きっとモン〒・クリス卜伯も、
アノレベールの淫らな姿に内心呆れているかもしれない。アノレベールは伯爵の表情を窺うように
恐る恐る目線を上げたが、穏やかな笑みを浮かべている伯爵の様子にあれっと拍子抜けし、
そして安堵した。
──ぐぅ。
次の瞬間、何とも場違いな音がシーツの下から聞こえてきた。安堵すると同時に、現金な
アノレベールの腹の虫が空腹を訴えたのだ。
一瞬、時が止まった。大きく見開いた互いの目がバッチリと合った。
「……」
「…………、ぷっ」
しばらくの間、互いに見つめ合っていた二人だったが、アノレベールが堪え切れず吹き出した
のをきっかけに、朝の陽射しが差し込む部屋に二人分の笑い声が響き渡った。
「では早速、朝食の用意をさせましょう」
ひとしきり笑った後で、ベッドから身を起こして伯爵が言った。朝日に映える逞しい肉体が
眩しい。アノレベールは思わず目を細め、それからはっと我に返った。
「あっ、あの……でも僕がこの部屋にいることがバレたら、まずいのでは?」
これでもアノレベールのモン〒・クリス卜伯は爵位を持つ貴族だ。相手が女ならともかく、
社交界でも顔が利く二人が夜を共にしたなどと知れたら、あっという間にその噂は広まって
しまうだろう。若いアノレベールと、これからパリに進出しようという伯爵が今、醜聞を立てる
訳には行かない。
アノレベールの言葉に伯爵は何か思案している風だったが、ひとまずアノレベールを毛布の
中に匿うと、伯爵は執事を呼んで食事の支度をするよう申し付けた。
間もなく、給仕の者が朝食の用意を運んできた。
肌触りの良い毛布の下に潜ったアノレベールは、厚手の生地越しに聞こえる音に耳を澄ませて
いたが、彼がふと視線を横に向けると、そこには伯爵の裸の下半身が見えた。
当然のことながら、昨夜は行為の後で崩れるようにして眠ってしまった二人だったから、
身につけているものは身体を覆っているシーツと毛布の他には何もない。
最初は伯爵の引き締まった長い脚を眺めていたアノレベールだったが、そっと手を伸ばすと
綺麗な付き方をした筋肉の線をなぞるように指を這わせてみた。
一瞬、伯爵の身体がピクッと反応した。
それに気を良くしたアノレベールは何度も指を皮膚の上で往復させていたが、ふと頭を
もたげた悪戯心に刺激され、伯爵の脚の付け根にあるものにまでその手を伸ばそうとした。
だが、残念ながらその不埒な手の動きは、“企み”に気付いた伯爵が毛布の上から軽く叩く
ことで阻止されてしまったが、アノレベールはすぐ目の前にある伯爵のもう片方の手に視線を
留めると、その上に自分の手を重ねた。
(大きい手……)
伯爵の手と比べて自分の手は何と貧相なことか。
それに、何不自由なく育ってきたアノレベールとは違い、この“訳有り”の伯爵の手は
同じ貴族とは思えないくらい、ごつごつとしていた。
不思議な気持ちでその手を眺めていると、伯爵がアノレベールの指に彼の指を絡ませてきた。
何気ないことなのに少しドキリとする。
今も毛布の下に隠れているアノレベールの耳には、陶器の皿や銀製のフォーク・ナイフ、
硬質なグラスなどが次々テーブルに配置されていく音がくぐもって聞こえている。
人目に付かないこの位置で、恋人同士のように指と指とを絡めていることに些細な背徳感を
覚えたアノレベールは、その気持ちを打ち消すように伯爵の冷えた指先に口吻けを落とした。
いつの間にか、給仕の者たちは役目を終えて立ち去り、部屋では物音一つしていなかった。
突然、毛布がバサッと大きな音を立てて引き剥がされ、顔を上げたアノレベールは
こちらを見下ろしている伯爵と目が合った。
「──悪い人だ」
そこには、紳士的なモン〒・クリス卜伯はいなかった。
伯爵はアノレベールの身体の上に覆い被さるようにすると、驚いている彼に噛み付くような
口吻けをした。
「んんっ! ……んぅ……っ」
荒々しい口吻けに翻弄されるアノレベールの脳裏に、男が昨夜見せた野性的な瞳の輝きが
よみがえる。
伯爵は唇を離すと、吐息がかかる距離でアノレベールに囁いた。
「朝食よりも、目の前の果実を味わう方が優先のようですね」
「──残さずに綺麗に食べてくれますか?」
快楽への期待から、既にその大きな瞳を潤ませ始めているアノレベールが悪戯っぽく
尋ねると、伯爵は色の違う左右の瞳を輝かせ、すっと目を細めた。
「余す所なく、すべてを食らい尽くして差し上げましょう」
嗚呼、僕はこうして堕ちてゆく。
柔い肌に牙を立てられながら、アノレベールは恍惚とした表情で男の広い背中に腕を回した。
カーテンの隙間から陽光が真っ直ぐに差し込む部屋で、二人の身体は縺れ合うようにして
シーツの波間に沈んだ。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ へぼんすぎるのでヒトリデコソーリミルヨ
| | | | ピッ (・∀・ )
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