体操 水鳥と米田
更新日: 2011-05-02 (月) 18:04:03
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 世間では冷めてきた大層、水鶏と※です
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 鶏のキャラがよくわかりません
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ カッテナモウソウ?
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
設定は練習の帰り道深夜。とりあえず途中まで帰り道が一緒ということにしております。
もうなんていうかグダグダになってしまいました。
※とキャラも鶏のキャラも勝手な妄想なのであしからzu
「寿思」
練習が終わった帰り道、水鳥の一歩前で歩いていた米田が急に立ち止まり、振り返って言った。
水鳥も彼に合わせて歩みを止める。
時刻はもうすぐ0時を迎え、あたりはもう真っ暗だ。
外灯の淡い光に照らされて水鳥を見つめる彼の目はキラキラと輝き、長い睫毛は頬に影を落とす。
「何ですか?」
「俺のこと、好き?」
「な・・・何を言ってるんですか」
いきなりの質問に、戸惑う。
普通なら冗談だと思って笑い飛ばす所なんだろうか・・
しかし彼の目は痛いほど真剣で、あまりにも真っ直ぐに、水鳥のことを見つめる。
水鳥は平静を装うとして再び歩き始めたが、何となくぎこちなさが残っていた。
その後を米田がついてくる。
「なぁ?どうなの?」
「どうって言われても・・・」
「俺のこと、嫌い?」
「まさか」
「じゃあ、好き?」
「だ・・だからなんでそんな質問・・」
「何となく」
「何となくって・・・」
「だから、好き?」
顔を覗き込まれた。
今にも涙が零れ落ちていきそうなほど濡れた瞳。
抱きしめたい衝動に駆られたが、グッと押さえて米田から目をそらし、さらに歩くスピードを上げる。
米田は水鳥に質問の回答をさせることををあきらめたのだろうか、
今度はとぼとぼと水鳥の後ろをついてくるだけであった。
そしてあっというまにネオンで明るい大通りの信号に着いた。
二人がそれぞれの家に帰るにはここで別れなくてはならない。
米田が「じゃあ」といって水鳥のもとを離れようとした瞬間、水鳥の腕が米田の方を掴んだ。
米田は驚いて目を見開く。水鳥も無意識の行動だったのか、驚いている様子だった。
しばしの沈黙の後、水鳥の口が開いた。
「好き、です。米田さんのこと」
うつむきがちに小さくそうつぶやくと米田は水鳥をそっと自分のもとに抱き寄せ、
唇を水鳥の耳に近づけた。吐息が耳にかかり、心臓の鼓動はだんだん速くなる。
「ありがと」
それだけ言うと米田は水鳥の体からすっと抜けていき、街の明かりの中へ溶け込んでいった。
本当に、ずるい人だ・・
人に好きといわせといて、自分は言わないなんて
米田の姿を追おうとしても、もう遠くの方まで言ってしまっているようで、彼の背中は見当たらない。
さっきまで自分は米田の胸の中にいたのに。
水鳥は米田の消えていった道とは逆方向の、暗く、寂しい暗闇に消えていった。
____________
| __________ |
| | | |
| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ オマイラハナニヲヤッテイルンダイッタイ…
| | | | ピッ (・∀・ )
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このページのURL: