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いちご100% パティシエ×主

 ____________          |飛翔で連載中のイチゴ1/1だよ。
 | __________  | |パティシエ×主だよ。
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今週の水着ネタで萌えたネタです。
凍上さんは習い事かなんかで先に帰ったことにして下さい。

着替え室で、真中は自分の裸を鏡でじっと見つめている。
「うー…やっぱ貧相な身体だよなあ…」
天地の身体に比べると、まさに天と地の差ほども開いた貧相な身体だと真中は思った。
サッカー部のころはもう少しましだった気もするのだが…
今の文化系な状況では、身体など鍛え上げられようはずもない。
むしろ、今の状況で脂肪がほとんどついていないということはそれなりに誉められてしかるべき筈だ!
そんな風に自分を慰めてみてもいきなり自分がムキムキマッチョになれるはずも無く、
鏡に映るのはいつも通りの自分だ。
「…やっぱり東條も、ちゃんとコンタクトかけたらかっこいい体の方がいいんだろうな」
天地も文芸部に所属しているんだから現在の運動量にそれほど差があるとも思えないのだが。
やっぱりかっこいい奴は生まれつきなのか!?
俺みたいな奴、やっぱり…

そんな風に底なしの自己嫌悪に陥りそうなところで、着替え室の影から人影が現れた。
「あれ?お前、真中…?」しかもこんなことを言ってくる。
こんなところに知り合いなんているはずないのに誰だ?
ネガティブな気分を引きずりつつも振り向くと、そこにいたのは水着姿の日暮だった。

「え?え?ひ、日暮さん?どうしてこんなとこにっ!?」
日暮の前だと、咄嗟にどもってしまうのはもう半分は癖だった。
日暮の前に出ると、どうも顔が赤くなってしまう。
きっと男としての位置が違いすぎるせいだと、真中は自分に説明を付けていた。
「いや、ケーキ屋の常連さんにここの会員の人がいてさ、『最近身体鈍ってるんじゃない?』
ってここのチケット渡されてね。その人―ああ、男なんだけど―プールなんて趣味じゃないっていうからさ。
ま、確かに最近身体動かして無かったし。たまにはいいかってね」
そう言ってにかっと笑う日暮特有の笑みは、相変わらず女性ファンを引き付けてやまない魅力を持っていた。
真中も思わずポーっと見惚れてしまったくらいだ。
「で、お前は?」
「え?俺?」
「そうだよ、言っちゃ悪いけどお前がここにいる方が俺にしちゃ不思議だぜ?」
真顔で聞き込まれ、真中はさっきまで自分をコンプレックスのデフレスパイラルに陥らせていた原因を思い出す羽目になった。
「…友達がチケット持ってたんで、連れてきてもらったんです。あと一人、女の子と来てるんですけど」
と微妙に鬱な表情で答えると、日暮は納得したようなしないような顔になった。
「ふーん。で…その友達はどこにいんの?ここにはいないみたいだけど」
「あ、ええと今は多分救護室かどっかで寝込んでます。女の子のセクシーさに参ってどばーって鼻血出しちゃって」
あはは、と笑いながら話すも、どこか浮かない顔のままの真中に日暮は黙り込んだままだ。
「…あの、日暮さん?」
だんだん真中も不安になってきた。何か、失礼なことをしてしまったのだろうか?

「…あのさあ、間違ってたらごめん。今、なんかへこんでない?お前。それも、多分その友達関係で」
「え、えっえっ!?」
「いやなんかさ、表情暗いし。いつものお前って…その、そんなに知ってるわけじゃないけどもう少しいい顔してるからさ?」
日暮の思わぬ台詞に真中は呆けた。

一体この人が自分の何を知ってるというのだ?
何故この人にこんな踏み込まれたことを指摘されなければならないのだ?
この人にこんなことを思わせてしまうほどに今の自分は不安定な表情をしているのか?
男として尊敬しているこの人にそんな心配をさせる自分が許せない。
恥ずかしい。
恥ずかしい。
この人にそんな表情を見せてしまうなんて。
でも気付いてもらえて嬉しい。
でも恥ずかしい。
ああどうしてこんな所で会っちゃったんだろう本当にタイミングが悪い――
様々な感情が真中を一瞬にして矛盾した感情の嵐に巻き込み、真中はその嵐に耐えきれず、――臨界点を突破した。
つまり、真中の両目からは、涙があふれた。

「…話、聞こうか?」

「…友達っていうか、半分位はライバルっていうか…敵みたいなもんなんです。
でも、あいつの方が何でも勝ってる。本当にスゴいんです。
今日だって、あいつ…天地って言うんですけど…はカッコ良く飛び降り台から飛びこんでみせたけど、俺には無理だし」
「飛び降り台って、あのプールの?そりゃ凄いな」
今、二人はシャワー室の前の段差に腰掛けていた。
真中は肩から日暮のタオルを被っている。「濡れたまんまじゃ寒いだろ?」と渡してくれたのだ。
自分のタオルもあったが、日暮の好意に甘えてバスタオルサイズのそれをそのまま使わせてもらっていた。
ついでに足下には缶ビールが置いてある。中身は半分位残っているが、
日暮曰く「こういう話題は酒が入った方が話しやすくなる」らしい。
さすが日暮さんだ、などと妙なところまで尊敬のカテゴリーに入れる真中は既にほろ酔いだった。
「…天地は、身体だって引き締まって鍛え上げて格好いいのに、俺はこんな貧弱な身体だし。
それで、前から色々あって、さっきはちょっとへこんじゃってて」
真中はこんなことをスラスラと日暮相手に言える自分が不思議だった。
日暮に聞いてもらうことで、天地へのコンプレックスが幾分軽くなっていくことにも気付いていた。
「なんか、本当にさっきはすいませんでした。恥ずかしいな」
照れて日暮の顔がまともに見れない。
照れと酔いが混ざってきっと今自分の顔は真っ赤なんじゃなかろうか、と真中は思った。

「…あのさあ、」
「はい?」
「お前、言うほど貧弱かなあ?」
言って、真中の肩にかかっているタオルを軽くまくる。
「わりと、かわいくていいんじゃね?」
「か、かわいい~?」
思わず脱力した声で日暮をじろじろと見てしまう。
と言ってもやっぱりまだ顔は見れず、自然と身体に目がいく訳だが。まだ顔は赤いままだ。
「男が男にかわいいって言われたってぜ~んぜん嬉しくないですって~」
じろじろ見ている内に気が付いた。日暮さんも相当筋肉付いてる…。
そりゃそうだ。チンピラを撃退したのは記憶に新しいではないか。そーだそーだ。
「うー、日暮さんも筋肉付いてんれすねー…」
だんだん呂律が回らなくなっている自分に、真中は気付いていない。
「いいなー」と言いつつ、無意識のうちに真中は日暮の腹筋に触っていた。
鍛えられた筋肉の筋を、確かめるようになぞっていく。上から下へ。下から上へ。
「…」
日暮は動かない。話さない。そのせいで真中は気付けない。
日暮の眼が、本人も知らず獲物を狙う眼になっていっていることを。
「あのさ…誘ってるわけじゃないんだよな?」
「ん~なんれすか?」
よく聞こえなかった真中は赤らんだ顔を日暮のそれに近づける。
それはもう、日暮にとってはお誘い以外の何者でもなかった。

「…はっあ…あっ」
「真中…なんか、顔、えっちぃぞ。もっと見せて」
「や…は……恥ずかし…」
俺はビールと恥ずかしさで朦朧とした頭で考えていた。
ど、どうして?どうしてこんなことになってるんだ?
一瞬だった。日暮さんに顔を近づけて何を言ってるのか聞こうとしたら…

そう。まず腹筋を触っていた腕をとられて、日暮さんと密着した。
「え?」
なんだろう。なにか、内緒話でもするのかな?
クスクス。ハイになってる。最近ではちょっと珍しいかも。
西野にキスされたとき以来、かな?
あんときも嬉しかったな~。
そう、そうだ!この感謝を伝えるらめにはキスしてひぐれさんにつたえるのがいちばんだ~!

ちゅっ。

「ひぐれさーん、ありがとうございます~」
うん、言えた。まだ赤い顔のまんまだけど、ちゃんと目を見ていえた!ごーかっく!

そうしたら日暮さんはいきなりおれのズボンのひもを解いて、ずりさげた。
「ひゃっ!?」
股間がいきなり外気に晒されて、肌寒い。
俺は驚いた…んだけど、日暮さんが唐突に言ってきた。
「感謝してる?」
「か、感謝してますよ~」
「じゃあさ、……俺を気持ちよくして?」
ひ、日暮さ~ん?なんか発言がヤバいですよそれ~?
酔ってる頭なりにようやく危機感のランプが点滅し始めたんだけど、
やっぱりそれは酔ってる頭なり、でしかなかった。
「な、何すればいいんですか~…?」
なんて聞いてるのがいい証拠だ。
「なに、単純なことなんだけどね」
な、なんかいつもの笑みと違う…?
いつもの笑みよりも……何処か妖しくて、俺はぼんやり、凶暴な獣に喰われるのかな、と思った。

「抵抗しないで、身をまかせて。
大丈夫、お互いにキモチよくするだけだから」

そう言うと、日暮さんはいきなり俺の一物を撫でた。
「ひ、っ!?」
身を硬くする俺に、日暮さんは耳元で優しく囁く。
「大丈夫…俺に任せて…?」
「だ…だって…こ、これって…」
話している間にも、日暮さんは右手で俺の一物を擦り、左手で俺の腰をがっちりと固定し、首筋に紅い痕を残していく。
俺を触る全てが、俺の思考能力を奪っていく。キスも、右手も、左手も。
その…はっきり言って、巧い。
俺は童貞だし、まして受身になるなんて考えたこともないから、
どれくらい巧いかなんて想像でしかないけど…気持ちよすぎて抵抗できない。
腰が抜けそうで、膝立ちしているのも辛くなって、膝が震えてきている。
「真中、声、出して…?」
「……はぁ、だ、…って…あっ」
「真中…なんか、顔、えっちぃぞ。もっと見せて」
「や…は……恥ずかし…」

…うん、全部思い出した。
って、何の解決にもなってない!
や、やばいんじゃないのこの状況?
でも何だか気持ちよくって抵抗しなきゃいけないのにする気になれないし抵抗しなきゃでも気持ちいい俺まるで女の子みたいな声出して恥ずかしいでも気持ちいいでも。
なんだか思考回路がとろけてきてだんだん声が抑えきれなくなってきたところで、日暮さんが唐突に擦るのをやめた。
「…?」
俺は思わず縋るような視線を日暮さんに向けてしまう。
して欲しい。気持ちよくして。もっと。

「そんなエロカワイイ表情しても駄目。もっと気持ちよくなりたかったら…」
そう言って、日暮さんの頭に乗せていた俺の手をゆっくりと日暮さん自身へと導いていった。
日暮さんは、もう張り詰めていた。
「一緒に…いこ?」
そう言って笑う日暮さんは、やっぱりどこか、いつもよりも凶暴で色っぽくて、俺はぼんやりと
その顔をファンのお姉さんに見せたらきっとイチコロなんだろうなーと場違いなことを思った。

「ふ…っ」
俺に抵抗の意思なんて、もう爪の垢ほどにしか残っていなくて。
少しだけ躊躇った後、ゆっくりとこすり始める。手で俺と日暮さんを一緒にして、腰を上下に動かし擦るのだ。
俺は早くイキたくて、でも一緒にって言われたからにはそれは守らなくちゃ、
なんて妙に律儀なことを考えて日暮さんのモノを手で重点的に、一生懸命擦りながらながら必死に腰を動かしていた。
「あんっはっ…ひ、ぐれ、さん…の、あつ、い、あっ」
「真中、のも、あついぜ」
俺はもう、声を抑える余裕なんて完全になくなっていて、もう、自分では半分くらいしか言ってることが分からない。
でも、日暮さんが苦しそうな表情をしているので、早くラクにしてあげたい、
自分の先走りの液と日暮さんとの液で、もうどちらの液なのかわからないくらいににゅるにゅると滑りながら、擦り合いながら、頂点へと上り詰めていく。

「あ、あああっ!」
「う、あっ」
二人、ほぼ同時にイケたんじゃないかと思う。
日暮さんの精液は見事に俺の腹に全てかかり、太ももに引っ掛かっている水泳パンツにもかかった。
俺のも日暮さんの腰あたりにかかっていた。
まあ、向かい合ってたんだから当然って言えば当然なんだけど。

二人して、しばらくもたれあったままの姿勢でぼうっとしていた。
さすがにもう真中もアルコールは抜けていて、日暮の肩に頭を預けながら、これってまずいよなあ…とか何とかつらつら考えていた。
そうしたら、日暮が心持ち顔を赤くしながら言い出した。
「…あのさあ、」
「はい?」
「…その、また二人で会ってくれるか?」
「…」

無言だった。どうするかなど何も決めていなかった筈なのに、むしろまずいとすら思っていた筈なのに――
なぜだか真中は頷いていた。

密着したままの二人の足下に、温くなった缶ビールが転がっていた。

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 | | □ STOP.       | |               勢いのままに書いてしまったが良かったんだろうか…
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パティシエの口調が微妙なのは分かってないからです。スマソ


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