VOCALOID マスター×KAITO&マスター×がくぽ その3
更新日: 2011-04-30 (土) 00:50:47
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|三回目ですー。マスガクに力を入れております。
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服は破かれてしまったのだと思い出す。
毛布に包まってちょこんとしているがくぽに、自分の部屋から取ってきた衣服を渡した。
「?」
「服、破いちゃったから。俺のだけど」
服を受け取ると、せっせと着込み始めた。
がくぽよりマスターのほうが大きいから、服がだぶだぶで有り余っているがそんなこと気にしていられない。
「ありがたい。しばらくこの服借りていていいかの?」
「良いよ~。やっぱがくぽは線が細いからだぶだぶだねぇ。ほかにも服はあるけど、今度一緒に買い物行こうか」
がくぽにハートマークを飛ばしている山崎に、深田の突込みが入る。
「栄治。そんなことより飯食おうよ」
「すまんすまん。じゃあ、KAITOに二本、深田に二本、がくぽに四本な。がくぽ、テーブルおいで」
「うむ」
ズボンのすそも長いせいか、こけそうになりながらやってくる。
三人がいただきますと声を上げ、がくぽもそれに習って言うと、箸をとってナスを真っ先に食べ始めた。
だがKAITOはご飯やナスより、まだ高級アイスを食べている。
「KAITO、食いすぎて太るなよ」
「僕はアンドロイドでもありますから。太りませんよ」
「かいと、お主はそればかり食べてるようじゃのう。ナスは美味いぞ」
「がくぽもアンドロイド?ならナス食って平気なの?」
確かにその疑問はわくが、普通にセックスもできるわけだし、案外アンドロイドより上位の人造人間なのかもしれない。
「大丈夫。やはりナスは美味じゃ。かいと、いらないならほしいのだが」
「アイスくれたらあげるー」
「あいすとはなんじゃ」
もぐもぐと三本目の焼きナスを食べながら、扇子を口元で広げるがくぽである。
「この冷たくて甘い食べものー」
「それは美味なのか?」
ナスをごっくんと飲み込むと、KAITOに近づいてアイスを覗き込む。
「美味しいよ。ちょっと食べてみる?」
その誘いに無言で頷いて、スプーンの上に差し出されたアイスをぱくりと食べた。が、びっくりしたような反応だった。
「何じゃ、この白餡冷たいぞ!」
「白餡じゃないよ、これがアイスだよ」
「アイスなんて俺が買ってきてあげるよ、いらないならそのナスがくぽにあげて?」
案外がくぽはわがままだなあと思いながら、山崎がKAITOにお願いをした。
アイスなんて最近では百円以下で買える場合もある。
そして今は夏、種類も豊富だ。
二つくらい買えばKAITOも満足だろう。
「ほんとですか?ならがくぽさん、口あけて」
アイスを置いて箸でナスをつかむと、KAITOががくぽにナスを食べさせようとしている。
「あー!!だめ、だめだめ!!」
山崎があわててがくぽとKAITOを引き離した。
「そういうことは俺とがくぽがするの!!」
つまらない嫉妬だった。
無事に一人でナスも食べ終わり、ついでに白飯も食べさせられ、腹がいっぱいになったがくぽと、そのマスター山崎は、そろそろ寝る時間だということで深田の家から退場した。
「あそこが家ではなかったのだな」
「このアパートで深田んちと隣同士なんだ。それで親しくなってさ。今日も一緒に君のソフトを買いにいったんだよ」
すぐ隣の家の鍵を開ける。
中は、パソコンが真ん中に置かれていて、通路に冷蔵庫やいろんな料理器具が置いてあった。
「なぜ我にしたのじゃ?みくやれんやかいとがいただろうに」
「最新版だからってのは冗談として、パッケージにかかれてたがくぽが綺麗でさ…。それで予算オーバーだけど買ってしまったってわけだよ。あ、最初は俺のパソコンに入れるつもりだったんだ。でも深田が不思議なこと言い出して」
「照れるのう。その不思議なこととは実体化のことか?」
ぱっと扇子を広げると、パタパタと扇ぎだす。
正直言うとこの部屋は一日真夏に置かれてたせいか、暑い。
むわっとした空気から逃げるように山崎の後ろに隠れる。
「そう。半信半疑だったんだけどね、またからかってんのかなーとか。でももしがくぽが実体化したらどんな事いうんだろうと思って試してみたんだ。本当に実体化するなんて思わなかったけど」
山崎がクーラーを入れる。暑い真夏には必須の機械なんだといわれて納得したがくぽだった。
涼しい風に当たる。
「それで…あんなことをしたのか…」
「どんなこと?」
「とぼけるでない、我を組み敷いたであろう、我を女のように…。苦しかったぞ」
眉間にしわを寄せて、山崎を非難する。思ったより重く受け止められていて、山崎はあせった。
もちろん男同士、男に犯されるのは初めてだし、そんなことされるとは思ってもいなかったので、がくぽは怒っているわけで。
「ごめん、あんまり笑顔が可愛くて、ついでに最近一人でしてなかったから…その…つい」
「つい、ですむか馬鹿者!!」
「でも気持ちよかったでしょ?」
「う」
「すごく気持ちよさそうにしてたよ、がくぽ」
顔を真っ赤に染めて、がくぽが後ろに下がった。
「うるさい!それでも無理矢理だったではないか!」
部屋の電気をつけると、山崎はがくぽを抱きしめた。
それに驚いて、がくぽは抱きつかれたまま固まっている。
「これから歌の調教もしなきゃね。頑張ってね、がくぽ。ん」
不意をついて、固まっているがくぽの唇を奪う。
素直に唇を吸われていたかと思えば、次の瞬間力を込めて山崎を突き飛ばした。
「く、く、唇まで…奪いおった!」
思いっきり突き飛ばされて、背後の戸棚に頭がぶつかる。
ガン!と音がしたのを聞いて、あわててがくぽは山崎を抱き起こした。
「い、痛い…」
「だ、大丈夫か?ここまでするつもりはなかったのだが…」
「がくぽ…君は優しいなあ。いてて」
「主様は筋金入りの変態じゃ。我でなくともかいとでもよかったではないのか?」
がくぽは山崎を起こした後、ふん、と顔をそらした。
ちょっとやきもち焼いてるのか分からないが、その様子が可愛くて、山崎はぷっと笑った。
「ああ、俺がKAITOと深田のあれみてたから?」
「そうじゃ、ずいぶん興奮していたではないか、この変態」
「ああ~、いや、そうじゃないよ。それにナスで許してくれたんじゃ…」
「あれはあれ、これはこれじゃ。何じゃ、言い訳できんのか」
「違う違う、だからあれは、俺とがくぽを重ね合わせてて…」
その言葉に、がくぽはぽかん、と、目を大きく開いて止まった。
「がくぽも裸になって俺としてくんないかなーって…いで!」
「変態!」
すぺんと一度扇子で叩くと、がくぽはのしのしと布団が敷いてある場所へ移った。
「我はもう寝る!主様はかってにせい!」
「あーがくぽ嫌わないでー!」
「も、もう知らん!」
その晩は山崎はマスターにもかかわらず、がくぽに布団から追い出され、畳の上で毛布に包まって寝た。
そおっと近づいてがくぽの寝ている布団にもぐりこもうとするが、寝ているはずなのに足蹴りが二度三度と飛んできたからだ。
これには流石にあきらめた。
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