鬼畜年下攻め×自虐年上受け
更新日: 2011-04-30 (土) 00:45:17
元ネタはあるようなないような?
鬼畜年下攻め×自虐年上受けのイメージで。
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
早朝寝ぼけ眼でドアを開けた彼を、有無を言わさぬ勢いでベッドルームまで引っ張って行って組み敷いた。
シャツをはぎ取ると彼はようやく状況を把握したように蒼白になって僕を見上げて来た。
「おはよう。昨日はよく眠れた?」
明るい所ではイヤだ、と彼が珍しい拒み方をしたので僕は手近にあったタオルで彼に無理矢理目隠しをした。
違う、イヤだ、やめてくれ
一通りの常套文句を並べたが、裸に剥いて敏感な所に舌を這わせると彼はビクリと身体を震わせて、そして諦めたように唇を噛んでシーツを握り締めた。
強引に僕を突き飛ばして罵る事くらい幾らでも出来るのに、彼はいつもそうやって自虐的に身体を投げ捨ててしまう。
抵抗の一つでもしてくれればこちらだって少しは優しくしてあげられるのに、その無抵抗の陰にちらつく憐れみが僕の加虐心を煽るんだ。
「止めて欲しいって言えば?もしかしたら今日は穢されずに済むかもよ?」
「…今までそう言って止めてくれた事が……あったかよっ……ん、はぁ…あ……っ」
「だって、クチではそう言ってもさ…こっちが、イヤじゃないって言ってるぜ?」
無心に身体を揺さぶって快楽を追い求める。
彼が最も反応を示す箇所を念入りに突いてやると、隠しきれない甘い声が彼の口端から零れ落ちた。
眼隠しで視界を奪われ、強烈な快感に前後不覚になった彼が達する瞬間、
僕じゃない名前を呼んだ。
ぐったりとベッドに身体を静める彼の背中にシャツを放り投げて、僕は逃げるように部屋から出た。
自然と運転が荒くなる。タイヤを軋ませる勢いでステアリングを操作し、赤信号を突っ切る。
けたたましいクラクションが余計に苛立たせて僕は小さく「shit!」と呟いた。
遮られた視界の中で、真っ暗やみの中で、彼は僕じゃなく、あの人に抱かれていたんだ。
彼の心に巣食うのは、彼が心を寄せるのは、徒に身体を弄ぶ僕ではなく、あの人。
――――――解っていたさ、そんな事。
解っているから、心の伴わないセックスを望んでいるんだ。
あの人を思い浮かべながら僕に穢されて涙を流す彼を鑑賞するのが楽しいだけだ。
嫉妬じゃない。
嫉妬じゃない。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
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