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ザ・タイガース サリー(岸部修三/一徳)×ジュリー(沢田研二) 「レ○」

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                     |  某昭和の大スターとその周辺の人々の話
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ベース×スター、なついTVも有
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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それは、少し昔に見た風景。

大晦日と、

テレビと

家族との語らいが、

今よりももっと価値あるものだった時代の

ものがたり。

両手を硬く握りしめ、彼はずっと目を閉じていた。
厳かなBGMに続いて、司会者の丁寧な言葉遣いが聞こえる、

「それでは、今年の------大賞を発表致します。」

会場内が静かにざわめき立つ。
今年、この一年でもっとも価値あるこの賞をとるのは

誰なのか
彼なのか
それとも----

ざわめきが悲鳴にも似た歓声に変わる
それは、彼の名前が壇上から告げられた時だった。
強張った表情が一瞬緩んだとたん、彼の頬に、涙が伝った。
これまでの苦しみを洗う
喜びの涙が。

昨年の不祥事による賞レースへの辞退。
自ら招いたこととはいえ、アイドルの生命線とも言えるテレビに出ない日々。
だからこそ、今年は確固たる結果を出さなければならなかった。

その為に、
誰よりも華やかな衣装に身に包み、
誰よりも艶やかに唄って見せた。
自らは「見られるモノ」という信念の元に。
部屋の中で、鬱屈した気持ちでテレビを見続ける日々、
もう二度と、あの思いを味わいたくはなかった。

彼の悲壮な決意は、元々華やかだった彼の容姿に陰りを帯びさせ、
一層艶やかに彼を彩った。

誰もが彼に目をやった。
あるものはその華美に嫌悪し
あるものはその色香に酔いしれ
あるものはその奇抜さを笑った

それでも、目をそらして通り過ぎることは出来なかった。
一心に歌い続けている彼から目を離すことは出来なかった。

そして今、
彼は、
今年一番輝けるものとして、
日本中のものに見守られながら、
豪華なステージに登っていた。

多くの、彼を守り続けた人達に囲まれて。
その年の終焉を飾るにふさわしい、
もっとも権威あるステージで、
彼は唄う。
涙を流しながら。

おれはまちがっていない
おれがすすんでいるみちは
まちがってなどいないんだ
心の中で、そう叫びながら。

周りの男たちも、彼の歩き続けた波乱を思って、
涙ぐんだ。
過去の苦しみを思う涙と、
今は喜びの涙を。

「それでは、昨年の彼の活躍を祝しまして、乾杯」
「乾杯!」
シャンパングラスが重なり合う小さな音が、部屋中に響き渡る。

年が明けた深夜1時半、
事務所の社長宅で行われた、彼への祝賀パーティー。

社長宅での催しのため、集められた人は多くはなかったが、それで
もフラッシュがそこかしこから焚かれていた。
これでもマスコミ制限をしているのだから、「今」の彼への注目は
どれだけのものだろうか推して図るべきである。
多少辟易しながらも、満足げにグラスに口をつける。
シャンパンのほのかな甘みが、乾いた喉に心地よかった。

「・・・大したものだな。」
背後からの声に、振り向く。
厳格な瞳が、この夜は少し和らいで見えたのは、気のせいだろうか。
「貴方の顔に、これ以上泥を塗っては面目が立ちませんから。」
真摯な表情で答える。
何よりも責任を重んじた彼の、心からの言葉だった。
「そうか・・・。」
肩に手を置かれる。
「この一年、本当に良くやった、おめでとう」
少しだけ口元を綻ばせ、柔らかな声音でねぎらいの言葉をかけられる。
「・・・ありがとうございます。」
涙が出るのを必死にこらえて、俯いて感謝の言葉を述べる。

感謝しなければならないのは自分の方なのに、
皆の優しさが、心か胸をうずかせた。

暖かい余韻にひたっているところに、こっそりと耳打ちされた言葉。
「ほとぼりが冷めたようだし、地下にある俺のプライベートルームに行きなさ
い。」
「え・・・!?」
問いかける彼の言葉をふさぐように続けられる台詞。
「少しそこで休んでおくがいい、あとは適当にこちらで進めておくから。」
「しかし・・・。」

ホストがいないパーティーは問題があるのでは。
難色を示す彼に社長は畳み掛けた。
「これは、命令だ、行きなさい。」
「・・・分かりました。」
渋々と背中を向けて、人ごみの中から消えていく彼の姿を眺めながら、社長は愛
飲の煙草を取り出した。
側近に火をつけさせ、燻らせる。
「・・・我ながら俺も、粋な計らいをするね。」
自分を自画自賛しながら、満足げに煙を吐き出した。

階上の喧騒が嘘のように、静まり返ったフロアに降りる。
広い空間の中で、こっそりと隠されたように作られたドア。
こういう部屋に入るのは、余り好きではない、

淫靡な取引は、たいていこういう場所で行われていたから。

自らも進んでその餌食になったからこそ、分かる。

「・・・違う。」
弱々しく頭を振って、忌々しい記憶を振り払う。
今はそんなことを思い出さなくてもいいはずだ。

意を決して、彼はドアノブを開けた。
「・・・誰ですか?」
見覚えのある低い声が、中から聞こえた。

まさか
彼が
ここに

思わず早足でに部屋の中に入る。
「お前・・・。」
そこにいたのは
見慣れた
長身の影
男も驚いて、腰を浮かして自分を見つめていた。
「本当に・・・来たんか・・・。」
戸惑いがちに彼を見つめる。
嬉しいはずなのに、
「社長が・・・ここに行けって言うから・・・。」
何も知らされてないのが悔しくて、つい拗ねた口をついてしまう。
「そうか・・・。」

後ろ頭をかいて、決まり悪そうに男は俯いた。
「俺も・・・あの後ここに引っ張られてな・・・とにかく待ってろって言われ
て・・・。」

ばつの悪い空気が二人の間を流れる。
やがて覚悟を決めたように、男が顔を上げた。
「あの時、ちゃんとお前聞いてなかったやろうから、もう一度言うわ。」
「・・・何を?」
目を上げた彼の前に、優しげに笑う男の顔があった。
「・・・おめでとう、ようがんばったな・・・。」

あの時
歓声に混じって
微かに聞こえたかれの言葉

「あ・・・。」
様々な思いが
フラッシュバックのように
胸からあふれ出て、
そっと差し伸べられた手
それにすがり付いて
そのまま、男の胸に顔を埋めて

彼は泣き続けた。
思いのたけを
全身で伝えるように。

男は何も言わずに、
泣きじゃくる彼の髪を
優しく撫で続けた。

肩の震えが落ち着いた頃、、
男は彼の顔を両手で包んだ。
いやいやと弱々しく抵抗する彼に構わず、その涙を唇で拭う。
頬に、瞼に、優しく口付けを落とす。
彼の動きが大人しくなった時、涙伝いに優しく唇を触れ合わせた。
男の唇の温もりに、彼は切なげな吐息を漏らす。
その吐息を吸うように、もう一度男は彼の唇を吸った。
彼の身体を強く抱きしめて、今度は力強く、深く。
彼も男に答えるように、何度も角度を変えて、彼の舌を迎え入れた。

互いの唇を離した時、彼の唇から、互いの唾液の残滓が一筋あふれ伝った。
「・・・・口直しやな。」
はにかんだ笑顔で言われて、男は首を傾げた。
「何が?」
「さっきキスされた」
苦笑いを含めて言われた唐突な発言に、思わず彼の肩を掴んだ。
「誰に!?」
笑いながら彼が答える。
「『あの人』に、会場で・・・。」
男の力が抜ける。
「ああ、『あの人』ね・・・。」
その様子なら先ほど見知っている。

舞台袖で突然の彼の叫び声と、満面の笑みで去っていった著名な演出家の姿を。

「・・・いつかやるんじゃないかとは思ってたけどね、あの人なら。」
互いにあきれ混じりのため息越しにつぶやく。
「何、お前、焼きもちも焼いてくれんの?」
男の胸を軽く叩いて、彼が抗議する。
「相手があの人じゃ、怒る気になれんよ。」

常々から彼の美しさと色香を絶賛し、彼の為なら死ぬことすら厭わないと公言し
ている人だから。

「お前もキス一回くらい、見逃してやれ。」
「何やそ・・・。」
反論する彼の唇を、もう一度軽いキスでふさぐ。
唇を離して、吐息が触れ合う距離で囁く
「その代わり。」
彼の背中を優しく撫でる。
「俺はキス以上の事をさせてもらうから。」
「・・・あほか」
顔を赤らめて、俯いて彼が呟く。
その耳元に優しく問いかける。
「お前は、嫌なんか・・・?」
返事の変わりに、弱々しく首を横に振る彼の姿が、とてつもなく愛らしく、いと
おしくて。
男はもう一度、彼の身体を強く抱きしめた。
二度と離さぬと言わんばかりに。

「・・・苦しいわ、あほ。」
彼の声に、思わず身体を離す。
幸せそうに笑う、彼の姿がそこにあった。
胸が熱い。
「・・・とりあえず、風呂入ろうか?」
想いを誤魔化すように、彼に問いかけた。
「ここ、バスルームあるんか?」
「ああ、社長が言っとったで。」
彼の背中に手を回し、浴室へと促した。
「・・・つくづく世話焼きな人やな・・・。」
ぶつぶつと毒づきながら、素直に従う彼の姿が可愛らしくて、忍び笑いをもらし
た。
「ちょい待ち。」
浴室から出て行こうとする男の手を引き、彼が言う。
「一緒に入ろうや。」
「おい・・・。」
ためらう男の首に手を回し、彼のほうから肩に顔を埋める。
「時間、余り無いんや。」
それに、と彼は男の耳元で囁く
「お前なら、どんな場所でも優しくしてくれるやろ・・・?」
挑発的な言葉を、わざと切なげに囁きかける。
彼の手が、男の背中から太股へと伸びる。
その手を強引に掴み、男は彼の顎を強く掴んだ。
「どうなっても知らんで、ほんまに・・・。」
そのまま彼の唇を塞いだ。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 長くなったので区切ります
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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レ/○/大後編

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                     |  某昭和の大スターとその周辺の人達の話
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ベース×スター、さっきの続きです。
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ クギルヒツヨウアッタノカゴラ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
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両手で彼の服を脱がしにかかる。
タキシードの上着を落とし、首のタイを外す。
ベストとシャツのボタンを同時に外し、上半身の衣服を剥ぎ取る。
ベルトを外し、下着ごとスラックスを下ろす。
最後の靴下も強引に取り去って、彼を一糸纏わぬ姿にした。
唇を離し、彼の肢体を見つめる。
白い、蠱惑的な肌に、黒い髪が艶やかに光る。
何度も見ているはずなのに、いつもいつも、その美しさに息を呑む。

「・・・先・・・行ってるから。」
気恥ずかしさに後ろを向いた彼を、思わず後ろから抱きすくめた。
「・・・何・・・。」
「・・・おれはそんな、聖人君子やないで・・・。」
彼の露になった尻に、猛った股間を押し付ける。
彼の顔が一気に朱に染まった。
「や・・・・。」
彼の腕から離れようと、身をよじる。
「・・・本当に・・・・嫌なんか・・・。」
荒い息にまじって、男が問いかける。
「せめて・・・服は脱げや・・・お願いだから・・・。」
彼が弱々しげに首を振る。
「お前がここから動かないのなら、ここで脱いでやるわ・・・。」
「・・・・分かった。」
彼の腰から腕を離す。

背後から、乱暴な衣擦れの音が聞こえてくる
彼の耳に。
怯えているはずなのに、自分の右手が、自分自身を慰め始めていた。

何を期待しているのか
いつもとは違う男の荒々しさに
彼の息遣いが、男と合わさって荒く変わっていった。

右手の動きが激しくなる。
その手を強く掴まれて、彼は男の方に向き直った。
「何一人でよがってるんや・・・。」
強い声音と視線に、一気に羞恥で身体が熱くなる。
逃げようとする彼の腰を左手で掴み、背後から覆いかぶさる。
「俺も・・・気持ちよく・・・してや・・・。」
熱く猛った男の亀頭が、彼の尻の割れ目を行き来する。
「ああっ・・・。」
窪みに亀頭が当たる刺激に、彼の口から声が漏れた。

このまま彼を受け止めたい。
だけど
このままいけば

「お願い・・・いきなりは・・・・裂けるのはいやや・・・。」
泣きそうな声で男に哀願する。
「・・・・分かった。」

男の右手が、彼の陰茎に伸びる。
「・・・ぁああ・・・っ・・・。」
根元から先端まで、かれの掌で弄ばれる。
亀頭の窪みから先走りがあふれて、男の右手を濡らした。

彼の顔に、男が右手をかざす。
「・・・・これ・・・・お前の中に入れるで。」
自分の淫液でぬらぬらと光る男の指先。
恥ずかしさで目尻から涙がこぼれた。

彼の涙をを舌先で拭いながら、男の右手が尻の割れ目を伝う。
人差し指で、ぐるりと窪みの周りを撫でられる。
「い・・・やぁ・・・ああっ・・・。」
彼の声に呼応するかのように、ゆっくりと指が挿し込まれる。
「う・・・く・・・・ぁあ・・・。」
人差し指を一本、その後、中指を二本
その動きを示唆するかのように、指を抜き差しする。
「あ・・・・ああっ・・・・い・・・ぃ・・・。」
彼はもう、何の抵抗もしなかった。
自然に腰が指の動きに合わせて動いている。
零れる涙は、もう苦痛や哀願ではなかった。

「ひあ・・・っ?」
乱暴に指を彼の孔から抜き取る。
そのまま両手で彼の腰を掴むと、男は乱暴に自分の亀頭を彼の中に埋め込んだ。

「ああっ・・・・ああああ------っ!!」
彼の悲鳴を聞かずに、そのまま根元まで陰茎をねじ込む。
苦痛と快感がない交ぜになって、彼の身体ががくがくと震えた。
「辛いか・・・?」
耳元で囁く。
こくこくと彼の顎がゆれる。
「辛くても・・・今は我慢してや・・・。」
予想外の男の言葉に、彼が驚いて振り返った。
男は笑いながら苦しげに言う。
「俺が・・・我慢出来そうに無い・・・。」
そのまま乱暴に腰を叩きつける。
「いや・・・・やぁ・・・・ぁああああ!」
逃げようとする腰を両手で押さえつけ、倒れそうになる膝を持ち上げるように高
く突き上げる。
その度に、彼の背中が弓なりにそり、喉を仰け反らせて大きく喘いだ。
悲鳴を上げる姿とは裏腹に、彼の内側は男のモノをきつく締め付け、射精を促す
ように何度もひくついた。
まるで、男の形を知り尽くしたかのように。

「あ・・・あ・・・・ぁ・・・!」
男の動きが早くなる。
その度に彼の口から泣き声にも似た喘ぎ声が漏れる。
「そんなに・・・嫌か・・・?」
申し訳なさそうに、男の口から、彼に問いかけられる。
動きは止めないままで。

「お・・・前はっ・・・・あ・・・ほ・・・かっ・・・!」
「え・・・?」
思いがけない彼からの叱責に、思わず男の動きが止まる。
「止めんなっ・・・あほっ・・・!」
「え?え・・・?」
彼が男の右手を掴み、強引に己の陰茎を掴ませる。
「あ・・・・。」
そこは絶頂寸前まで上り詰め、先端から液をたらし続けていた。
「お前も・・・男なら分かるやろっ・・・。」
「あ、ああ・・・。」
もどかしさと羞恥で顔を真っ赤に染め上げながら、彼は男を叱り付ける。
「こんなんなってて・・・・嫌な訳ないやろっ・・・。」
「うん・・・うん・・・・。」
愛しさの余り、彼の身体を後ろから抱きしめる。
「嫌なら・・・当の昔にけり倒して出て行っているわ・・・!」
震える項に、何度も口付けを落とす。
「だから・・・だから・・・っ。」
早く、もっと
「ごめんな・・・。」

彼が動きはじめる。
前にもまして、深く、激しく。

「ひあっ・・・。」
先端ぎりぎりまでペニスを抜き出し、又奥深くまで突き入れる行為を繰り返す。

彼自身の先走りと、男の出した先走りが交じって、女性器で交わっているような
音が聞こえた。
「いぃ・・・う・・・ぁああっ・・・・もう・・・・も・・・う・・・!」
彼も男に負けじと腰を振りたてる。
共に絶頂に駆け昇る為に。

「なあ・・・中で・・・ええ・・・か・・・?」
苦しげな声で、男が問いかける。
それを
「いい・・・・いい・・・・っ・・・・から・・・・もう・・・!」
息絶え絶えに喘ぎながら、彼は頷く。
男のものに串刺しされて、快感に身体をわななかせて。
男は彼の身体を強く抱きこみながら、最後の最後まで力強く腰を打ちつけた。
「ぁ・・・・・ぁあああああ!」
「・・・・ううっ・・・・。」
彼が身体を仰け反らせて、精を迸らせる。
絶頂のきつい締め付けに男も彼の中に精液を流し込んだ。
「・・・ぅあ・・・・。」
熱い濁流を身体の中に感じて、彼が又昇り詰める。
太股から足元まで、彼の精が伝っていた。

結局、当初の予定通り、バスルームは一人ずつで入ることになった。

「お前の服、思ったより皺になってなくて良かったわ。」
彼が浴室から出てくると、男は彼の衣服を丁寧にクローゼットに吊るしていた。

「・・・これなら、すぐ出て行っても怪しまれんかな・・・。」
寂しげに彼が呟いた。
「・・・もう、行くんか?」
男が問いかける。
出来ることなら
ここに居て欲しいと思いながら。

「・・・やっぱり・・・主役がふけちゃまずいだろう。」
そこには、
先程の彼とは違う、
自らの仕事に徹する男の表情があった。
「・・・そうか・・・。」
そんな彼を止められる訳が無い。
男は寂しげに笑いながら、彼の肩にシャツを羽織らせた。
「俺が・・・着させるわ・・・ええかな?」
彼は目を伏せて、静かに頷く。

男は先程とは逆に、彼に下着をはかせ、シャツのボタンを留め、スラックスのベ
ルトを締め、ベストを着せ、タイを締めた。
「・・・脱がせるときは、すぐやったんやけどな・・・。」
最後に上着を羽織らせながら、男は苦く笑った。
彼も同意するように、小さく笑った。
手串で彼の髪を優しくすいて、形を整える。

「これで・・・大丈夫かな・・・。」
「ああ・・・・。」
鏡を見ながら、彼が答える。
「ありがとうな・・・。」
男に優しく笑いかけながら、彼は男の手から離れた。
ドアノブに手をかける。
その背に手を伸ばそうとして、男はその手を硬く結んだ。

彼の意思を、彼の行く末を、
決して邪魔してはならない。
彼が闘う世界から逃げた自分が、今彼に出来るたった一つのことなのだから。
血が出るほど強く掌を握る。
その時、彼が振り返った。

「・・・・・!?」
倒れそうになるほど、強く男の胸に飛び込んだ。
「本当は・・・・。」
かすれそうなほど弱々しい声が聞こえる。
「本当はな・・・・。」
ずっとこうしていたいんや
ありったけの彼の想いがこめられた、男への告白。
「分かってる・・・分かってるから・・・。」
彼の髪を撫でながら、何度も頷いた。
彼の顔を両手で包み込み、
もう一度、優しく口付ける。
「・・・俺はいつでも、お前の側におる。」

泣きそうな彼の唇に何度もついばむように唇を落とす。
「だから、心配せんでええ。」
いたわる様に。

「・・・ありがとう・・・。」
泣き笑いの表情を浮かべて、今度こそ、彼は部屋を後にした。

寂しげな空間に残った、彼の残り香。
それは、この部屋に入ってきた時の、
口付けながらじゃれ合っていた時の
彼と熱く交わっていた時の
最後に彼と交わした口付けを
思い出させて。

男は浴室に向かった。
彼の香りを、洗い流すために。

パーティー会場はまだ人の熱気で溢れていた。
まるで彼が過ごした時間が、幻だと言わんばかりに。

「・・・戻ったのか。」
振り返ると、社長が拍子抜けした表情でそこに立っていた。
「そのまま居ても、よかったんだぞ?」

「そういう訳にはいかないでしょう。」
社長の言葉に、彼は笑って否定した。
「俺が、この場の主役です。」
凛とした姿勢で、言葉を紡ぐ。
「主役が居ないパーティに、何の意味があります?」
薄く笑いながら、かれはきびすを返して、人いきれの中に入っていった。

「・・・いい男になったな・・・。」
思いもかけぬ本音が、冷徹な男の唇から漏れた。

全ての苦難も
哀しみも乗り越えて
美しい虚栄の薔薇が、
今、鮮やかに咲き誇っていた。

____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 途中でアク禁にかかってしまいました
 | |                | |     ピッ   (T∀T )。ご迷惑おかけして申し訳ありません
 | |                | |       ◇⊂    ) __orz
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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