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ラッキーマン 世×天

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                     | ラッキーが武器のヒーローの漫画
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 世×天というマイナーです。
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ある日、電話が鳴った。
「もしもし」
「もしもし天才マン?私だ、よっちゃんだ」
「なんだ、よっちゃんか。わざわざ電話を掛けてくるなんて何かあったのか?」
本当は電話がとても嬉しかったのだが、そっけなさを装ってみる。
当たり前なのだが、そんな装いさえも私は天才なので完璧にこなすことが出来る。
「まあ大したことじゃないんだが、来週あたりに地球に行くことになりそうでな」
「会長のお使いか?」
「そんなとこだ。で、会えないだろうか」
さらりと言われたその言葉に一瞬、反応が遅れた。
しかし、それはたったコンマ数秒のこと。きっとわかるまい。
「わざわざ私に?急ぎじゃないのか」
「ああ。むしろ半分休暇みたいなのものでな。超ちゃんにも『ゆっくりしておいでよ』なんて言われて

しまった」
……もしかして、会長は私たちのことを知っているのだろうか。
いや、それはない。私の天才的な頭脳が否定の答えを返しているのだから。
「それなら良いんだが。とりあえず具体的な日にちが決まったらまた連絡してくれ」
「ああ。……そうだ。大事なことを忘れていた」
「?」
大事なこと、なんだろうか。

「私が地球に行くことも、お前に会うことも誰にも秘密だ。勿論パシリにも」
「…………」
受話器の向こうで少し、よっちゃんが笑っている。
言われたことの意味がよく分からない。
つまりはアレなのだろうか。そういうことか。そうなのか。
何か言わなければならないのに、口が動かない。
天才の私が何も分からない。どういうことだ。
とりあえず何か返すんだ。何でもいい。
「……それを知ったら、パシリが拗ねるぞ」
『何で俺だけ仲間外れにするんだよー!』と言って泣きついてくる姿が容易く想像できる。
「知られなければ良いだろう」
さらりとそんな事を返してくる。
くそ、この私がよっちゃんのペースに乗せられているというのだろうか。
「まったく……」
口元がゆるむ。
顔を合わせないで会話をするということの利点はこれだろう。
「嬉しいか?」
「?!……自意識過剰じゃないか?よっちゃん」
まったくいきなり何を言い出すんだ。
「そうかもな。言ってみただけだ」
嘘吐け。
……まあ、私の反応も同じようなものか。
「では、今日はこの辺で……」
切るのは惜しい気がしたが、何時までも話すわけにもいかない。
お互い忙しいヒーローの身なのだから。
「そうだな……」
しかし、電話というのはどのタイミングで切ればいいだろうか?
この場合の切り方は天才の私でもよく分からない。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ お粗末さまでした。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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