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絶対彼氏 眼鏡×並切

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     | 今日のクライマックス直前あたりのお話だよ 
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  設定のおかしなところはご勘弁を
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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僕のせいじゃない
あの人はあきらかに逸脱している
あの人が今やっている事は、会社に対する重大な背信行為と言っていい

あの人は今日もデスクでパソコンに向かい、血色のない白い横顔を見せていた
まるであの夜の出来事が夢であったかのように

――「零湾のデータだ、渡しとけ」
もうこのフレーズを何度聞いただろう

この部署に配属されて1年
配属当初は、何だか掴みどころのないこの先輩とは
適度に距離をとってうまくやっていけばいいと思っていた
うまくやっていく自信はあったのに、いつからこんなことになったのか
この人の零湾にかける情熱を知って
いつも見せる淡々とした表情にも、微妙なバリエーションがあることを知るうちに
深みに嵌ってしまったようだ

思い返せば子どもの頃から今日まで、何かに執着したことなんてなかった
来るものは拒まず、去るものは追わずが
人付き合いの上でのモットーだったはずなのに
あの人の唇から「零湾」の名前が出るだけで
胸がざわめく自分に気づいてしまった
もうこれ以上、零湾にどんどんのめり込んでいくあの人を、隣で見ていたくない

全部あの人のせいだ―――
こんなのは本当の自分じゃない

一度きりの出来事だとしても
あの人の体温を知ったら、欲が出た
あの夜の出来事は、あの人にとっては
ほんのちょっとの気まぐれだったのかも知れないけれど

あの人の心はどんな形をしてるのだろう
あの人の肌と同じように、血色のない乾いた…清潔な触り心地をしているのか
初めて心から手に入れたいと願ったもの…

でも、それも今日でお終い
もうどうなったって構わない
あの人に憎まれることになろうが
あの人の記憶に何らかの傷跡を残せるのなら

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 今日は兄弟も盛り上がってウハウハだよ
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