炎神戦隊ゴーオンジャー 赤青
更新日: 2011-05-03 (火) 12:24:02
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )絶賛放映中08戦隊 赤青
規制中につき携帯から失礼
無駄に長いです
前振り書いてるのが楽しくなっちゃいました
なんか青壊れます
「俺だけ入ってない…」
と走輔が呟いた
害水目蛮機獣カマバンキ
人々を幻の温泉にとらえ、その温泉の気持ちよさで閉じ込める
その間に地球をガイアーク好みに汚染する、という作戦をしかけたきた。
最初に範人が、パワーアップ後には連、早輝、軍平がカマバンキの幻の温泉に入れられてしまうも、
範人が(無理矢理連れて来られた)修行場で出会った女性に一目惚れし、その恋の力で倒すことが出来た。
一件落着、また次の話へ…というところだったのだが
我らがゴーオンレッド、江角走輔が「あっ」と叫んだ後、冒頭に続く
「そんなの、別にいいじゃない」
早輝はなぁんだ、と軽く言った
「そうだ、蛮機獣の幻の温泉だったんだぞ」
軍平もやれやれと頭を振る
「むしろ、1人だけ入れられなかったって凄いっすよ?」
さすがラッキーっすね、と連は笑う、が
「でもさ、すんげー気持ちよかったんだろ?なんにもやる気なくなっちゃうくら
いに」
走輔の問いに
「うん、極楽極楽♪だったよ」
「ああ、気持ちよすぎだった」
「全然抵抗できなかったっす」
いっせいに頷いてしまう3人だった
ちなみに範人はいまだ一目惚れの相手、汚石冷奈を探している
「あーっ、ヤダ!なんかヤダ!俺だけ仲間はずれじゃんかよ!」
髪を掻き毟りながら走輔が叫ぶ
「あーもう、うるさい!」
「もう蛮機獣は倒したんだ、入りたくても入れないんだぞ」
早輝と軍平が走輔を押さえつける、と連が
「…じゃあ、みんなで温泉に入ってから帰るっす」
ぴっ、と人差し指を立てて言った
『え?』
今度は走輔、早輝、軍平の3人の声が重なった
「ズバリ、この山をもう少し奥に行くと温泉があるっす、滅多に人の来ない秘湯ってやつっす」
「ほんと!でも連、何で知ってるの?」
「この間、テレビのクイズ番組に出てたのを思い出したっす」
「さっすが連!ナイス記憶力!」
きゃっきゃとはしゃぐ初期ゴーオンジャーの3人に
「まぁでも、あいつが戻って来るまでは待たないとな…」
後から入った軍平が言った
「冷奈さーん!どこですかー!!」
山にはまだ恋する少年の叫び声が響いている
そんなこんなで、夕方近くになりやっと諦めた範人を回収し、ギンジロー号で山道を進む
目指す温泉は案外近く、山々に沈む夕日を見ながらの入湯になった
ただ秘湯というだけあって、簡素な脱衣所があるだけで、もちろん男女別でもない
まずは男性陣が入る、その後に早輝が
板を持って現れた
「…早輝ちゃん?なんだい、それは?」
走輔『お兄ちゃん』が問う
「んっとね、待ってる間辺りを見てたらあったの
で、こっちに『女』、反対側に『男』って書いてあるから、こういうことだと思うの」
そう言って板を温泉に突き立てた
波が立ち、湯気が立ち込める、範人が「うわあ」と悲鳴を上げた
「うんうん、きっと前に来た誰かが作っておいてくれたんだわ、ぴったり」
…こうして秘湯は混浴から男湯、女湯に分かれた
「じゃあ着替えてくるから、いいって言うまでこっち見ちゃだめよ」
るんるんと早輝が脱衣所に戻っていく
「…早輝1人で半分使うのはずるい気がするぞ」
軍平が呟く
「まぁそれは、しょうがないっすよ…」
あはは、と力なく笑う連の顔は既に赤かった
「でさ、あのカマバンキの温泉と比べてどうよ?」
早輝も無事入り、そろったところで走輔が言った
「馬鹿かお前、比べるべくもないだろう」
「この地球の、本物の温泉に適うわけ無いじゃないっすか」
「そ、そうか!?」
「そうよ、なによりこうして5人みんなで入ってるんだからね」
「そうだね、それが一番リラックスできるよね~…あぁ、でも」
溜息をついて範人が続ける
「冷奈さんも一緒だったらもっと楽しかっただろうなぁ~」
「結局それっすか…」
「いい加減諦めろ、見苦しいぞ」
「あーあぁ、可哀相にねぇ、範人くーん♪」
「ま、縁が無かったってこった、うん」
「な、なんだよぉ、まだ振られたわけじゃないよぉ!」
と、範人の失恋(?)をからかいつつ、正義のミカタは疲れを癒したのだった
「『じゃあ、終わったら合図するから』…って、早輝のやつ、時間掛かりすぎだろ」
そろそろ上がろうか、となって、自分が先に上がるから待ってて、と早輝が言ってから15分は経っていた
「女だからな、色々時間が掛かるんだろう」
軍平はもっともらしく頷いたが
「軍平おっとなー、…色々って何?」
「し、知るか!色々は、色々だ…」
範人の茶化しにしどろもどろになる
「おーい、早輝ー?」
たまらず、走輔が脱衣所に向かって叫ぶ、すぐに中から
「ごめーん、あとちょっとー」
と早輝が返す「お風呂上りのスキンケアは重要なのー」
「女の子は大変だぁ」
うへぇ、と範人が天を仰ぐ、空はもう真っ暗で、星が瞬いている
「…あれ?連?」
ふと、範人が気付く、どうにも静かだ、ちょっと前まで温泉豆知識を披露していたのに
「…ん、なに?範人?」
ふわふわした声で答える連、顔だけでなく、身体まで真っ赤だった
「おい、連、お前のぼせてるんじゃ…」
それに気付いた軍平が問い掛ける
「そんなことないっす…、よく風呂は肩までつかれと言われるけど、それは血圧が上がりやすくなるだけで…」
「そんなこと聞いてないぞ!いや、その話はさっき聞いたが…」
「うわぁ、連しっかりしてー!?」
明らかに様子のおかしい連に慌てまくる軍平&範人、走輔は
「とにかく上げるぞ」
冷静だった、少なくとも表面上は一番冷静だった
「早輝!悪いがスキンケアは後回しだ、連が湯あたりしてる!」
「えぇー!?だ、大丈夫!?私のせい!?」
「そんなことはいい、とにかくお前はギンジロー号に戻って、ベッドとか寝巻きとか用意しておいてくれ!」
「うん、わかった!」
「範人、軍平、連を運ぶぞ」
「うん!」「お、おう」
てきぱきと指示を飛ばす
「そうすけ…?」
意識朦朧といった感じの連の呟きに
「…風呂から上がるぞ、連」
走輔は優しく呼び掛ける
「あぁ、ありがと…」
「……おい、連!連!!」
走輔に向かって笑いかけて、連は意識を失った
「ごめんね、連、私のせいで…」
「早輝のせいじゃないよ、記憶だけに頼って、事前のリサーチをしなかった自分のせい、自業自得っす…」
「そんなこと…」
「みんなこそごめんね、面倒かけちゃって…」
「ううん、ぜんぜん大丈夫だよ、連」
「このくらい当然だ、…仲間だろ」
「うん、ありがと、…走輔も」
「一番悪いのはわがまま言った俺だ、責任持って俺が看病するからみんなはもう休んでくれ」
「でも…」「僕も手伝うよ、走輔」
「…いや範人、走輔1人に任せるんだ、…それでいいんだろ」
「サンキュ、軍平…」
行くぞ、と軍平が2人を促して部屋を出て行く、残ったのは連と、走輔
「あらためて、すまない連、俺のわがままのせいで無理させちまった」
「走輔…、…あぁ、いや、うん…えーと…」
そんなことはない、と否定しようとしてさっきの軍平の態度を思い出す
否定したところで、いや俺のせいだ、違うよ、いいや俺のせいだ、と言い合いになるだけだ
だから、軍平は悩む早輝と手伝おうとする範人を連れて出て行ってくれた
走輔の気の済むように、素直に看病されるのがいいんだろう
「じゃあ、今夜は一緒にいてくれる?」
連は微笑みながら走輔に言った、言われた走輔は
「…な、なんかその言い方はちょっと、アレだぞ、連…」
さっきまでシリアス顔だったのに、困った顔で頬を赤くしていた
その様子を見て連もまた顔が熱くなる
「へ?…あ、あぁ…うん、そうっすね…」
言われてみると、確かにちょっとアレな台詞だった
あはは、と笑って
「…まだ俺、おかしいみたい、走輔」
手を取って自分の頬に当てる
真面目な顔でかっこいい走輔もいいけど、困ったように照れてる走輔も
かわいい
「ほらこんなに、熱い」
ごくり、と走輔が唾を飲み込む音が聞こえる
「熱い、走輔…」
連は、素直に看病されるのはあっさりとやめにした
「はい、特製オムレツ完成っす」
朝、連はいつも通り朝食を作っていた
「わぉ、今日も美味しそー、じゃあ僕運ぶねー」
「ありがと、範人」
「あー、私もお手伝いー」
「じゃあ早輝は、こっちのサラダと調味料を運んで」
「はーい♪」
競うように手伝いをする範人と早輝に、連は頬を綻ばせる、すると
「もう大丈夫なのか?連」
いつもは黙々と朝刊を読んでいる軍平も顔をだす
「もうバッチリ、本調子っすよ」
「そうか、なら良かった…ところで、走輔は?」
「あー…、何か寝ずに看病してくれてたみたいで、今疲れて寝てるっす」
というのは嘘で
「だめだ!連!こっちを見るな!」
「へ?」
先に目を覚ました連が走輔を起こして、まず言われたのがこれだ
「は、恥ずかしくて俺…今日、お前の顔見らんない…」
「…えーと、普通それ俺の台詞だと思うっす」
枕を抱え、こちらに背を向ける走輔に連は言った
誘ったのも連で、いくら普通の状態ではなかったとはいえ、乱れまくったのも連である
「じゃあ今日これからどうするんすか…」
「ね、寝る!寝てる!」
「もしまたガイアークが出たら?」
「そしたら敵を倒すことに集中出来るからな!思い出さないでいいから、むしろ歓迎だ!」
「…走輔、思い出して恥ずかしくなるっすか?」
ぼふぼふぼふ、と抱えた枕に頭突き、もとい勢いよく頷く走輔に
「思い出して、興奮しちゃうんじゃなくて?」
我ながらよく自分で聞けちゃうなぁと思いながら問い掛ける
走輔の身体が一瞬固まった
「連…」
「まあ、後で思い出してもう一度~、とかよくあることっす」
自分もそんな経験がないわけじゃないので責められはしないのだが
「そういう時は上書きすればいいんすよ」
「上書き?」
蓮はそっと走輔の肩に手を置くと
「今夜また、新しく上書きすればいいっす」
耳元で囁いた
今度は完全に動きが止まった走輔に
「それまで寝たふりでもなんでもどうぞ、みんなに怒られない程度に、っすよ!」
言いながら連は部屋を出て行った
残された走輔は
「それ、逆効果だぜ、連!!」
ベッドの上をごろごろ転がっていた
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )むしろエロが蛇足でした
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