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vanilla

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

某カロイド でカイレン レン誘い受

何度目か数えるのも忘れた部屋に足を踏み入れた。内心どきどきしながら。
「レンが来るなんて久しぶりだね。なんか食べる?」
しゃがみこんで冷蔵庫の中を物色している、その背中に、そぉっと抱きつく。
腕にゆっくり力を込める。暖かい背中に頬をすりつけながら
「兄さん・・・」
べたべたの甘い声で耳元に息を吹き込むように囁く。
「兄さん・・・ねぇ、して?」
振り払われないのをいいことに、耳の後ろから首筋に唇を這わせる。
「レン、止めなさい」
振り払われはしないけれど、口だけの拒否でもない、そんな感じ。
今日は無理かな。
「ごめん、俺もうこんな…だからお願い」
いきり立つ熱い部分を背中に押しつける。
我ながら浅ましいとは思うけど、そこまでしてでも俺はこの人に抱かれたい。
こんなに好き。
「…たのむから」
しかたないなぁ、とため息混じりの呟き。
俺は、落ちた、とこっそりほくそ笑んだ。

ベッドに腰掛けた兄さんの足元に跪いて、それにむしゃぶりついて舐め回す。
兄さんの指が髪に絡む。
時折、力が入る。
それも嬉しい。
上を向く欲望の象徴。
誇らしさにも似た快感。
「あ…ふ…、ぅく、ふっ、は…ぁっ」
息を継ぐ間も惜しい。
このまま窒息してもいいくらい。
もっと俺をいっぱいにして欲しい。
ぴちゃぴちゃという湿った音に自分の荒い息と兄さんの息づかい。
幸福感に気が違いそうになる。

不意に、顎と腕を掴まれてベッドに引き上げられる。
自分の唾液で汚れた俺の口元を不器用そうに親指がぬぐう。
一瞬、愛されているのではないかと夢を見る。
「ん…っ」
俯せにされ、腰を高く上げさせられて。
…違う、させられてるんじゃないな。
自分から早く頂戴とねだるように尻を突き出している。
早くここに頂戴、と。
冷たいジェルを乗せた指の感触。
吐息が漏れる。
一本じゃ足りない。
押し広げられる感覚がもどかしく、それもよくて。
もう、何をされても快感に変換されていく。
「あ…っ…、あ…も、っと…もっと、たくさん…っ、奥まで挿れて…あ…っ」
「少し、大人しくしてないと声が枯れるよ」
「ダメ…っ、だって、いい…んだも……っあっ…んっ、は、やく…っ」
体が軋む。
壊れる。
頭の方はもうとっくにいかれていて、追いつかない体に苛つく。
「レン、力、抜いて」
「…んっ…あ…っ」
無理に押し込まれる感覚に呻いたのは一瞬だけ。
視界が白く弾けて滲む。
強く、深く打ち込まれる熱いカタマリ。
声をあげ、幾度めかの波をやりすごすして。
のまれてしまうにはあまりにも甘美。
もっともっと、揺られていたいから。
顔を見たくて体を捩れば、そのまま体勢を変えられる。
女の子とならこっちが正常位なんだけど、男じゃ入れる場所が違うからバックからより少し辛い。
「んっ…ふ、ぁ…っ、はぁ、あ…っ」
体の上で苦しそうにも見える、眉根を寄せてかたく目を閉じている生真面目な顔。
額に浮いた汗が全てを物語っている、そんな感じだけれど。

「にいさ・・・、あ…ぁん、あっ…も、も、っとぉ…っ」
体が溶ける。
焦燥で気持ちが焼ける。
「あ、っつ、あ…ぅ…っ、は、ぁっ、はぁ、あっ、あ…んっ、あ……っ」
ふっと視線が落とされる。
視線が絡む。
溺れる人みたいに首に腕を回してしがみつく。
右腕で俺の脚を抱えあげて、左腕で腰を抱く。
深く繋がって、ぐいぐいと何度も押し込まれて。
「あ、あ…っ、や、ぁっ、あっ、あんっ、あっ、あ…ふっ、い…、い…いっ、あ、もぉっ」
早く、絶頂まで連れて行って欲しくて、夢中で腰を押し付けて擦り付けるようにして。
これ以上じらされたら本当に気が狂う。
「に、さ…っ、あっ、っ、や、もうっ、はやく、ね…っ、もぉっ」
「…いって……、ほら、レン。良いんだろう…?」
「…ひ…っ、あ…っ。あっ、あ、あ、あ…っ、あ、あぁ…っ、んっ」
熱いものを放つ。
恥ずかしいくらいにびくびくと体がはぜる。
それにあわせるように兄さんが微かにうめく。
こんなに熱くなって汗かいて、声をあげて気持ち良くなって。
こんなにきつく抱きしめても何でこの人俺のものじゃないんだろう。

「レン」
「んー?」
「なにか着ないと冷えるよ」
「ねぇ」
ベッドの上から床に座る俺にかけてくれる優しい声。
きっと、俺がこうして押しかけてこなかったら。
俺が迫ってねだることをしなければ。
この関係は終わって、何もなかったのと同じようにまたこの人は俺の隣で歌うんだろう。
もう終わりにしよう、なんて言葉も必要無いくらい、何も始まっていないんだから。

「兄さんは、なんで俺と寝てるの?」
「どうなんだろう」
「ふーん」
そんな返事になっていないような答えでも真実だからしょうがない。
飾りも騙りもできない兄さんらしいや。
「レンは」
「え?」
「じゃあ、レンはどうして、その…」
「んー…」
愛してるから、なんて言えない。
ただ困った顔をされるだけなら余計に胸が痛む。
「わかんないや」
「…わからないのに」
「ごめんごめん、でもさ、ほんっとに俺もよくわかんないのよ。でもほら、やっぱ気持ちいいし。女の子とはこういうのできないしさー」
軽い口調。
そんなに重いものをあんたに預けようとしてるんじゃないんだよ、つまらない、ホントにたいしたことじゃないんだよ、なんて感じに。
だけど。
「…俺はさー、うん、好きでこういうの?してるけどさ、やっぱ、その」
言うな。
自分の中で声がする。
傷つきたくないから軽く、なんでもないことみたいに話してたのに。
言うな、黙れ。
でも、だけど、止められない、溢れる不安。
「…やっぱ、さ…その、迷惑かな…?」
膝を抱えている俺の悲痛な思いにも気づかないで兄さんは前髪をかきあげて。
「迷惑だとか思ってはいないよ」
照れもせず、特になんてことのない天気の会話をするように、普通の口調でそう告げた。
「…兄さん」
愛してるよ、ホントにあんたのこと、愛してる。
愛しくてたまらなくて抱きしめたい衝動にかられた、けど、それは我慢して俺は自分の膝を強く抱いた。
それだけの言葉がこんなに嬉しいなんてどうかしてる。
それだけの言葉でこんなに嬉しいなんてきっとこの人には一生わからないだろう。

「腹、減ってない?」
「そうだね」
「さっきは食べる前にヤっちゃったから今度はちゃんと食べようか、持ってくるよ何味がいい?」
「バニラ・・・って動けるの!?」
真っ赤になった顔を見られないようにダッシュで冷蔵庫まで向かう。
途中スキップしかけるくらいに。
今はもうすこしこのままでいいや。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

あれぇ?・・・カイ×レン&レン×おんにゃのこ の二股レン設定
(レン→おんにゃのこが本命だと思い込んでる兄さんだけどそれはレン→兄さんのカモフラージュ的な)
の筈が完全デレデレンに・・

途中で息切れして終わらせ方がグダグダなのであとは各自脳内補完願います。


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