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博と先生③

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

絶頂に達した後の二人は、しばらく身体を重ねていた。先生が身体を
ゆっくりと持ち上げると、全身にじっとりと汗を滲ませながら、
ぐったりと身を横たえる博が目に入る。薄く白い胸が、息をする度に上下
していた。このまま見ていたい気分だったがそうも行かないので、
ゆっくりと身を離そうとする。すると博は先生の腕をつかんで首を振った。
「いやぁ…抜かな…いでぇ…」
「いや、抜くなっつっても、このままって訳にはいかねーだろ…?」
先生は彼を気にせず、ズルリと萎えた雄を引き抜いた。
「あ…いやっ…!」
その引き抜く感触にすら感じて、博は悶えた。残念そうに、先生を見つめる。
「……なんか、ずっと入れときたい気分になるね…」
「そうか……?」
先生は、優しい目をしながら、博の髪や顔に付いた精液を拭き取ってやった。
「辛くなかったか?」
「大丈夫…最初は痛かったけど…でも、予想してたよりずっと気持ち良かった」
そう言って楽しそうに笑う博の髪を掻き上げてやる。
すると、ピンポーンとチャイムが鳴った。誰だろう…と首をかしげながら
先生はベッド降り、腰にタオルを巻いた。ドアに向うついでに冷蔵庫を開け、
博の分のビールをポンと投げると、自分もビールを空けて覗き窓を見る。
「…………げ」
先生は顔をひくつかせながら恐る恐るドアを開ける。そこには、
どこか機嫌の悪そうな佳が立っていた。
「こんばんは」
「佳……何しに来た…?」
「…来ちゃダメなの?」
「いや、ダメって事はないが…」
「じゃあ、お邪魔します」
そう言って、半ば強引に部屋に入ってきた。佳は部屋の中を見て、眉をひそめた。

「遅かったか…」
そう言って佳はため息を吐き、サングラスを外した。博は佳の来訪に驚いて、
とっさに布団で一糸纏わぬ身体を隠した。
「佳さん…どうしてここに…?」
「………今朝、飛行機の中での二人が何となくおかしかったから。
トイレから戻ってきた辺りも、飛行機から降りた後の博の先生への目線も…。
何となく気になって」
「……お前、昔から妙に勘が良い時があるよな…」
「どうも。…やっぱり思った通りだった…」
3人の間に気まずい空気が流れる。それを壊したのは博だった。
「…………で、どうしたいんですか?」
「…止めるつもりだったの。…何となく、何か、嫌だったから」
「……で、今はどうするつもりなんだ?」
先生は、どこか厳しさを感じる目で佳を見つめる。佳はそれを意に介さず、
博の方へ詰め寄り、一気に布団をはぎ取った。博は驚いて息を呑む。
「……………」
佳はただ黙って博を見つめた。――怯えた表情の美しさ、余りに細く華奢な体躯、
汗ばむ白い肌、その肌に残る無数の赤い点…。
「随分、沢山愛されたんだね…」
佳は、身体にキスマークを残されるのを嫌がったので、当然先生にも
付けられた事は無かった。しかし、こうしてハッキリ先生の熱情の跡を見て、
佳は、胸の内に黒い炎が上がるのを感じた。
―――しかし、それを上回る別の感情が生まれるのも感じていた。
「……おい、佳!」
佳は、先生に手を掴まれて、ずっと名前を呼ばれていた事に気が付いた。
「気が変わった」
「…え?」
「最初は、どうしてやろうかと思ったけど…気が変わった」

「…佳…さん?」
「博、綺麗だねぇ」
「おい、佳…」
佳は問いかけには答えず、スルスルと服を脱ぎだした。口元に微笑がこぼれる。
「俺も混ぜて…?」
「はぁ…っ?」
先生は思わず素っ頓狂な声を上げた。何を言いだすんだこの男は、と。
「混ぜてよ…」
佳は赤い舌をチロリと出す。あっという間に下着一枚になってしまった。
「博は、俺とするの、嫌…?」
そう言いながら佳は、博の腰の辺りにまたがり、真っすぐに彼を見下ろす。
「嫌………?」
そう熱っぽく言う佳の見事な身体に、博は思わず息を呑んだ。
「………嫌や無いです…」
博は、その身体に触れてみたいと素直に思い、手を伸ばす。
佳は淫美な微笑みを浮かべると、博の身体に重なった。
「触りたい…?博。触りたかった…?」
「うん…。すごい、スベスベしてる…」
「フフッ…博の肌も綺麗だよ…」
そう言って、博の首筋に顔を埋める。思わず博は甘い声を上げてよがった。
「…………………もしもーし」
「…?」
二人が顔を同じ方向に向けると、そこには壁に凭れ掛かって腕組みをする
先生が居た。
「俺は置いてきぼりかい?」
「あ、忘れてた。……先生も混ざる?」
「何でお前が俺に聞くんだよ!……ったく、しょーがねーなぁ…」
先生は、ため息を吐くと、ビールをぐいっと呑んで呟いた。
「楽しみましょうか…」

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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