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八・四壱・八

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

※ナマ注意です!※
極寒の地にも春が来た王求団です。八・四壱・八な感じで。
日曜深夜ローカル番組での四壱発言がネタ元だったります。ネガ気味。スマソ

 事の後、折り重なったまま息を整える。休日前日だけの、つかの間の情事。

 彼の体温を心地よく感じながらも、いつもと違う様子に戸惑う。

 通常ならば、息が整った時点でさっさとシャワーを浴びに行ってしまうのに、今日はなかなかそうはせず、いつまでも俺の上に居る。いぶかしげに様子を伺うと顔も見ずに「なに」と言う。

 「どうしたの、何かあった?」
 「別に」

 Eリカ様か、と笑おうかと思ったが、あまり茶化すような雰囲気でもない。

 「本当に、どうしたのMック。」

 彼の柔らかい髪に指を絡め、くしゃくしゃとかき回してやると、嫌がって手を払おうとする。気にせずさらにくしゃくしゃにしてやると、観念したようにぼそっとつぶやいた。

 「こないだのテレビ……日曜の。」

 そう言われてもピンとこず黙っていると、拗ねたようにさらに続けた。

 「最後とか。あまり簡単に言って欲しくないんだけど。」

 ああ、と思い出す。

 「それ、他のヤツにも言われたよ。でも、言い直したでしょ?『残りのシーズン』って」
 「Mツ山さんの番組でも、なんか言ってたじゃん」

 なんでそうやって言葉尻を捉えるの、と笑ってやるけれど納得した様子を見せない。そんな彼が可愛くて、ちょっと意地悪な事を言ってみる。

 「まあ、俺ももういい年だしね。いつ最後の年になってもおかしくないでしょ?」

 一瞬、彼の身体が硬くなるのを感じる。

 「Yキオさんだって、40までやったんだから。Aツさんだってできますよ。」

 彼は、ぱっと見は冷静で群れなさないようだが、実はかなり人恋しいタイプではないかと思う。だからこそ、こんな関係が成り立っているのだろう。
 しかし、正直な事を言えば声をかけてもらえるのならメジャーだって挑戦はしてみたい。それに、言葉に出したとおりいつ何が起こるかだって分からない。それは自分だけではなく、スポーツ選手であれば誰にでも起こることだ。

 だけど、それ以上の事は言わなかった。そして、普段に無くしおらしい所を見せている彼が安心するように、こう言ったのだ。

 「大丈夫、俺はチームの事しか考えてないから。」

 その言葉を聞いて納得したのかしないのかは分からなかったが、彼はわずかに頷いた。そして、初めて俺の方に顔を向けた彼は、ゆっくり俺に口づけた。

 「……。いいですか?」

 俺は、ちょっと飽きれたようにわざとらしくため息をつくと、答えの代わりに彼の身体に手を回した。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

なんか女々しくなってスンマせん…orz


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