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女の子踊らせるゲーム男体化

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

・次世代機で大人気な女の子踊らせたりするあのゲームの男体化バージョンです。
・男体化の際に名前をどうにも出来なかったので、それを省くよう書き方をしています。
・性格は元に合わせてますが、口調変換とかがうまくいってない箇所がありますがキニシナイ。
・主役♂×穴掘り♂のつもりです。

棚投下は初めてなんで、至らないところがあったらごめんなさい。

「あと……一時間かぁ……。」

半分海に浸かった陽が、白い壁に小さく細い影を作っている。
市民ホールの裏口に彼は居た。

「はぁ…うぅ……。」
少年は肩をすくめながら石段に座る。
「何で解散しなくちゃいけないんだろう……。やっぱり僕が弱いから向いてないとか……。」
「歌もダンスもダメダメで足引っ張ってばかりだから……。うぅ、埋まりたいよぅ……」
小さく震えながら芯のない声でブツブツと言っている。

「……もう少し一緒にいたかったのになぁ……。」

「何処に行ったかと思ったら、こんなところにい……たァッ!?」
聞き慣れた声と、ガンという鈍い音に振り向いた。

「いてて…こんな時に転ぶなんて縁起悪いなぁ……!」
そこには華やかな衣装を身にまとった僕のパートナー。

「えと……!あ……!」
思わず慌ててしまう。
「落ち着いて!えーと、プロデューサーが探してたよ?」
「プロデューサーが僕を?」
彼は服についた砂埃を払いながら、
「今後のことだよ。オレもさっきプロデューサーと話してたんだ。これからどうするか。」
「……今後のこと?」

さっきまで考えていたことが頭をよぎる。目の前の彼はいつもと変わらない笑顔だった。
それを見た瞬間、今までの53週間が猛スピードで脳内を駆け巡った。
手が震える。
足が震える。
頬が湿って来る。
視界がぼやける。
―ああ、またいつもの悪い癖が。

「ごめん……たくさんレッスンしたのに…がんばったのに……僕が、僕が…ダメダメだから足を引っ張って…だから……解さ

「そんなことない!」
力強い響きでぼやけた映像が晴れる。

「誰のせいで解散したとかじゃない。『頑張ったけどダメだった』それだけだよ。」
―一緒にいられなくなるっていうのに、何でこんなに笑顔なんだろう。
「でも……僕は、ずっと二人で……一緒に……」
目元が陽を反射して光る。

「また二人でユニットを組めばいいんだよ!」
「へ?」

「『頑張ってもダメ』だったら、もっと頑張れば、もっと長く一緒に居られるってこと。」

はじめて会った時は普通の人だと思ってた。でも違った。
彼は時々、何もないところで突然転ぶように、突然、こんな考えもしなかったことを言い出す。
それに何回救われたんだろう……片手じゃ数えきれない。

「少しだけ…離ればなれになるかもしれないけど……」

またぼやけようとしていた視界に、彼の顔が映る。
彼の奇麗な指先が僕の涙を拭った。
彼の顔が映像から見切れた途端、体が熱くなった。

抱きしめられてるんだと知った。

「離れてる間、頑張った分だけ、また一緒に居られるさ!」

—……恥ずかしくて埋まりたい。

「それにプロデューサー言ってたよ、」
「……プロデューサーが……なんて?」
「『俺達が成長したらこのユニットでもう一回リベンジしよう!』って。それくらいプロデューサーも悔しかったんだよ。」
「はは……。」

急に体が冷たくなる。気がつくと太陽も沈みかけていた。

「さ!そろそろ行こうか!」
「……ラストコンサートの開演時間、だね。」
「名前は『ラストコンサート』だけど、新しい『ハジマリ』だから……えーと、『スタートコンサート』?でいいのかな……。
うーん、でも語呂が悪いなぁ…もっと他にカッコいい言い方が……」
こめかみに人差し指を当てて考える、彼のいつもの仕草。

「そうだね。『スタートコンサート』!成功させようね!」
「うん!あー、ドキドキしてきた!あ、踊りちょっと自信ないから見てくれない?ここの振りがさ……ってうわぁああッ!」
「わっ!?」

どんがらがっしゃーん!と、僕を巻き込んで転ぶ彼。
背を冷たい地面に、上には彼が。

「……が、がんばろうな!」
「……うん!」

次こそは 上手にやれる そんな気がした。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ! 

何かむちゃくちゃで申し訳ありませんorzorzorz


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