若獅子×小型犬
更新日: 2011-05-03 (火) 13:53:36
>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース
※生物注意
某絶叫歌集団の破天荒×若獅子。
/(^o^)\ツウテンカックー 逢坂1日目宿泊先にて
「おい!ダ/ニ/~。もう寝たか?」
小兄がドアを控えめに叩く。
さすがに夜中の2時半に起きているわけがないと思い直したのか
そこを立ち去ろうとする足音が聞こえた。
慌てて、ドアを開けてみると薄暗い廊下をトボトボ歩いて自分の部屋へ帰ろうとしていた小兄が嬉しそうに振り返った。
手にはビールとつまみの入ったコンビニの袋をぶらさげている。
「まだ、起きてますよ。」という声を聞いた
小兄はフラフラとした小走りで廊下を戻ってくる。
ステージの興奮とこの1週間で起きたいろんなことを考えると自分も
まだ寝つけてはいなかった。
今回のライブツアーで泊まりは2日間公演のこの大阪だけ。
「もう何時だと思ってんすか?」
廊下では声が響くので小兄を部屋に入れた。
「だってさぁ、一人で部屋にいるとなんか怖くね?」
「小兄また一人じゃ眠れないんでしょう。もう子供じゃないんだから…」
「うさぎと円堂は寂しいとしんじゃうんだよ!!!(笑)」
「。O.゚。ヵゎ(´・Å・。`人)ぃぃ。O.゚。 って!いい加減にしてください!
明日もステージあるんですからね。うわっ。酒臭っ!」
「よーし!まだ飲むぞ!いぇ~い♪
何でおまえそんな俺のこと嫌うねん?だいたいなお前なんで俺の目を見ない。
おまえオレの目を見て話せ。話をするときは人の目を見て話すもんだ。
うちのおばあちゃんはそう言ってたぞ。
おまえ失礼だぞ!謝れぇ~。俺に謝れぇ~。」
なんだか今日はやけにクダをまき絡んでくる。
「え゛ーーーーー!わざわざ部屋に侵入してきてそれすか?いいじゃないですか。
だいたい小兄にそんなにガン見されたら、誰だって目を逸らしたくなるでしょう。」
彼がここまで酔いつぶれるのは珍しい。東京に居るときなら皆無。いつも誰かを介抱する側にまわるとはあっても、彼が酔いつぶれて介抱されているところはあまり見たことが無かった。きっと部屋で相当酒をあおり、それでも眠れず最後に辿り着いたのがこの部屋だったのだろう。
ちょっといじわるに訊いてみた。
「小兄、また寂しさを紛らわせるために、こんなになるまでお酒をガーッて飲んで寝ようとしたんでしょ。なのに眠れないで涙目w!これ図星じゃないすか?ちゃんとまっすぐ歩けてなかったですよ。で、兄さんはどうしたんですか。」
「兄さん一緒に飲んでたけどな。もう何時間も前に寝ちゃったんだよっ(怒)」…
「それで自分の部屋で一人で飲んでいたら、いたらコワクなったんですか?
。o.゚。ヵゎ(´・Å・。`人)ぃぃ。O.゚。(二度目)」
「あのな、犬がな…。」
「犬がどうしたんですか?」
「いないからさぁ…。」
「ちょw。それって、犬を求めてココに来たんですか?
いませんよ。しっかりしてください。
明日もライブあるんですよ。もう寝ましょ。
一人で眠れないなら小兄もこの部屋に居てもらってかまいませんから。」
「そか。じゃそうする。なんか悪いな。」と急にしおらしくなる小兄。
「はいはい。フラフラしているようですから。早く寝てくださいね。」
自分べッドの手前側の少しのスペースあれば充分ですから。
小兄は壁側でイイですね?」
と俺が言い終わらないうちに安心したようにベッドに倒れこみコチラに背中向ける小兄。
背中で小兄の体温を感じる。
彼は、もう寝たのか・・・まだ一人でいろいろ悩みを抱えて寝付けずに居るのだろうか?
そんなことを考えているとますます目が冴えてきた。
しばらくして小兄が寝返りをうちべッドのきしむ音が聞こえた。
背中に包み込むような肌の温もりを感る。彼が静かに俺の髪を撫で始める。
そのうち撫でているのではなく髪をワシャワシャと?み、
俺の頭に頬づりをしている小兄が「ぽっ・・・・ち」と呟いた。
コレなんてムツゴロウ?
俺、どうやら飼い犬の代わりにされているらしい。
まぁ、それでこの人の心がほどけて楽になるのなら、それでもいいかと思う。
犬のように腕に顔をすりつてみた。
髪をワシャワシャしたしていた小兄の腕が体全体を包み後ろから抱きしめてくる。
逞しい二の腕でギュッと押さえつけられると身動きが取れない。
「小兄。俺、犬と違いますよ。」と抵抗しようとすると
耳元で「わかってる。お前は、お前だ。」と囁かれ、うなじに酒臭いキスがほどこされていく。
彼の孤独さ(さみしさ)の標的は今夜は俺であるらしい。
その振りかざされた孤独さが、powerになって後ろから突き上げてくる。
その熱さに思わず吐息が漏れる。
吐息まじりに耳元でやさしく俺の名前を呼んでくる小兄。
そのたびに腰がぞくりと疼く。
終わるとまた後ろから抱きしめてきて、俺の髪をワシャワシャと撫でながら安心したように小兄は眠りについた。
翌朝。
小兄は二日酔いで機嫌が悪そうなので、ベッドに寝かせたままにしておいた。
なんとなく声を掛けれずに、ひとりで身支度をしていると
まだ眠そうな顔をした小兄が起きてきて
「おはよ。ミネラルウォーターきれたからコンビニまで行くけど付き合うか?
ダ/ニ/~。朝の散歩だ!」と言う。
俺は「行きます!」と即答。
ん!?しっぽを振って着いて歩く犬にされてんじゃね?俺。
彼の愛を一身に受けて、孤独さを癒してあげられるポッチと茶豆が、今は少し羨ましくも思える。
って、何で俺、犬に嫉妬してんだよ!
何故か無性に腹が立って振り返ると
鼻歌を歌いながら後ろからご機嫌な小兄が歩いてくる。
「小兄、今日もステージで/(^o^)\ツウテンカックー やっていい?
いろんな気持ちを込めて」
「バ~カ♪ バ~カ♪♪ バ~カ♪♪♪」
この笑顔を近くで感じるだけで、
今日のライブも頑張れるような気がしてきた。
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. // 止 || ∧(゚Д゚,,) < 初投稿です。しょっぱなageてスミマセン
//, 停 ||__ (´∀`⊂| < ネタに走ってスミマセン
i | |,! ||/ | (⊃ ⊂ |ノ~
| | / , | (・∀・; )、 < 勉強して、出直してまいります
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