新P/e/t/s/h/o/p/O/f/H/o/r/r/o/r/s/ 劉武飛×D伯爵→レオン 3
更新日: 2011-05-03 (火) 13:49:08
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|│l> play. │|
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( ,,゚) ピッ ∧_∧ ∧_∧
/ つ◇ ( ・∀・)ミ (` )
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└──────│あのキャラとご対面
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「う…」
絶頂が近い。
劉の胸にしなだれかかる。
そして一気に貫かれた所で、D伯爵は高い声を上げて果てた。
そして体内に注がれる精液。
久しぶりに他人と肌を合わせた。
アメリカを出てから、ずっと誰とも肌を合わせずにいた。
ゆっくり腰を上げる。
ずるりと中のものが引き抜かれた。
軽いめまいがして、劉の隣に横になる。
やはり体調が整ってないのか。
と思った矢先、どんどんと扉を叩く音が遠くでする。
かすかに聞こえた程度だが、閉店なのに。何か急用のお客が来たのかもしれない。
あわてて起き上がると、劉も同時に起き上がった。そして投げ出されたズボンを手に取ると、D伯爵に放り投げる。
「風邪引くぞ。ちゃんと穿け」
「はい…ありがとうございます」
先ほどの情事の面影を残すこともなく、劉は髪型を治し、D伯爵について行く。
D伯爵はドアを開けてあの長い廊下を歩いた。
扉を叩く音が近くなる。
そしてペットショップ店内に続く扉を開けたとき、その音は静まる代わりに陳がなにやらもめていた。
陳は、ドアを開けてその客を迎え入れてしまったようだった。
「だから、ディーはどこなんだよっ!」
この声。
「それが私にも…あ、太子、伯爵!」
「…」
D伯爵は歩みを止めて、陳に怒鳴りつけている青年を見つめた。
呆然と、見入っている。
「!やっと見つけたぞ、ディー!」
D伯爵につかみかかってがくがく揺らすその青年の前に立ち、劉はその手を払いのけた。
対立する二人。
「何の用か知らんが、暴力はやめろ」
「ああ?なんだお前。ディー、こいつ何なんだ?」
その青年は金髪だった。そしてよく鍛えられた肉体に、ブルーアイ。その顔に見覚えがないわけがなかった。
「け、刑事さん…」
レオンだ。
確かベルリンでもD伯爵を追いかけていたのは知っていたが、日本まで来るとは思わなかった。
「『刑事さん』?」
劉の片眉が上がる。
今度は劉がレオンの服をつかみかかると、大声でまくし立てた。
「お前がその刑事か!お前のせいで俺はなあ…!」
がくがくと揺らしながら、自分がこの男のせいで代わりをさせられたのだということを伝えようとする。
と、D伯爵が動いた。
「太子、太子」
ちょい、と劉の袖を引っ張ると、こっそりと耳打ちした。
「先ほどのことは…秘密で。あなたも体裁が悪いでしょう?」
「うっ…」
素直に手を離すと、いつものソファに体を沈める。
タバコに手を伸ばすと、陳がすぐにライターで火をつけた。
レオンも腹が減ったのか、ソファに座ると置いてある菓子に手を付けた。
「あなたたち、ここは休憩所ではないんですからね?」
「あ、そうだ、ディー」
「何でしょう」
冷めてしまったお茶を入れなおし、レオンの分にもお茶を入れる。
丸かった花が、徐々に器の中で開いて、美しい花になった。
それらを三人に振舞うと、D伯爵はレオンのそばに立った。
そして手渡されたものは…
「これは…」
一枚の紙切れだった。
その紙は随分ボロボロになってはいたが、懐かしい、そう、アメリカをたつとき、トランクに入れてもって行こうとした物だが、持ち出せなかったものだった。
クリスが描いた、D伯爵とみんなの絵。
クリスも大きくなっただろうか。
「ありがとう、ございます」
にっこりと笑う。いつもの営業スマイルだ。だがその中に、本心が現れている。それが、レオンには分かってむず痒い。
その絵を大切に持つと、奥の部屋へと向かった。
「そうそうディー、俺しばらくこのペットショップに居座るわ」
「何ですって?」
ぴたりと伯爵が笑顔のまま止まる。
すると怒りをあらわにし、叫んだ。
「ホテルに泊まればいいでしょう!!ここは宿泊施設じゃないんですよ!」
「だあら路銀がちょうど尽きて、金がねぇんだってば。な、頼むよ。何か手伝いでもすっからさ」
「……仕方、ないですね。アルバイトでもしてすぐお金作って出てってくださいよ!」
その会話を聞きながら、劉は自分には入る隙がないのだと確信した。
だがこれだけは言わねば。
「伯爵は風邪引いてるんだ、あまり無理はさせるなよ」
「太子…ありがとうございます」
「ケ」
レオンはどうやら劉のことが気にいらない様子だった。
劉もまた然りだ。
レオンがここにいる。
本当は、いつでもここにい欲しい。
などということは決していえないD伯爵だった。
終
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|│ロ stop. │|
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[::::::::::::::::MONY:::::::::::::::::]
ピッ ∧_∧懐かしい人を登場させてみました。
◇,,(∀・ )伯爵は劉とレオンどっちが好みなんだろう。
. (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒)お粗末さまでした
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