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桜の木の下でまた逢いましょう

※ナマ注意
初SS投稿につきお見苦しき点はご容赦下さい。
名前を書いてないのでオリジナルとして見て下さっても可です。
方言も適当です。

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  └──────│たまにはみんなと一緒に見るよ
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春。満開の桜の下。少し散っている桜が地面に桜色の絨毯のようになっている。
「なぁ、桜の下には死体が眠ってて、桜はその人間の養分を吸って生きているんやて」
「血の色を吸ってあんな赤くなるんかな。オレが死んだら桜の木の下に埋めてくれへん?
ただ灰になるよりその方がええやろ」
「死ぬなとは言えへんしな。僕が止めても結局また危険な仕事をやるし。ずっと前からオマエの方が先に死ぬと思ってるよ」
「そん時は死体と一緒にジャンプ埋めてやるわ」
「ジャンプと心中か。オレはオマエが先に死んだらそれこそ後を追うよ。一人身だし、未練も無いし」
「僕は家族を置いて死ぬわけにいかないから」
「分かってるて。ああでも、オマエが先に逝くとオレを桜の下に埋めてくれるヤツがいなくなるな。やっぱりオマエが先にいなくなったら入水自殺でもするかな。海好きやし。水温に抱かれてるとオマエに抱かれてる気するんや、なんておかしいか?」
「それは笑ってええの?」
「笑ってええよ」
「おかしいな」
「ほんまや」
風が吹いて桜が舞う。それはまるで雪のように舞い踊る。
「来年もこの場所に来よう。そんで、来年も同じ事を話すんや。それがお互い無事な証になる。約束や」
「おう、約束やな」

僕達は子供の頃のように指きりげんまんをした。
死体を覆い隠すように敷き詰められた桜を想像した。
その想像はおかしく、僕は始終笑みを浮かべていた。

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