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ア/ス/ガ/ル/ド 95鬼畜短髪鞭賊×91長髪ダガー賊

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  └──────│私が描くと長編になるようです。我慢してください…
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戦いに明け暮れ、普通の生活を拒む冒険者。
 彼らは、ここマイソシアにて多くいる。
彼らの主な仕事は、マイソシアにあふれる化け物(モンスター)を倒し、それによって報酬を得、己を磨くこと。
 危険なモンスターと、平和を望む一般市民、そして限界を目指す彼らがいるからこそ成り立つ世界なのである。
当然志半ばで息絶える冒険者も少なく無い。
 そんな彼らも、同じ目的を持つもの同志が集まる「ギルド」がある。
そのギルドで仲間との親睦を深め、ともに戦い、情報を交換して育っていく。
 そしてギルド同士で争うこともあるのも、事実。
 ここマイソシアにある、雪国レビアにアジトを構える、戦闘ギルド『スコルピオ』と、森に囲まれた静かな町ミルレスにアジトを構える戦闘ギルド『リンドブルム』は、敵対していた。

『仲間』

「先日ディグバンカー最下部で、レイがスコルピオに襲われた。幸い、ロアが側にいたから彼女はたいした怪我にはならなかったが…、奴等は自分より実力の無い人間だろうがなんだろうが、容赦しない」

 ミルレスのあるアジトに、彼らは集まっていた。
中心に立って注意を呼びかけるのは、ギルドマスターのジーク。
 彼は戦士であり、かなりの実力の持ち主である。
赤い色の髪で、そしてその髪は、肩の所ではねている。
彼は戦士の最高位服である赤黒いアーマーをまとい、手には巨大なソードを持っていた。
その右隣には、紫色のロングコートの最高位盗賊服を着た、歳は20代前半の青年。
 漆黒のような黒く長い髪、そしてダガーの使い手。
最近ようやく、最高位服を着られるようになった少々幼さを残した顔立ちの青年。
 名は、アイル。

「…鞭、最高位光服、盗賊の男、シルバーウルフキャップ…か…」
 ジークが目を細めて考え込む。
「師匠、知ってるの?」
アイルが、ジークの態度が気になり、口を挟む。
「あ、ああ…。もしかしたらそいつ…、ディースって奴じゃないか、な」
「げっ」
 ロアが思わず声を上げた。
「そいつ、ヤバイ奴だろ。詳しい話は知んないけど、とっ捕まえた敵対の人間を縛り付けてとんでもねぇ拷問しまくるって…」
あくまで噂だけど、と、最後にロアは付け加えた。
 何せ捕まった人間のほとんどが無事に戻ってきてはいないのだ。
捉えられた人間が一体どこに連れていかれ、なにをされ、そしてその後どこに行ったのかは、詳細には知らない。
 ただ言える事は、異常なまでに相手を痛めつけるのが好きな人間[サディスト]ということだけ。
悪名名高いスコルピオのギルドの中でも、要注意人物である。
通称、死神。
「まあ…決まったわけではない。が、スコルピオの奴等は私たちのギルドを狙っている。皆も気をつけろよ。襲われそうになったらとっと逃げろ。能力に自信の無いものは、上級者と一緒にいるか、ここを抜けてもかまわん。それじゃ、解散」
解散の言葉と同時に、集まっていた二十人ばかりのギルド員は、アジトを出て行った。
そして後に残るのは、ジーク、ロア、アイルの三人である。
 がらんとした部屋の中、ジークは椅子に深く腰掛け、頬杖を付いてため息をついた。
「師匠、お疲れ様です」
アイルが師匠に笑みを浮かべてしゃべり掛けた。
ジークはそのポーズはかえずに、ちらりと愛弟子を見ると、初めて笑顔を見せた
「全く、スコルピオを敵に回すと厄介なことばかりだな。ロアがついてなかったら、レイだって、今頃どうなっていたか…」
「そういえば、レイは、どのような様子で?」
「レイは…、まだ若いからな。対人の恐ろしさを始めて知ったんだ、朝方尋ねたときは、宿でうずくまってたよ」
「そうですか」
 アイルはあいづちを打った

レイは人懐っこい子だ。なんにでも素直に感動を表す。
 アイルにもよく懐いていた。
彼女は、好奇心は旺盛だが、少し気が弱いところもある。
冒険者同士が一体となってモンスターをなぎ倒す、表の顔だけしか見てこなかった彼女にとっては大変なショックだったのかもしれない。
純粋すぎて、ギルド同士の争いには向かないだろう。
 冒険者同士の争いに巻き込むことを頭に入れず、彼女をこの戦闘ギルドに入れたことを、ジークとアイルは少し後悔していた。
「アイル」
「はい?」
ジークの呼びかけに、アイルはまじめな顔で答えた。
「お前も気をつけろ。特に、ディースにな」
 ディース以外にもスコルピオには、対人を好む人間はいるが、その場合は殆どが自分の技量を試したいから。
 その場合は闘技場に赴いて、決して殺す事は無いのだが…。
ディースは、ところかまわず襲撃してくる。
手加減はしないのだ。
「…はい、わかりました、師匠」
アイルはにっこりと微笑んだ。

 二日後、アイルとジークは、仲間の聖職者とともにレイの元をたずねた。
レイはサラセンの宿に泊まっていた。
あれから、外には出歩いていないとの事だった。
 リンドブルムに入っている限り、また狙われる可能性もある。
  にぎわうサラセンの、それも宿屋の中ならば、まずここまで追ってはこないはず。
宿で騒ぎを起こせば…それなりに処罰されるからであるし、スコルピオもそこまでして、レイを襲撃しようとは考えていないだろう。
 レイは、シャツにズボンという軽装で、ぼんやりと窓の下を眺めていた。
宿の下を、何人もの冒険者や一般人が通り過ぎていく。
「レイ、」
と、アイルが声をかけた。
レイはのっそりと振り返った後、わざと笑顔を作って気丈に振舞った。
その様子は、少々痛々しい。
「御免なさい、迷惑かけちゃったあ…」
 レイは、くしゃくしゃになってしまった茶色の髪の毛を手ぐしで梳かしながら、にっこりと微笑んだ。

聖職者によって体の傷はすっかりと消えてはいたが、心の傷までは消せることは無い。
「あたしなら大丈夫だよ、ほら、あの怪我だってすっかり治ってるもん」
「レイちゃん、ほかに怪我してるところはなーい?」
 仲間の女聖職者は、レイの側に行き、少し心配そうに顔を覗き込んだ。
レイを妹のように可愛がっていたのだ、レイも姉のように慕っていた彼女を見て、安心しきっているようだった。
「レイ」
ジークが、レイに呼びかけた。
いつになく鋭い目つきで見つめてくるジークに、彼女は、不安げな表情をしながら、見つめ返した。
「お前はまだ未熟だ。知能の無いモンスター相手ならば、勝てるだろう。だが、人間相手では、どうなるかわからない。また襲われたとき、助かるかわからない」
 そのことばに、びくっと震えた。
まだ体の震えが止まらない。思い出しただけでもあの恐怖がよみがえってくる。
薄ら笑いを浮かべならきりかかってきたあの盗賊…!
 レイは、同じような服を着ているアイルを見るだけでも、あの記憶がよみがえってきていた。
 それにうっすらと気づいたアイルは、彼女に気を使って部屋を出た。
「レイちゃん、大丈夫よ」
聖職者は、彼女を優しく抱きしめて頭をなでた。
「お前は、ここを抜けたほうが良い。抜けるか否かは、お前の判断にまかせる」
 その言葉をきいて、レイは顔を上げた。
しばらくためらい、皆の顔を見た後、彼女は言った。
「ジークさん、御免なさい…」
その言葉の直後、涙があふれだした。
 それが何を意味するのかは、彼らには、すぐに分かった。
こうして、彼女は脱退することになる。

「んー、やっぱ酒場で飲む酒は違うよな」
ジークはサラセンの宿にある酒場で、アイルと共に酒をあおっていた。
レイの脱退の手順は済ませた。
あれから彼女は、聖職者になだめられて、完全にではないが、笑顔が戻ってきた。
聖職者のほうも彼女についていたいとの事で、脱退を申し出、そしてそれを許可した。
「良いんですかー!二人も抜けちゃいましたよ?」
アイルは少々納得がいかないのか、頬を膨らませた。
「良いんだよ。それだけ腰抜けで、このギルドにも関心がなかったのだろ。その程度の人間は戦闘ギルドには相応しくない。」

「はあ。そうですか」
悪くは言ってるが、それは本音半分、嘘半分。
ギルドに腰抜けはいらないということは本当のことだが、心の優しいレイを、このギルド間の争いに巻き込みたくなかったのは事実。
 そのことは、付き合いが長いアイルにはよくわかっていた。
「アイル、お前も脱退したって良いのだぞ」
 少々酔っ払いながら、ぽつりとジークが呟いた。
その言葉にアイルは少し驚いたが、彼は笑って答えた。
「師匠、俺はあなたについていきますよ。約束したじゃないですか」
アイルは一瞬、少し寂しそうな目をしたジークを見た。
 もう何年も前。
彼らは戦いの日々の中でどのくらい経ったかは忘れてしまっていたが、アイルとジークが初めて出会った日。
 アイルがレイと同じくらいの実力のとき、彼はルアス森の、ずいぶん遠くのほうまできていた。
 一人で歩き回り、モンスターを倒していた彼の前に、見たこともない敵が現れた。
 それは真っ赤なランスを持ち、背と頭にツノを生やした足の無い敵だった。
まるで、海にいるタツノオトシゴをそのまま巨大化させたような白い体には、赤いラインがいくつも入った鎧を着ていて、背にはそれを操っている者を乗せている。
 自分の三倍はあるであろうその巨大なモンスター、『ハイランダー』を前に、思わず彼はすくみ上がってしまった。
 森にごくたまに暴れ出ることは知っていたが、実物を見るのは初めてだった。
上級者であれど、その敵とまともにやり合って死んだ例もある。
自分が獲物になるのは目に見えていた。
逃げなければ。
その瞬間、ハイランダーの背後に強烈な一撃が見舞われた。
 白い鎧を着て、羽のついた戦士の兜、それに、変わった形をした巨大な剣を持ったその人は、今の師匠、ジークだった。
 仲間の魔術師と聖職者と共に、あっという間にハイランダーをただの肉の塊にしたジークは、アイルには英雄に映った。
差し伸べられた手を受け取って、アイルはジークの弟子となった。
そして、『弟子として、あなたについていきます』と誓ったのだ。
「そうだった…なあ」
「そうですよ。師匠」
 アイルはジークを心から信頼していた。
ジークも、そのはずである。

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