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日曜朝

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
日曜朝の単車乗り。>>390->>394の続きです。
龍×リョタのつもりが龍→リョタ的な流れに…

胸に飛び込んできてぎゅっと抱きついたままのリュウタロスを見下ろしながら、
良太郎は酷く回転の鈍い頭で必死に考えていた。
どうして、リュウタロスが僕に…キス…を?
ケーキが嬉しかったから…だよね?そうだよね、きっと。

「あ…あのね、リュウタロス…?」
ん~?なんて夢心地な声で返事をするリュウタロスに一瞬出鼻を挫かれそうになり、ゴクリと唾を飲み込む良太郎。
「き、キスはね、本当に大好きな人にじゃなきゃしちゃいけないんだよ。…リュウタロスには…解らないかもしれないけど……」
まるで子供相手の言い方ではあるが、言っていることの内容に思わず顔が赤らむ。
大好きな人にだけ…なんて何の迷いもなく言えるのは、今や経験の無いウブな中学生ぐらいなものだろう。
でもそれは良太郎には仕方の無いことだった。
実際付き合った女の子の人数だって片手で十分足りるくらいでしかなかったし、語れる程にキスをしたかというと……言わずもがな、である。

うっとりとした表情で良太郎の胸に頬擦りしていたリュウタロスだったが、その言葉にパッと顔を上げ、今までに見たことの無いような真剣な表情で良太郎を見据えた。
「ボク、良太郎のこと、好きだもん!」
「あ、ありがとうリュウタロス、でもそうじゃなくてね…?」
「本当だよ!?ボク、ホントに良太郎のこと大好きなんだもん!!」
半ば叫ぶように言うリュウタロスの語尾にうっすら涙声が混じる。
さすがに良太郎も困ったように視線を横に流し、指先で頬を掻いた。
やっぱりリュウタロスには少し難しい…かなぁ?
…こんな時、ウラタロスならきっとうまくわからせてあげられるんだろうけど…
そうボンヤリと考えていると不意に
「ボク、カメちゃんに教えてもらったんだ」
ウラタロスの名前が出てきて、良太郎は驚いたようにリュウタロスの顔を覗き込んだ。
「ウラタロスに?」
「うん、カメちゃんね、『好きな人には、たくさんキスをしてあげるんだよ』って言ってたの。だからボク、良太郎が好きだから、いっぱいキスしてあげたいのっ!!」
「…………そうなの……」
良太郎はそれ以上言葉が出なかった。
…そんな事リュウタロスに教えなくたっていいじゃない…!

「良太郎はボクの事、好き?」
ニッコリと、でも興味津々な瞳でみつめられ、良太郎は息を呑んだ。
勿論リュウタロスが嫌いなわけが無い。自分勝手で子供っぽいけど、なにより大事な仲間だ。
リュウタロスがいなかったら電王は不完全なままで充分に闘う事は出来ないだろう。
でも、ここで好きと答えたら……なんとなく想像が付いてしまう。
「ねぇ良太郎~!ボクの事、好きでしょ!?」
顔を近づけられ、良太郎はもうこう叫ぶしかなかった。

「好きだよ!」

言い終わるより早く、リュウタロスの唇が良太郎のそれに飛びついた。
ちゅ、という音に良太郎は羞恥心を覚えて固く瞳を閉じる。
「良太郎…好き」
「ぅん……っ」
一瞬解放すると良太郎が逃げようと身じろいだのをリュウタロスは見逃さず、縮こまる肩に腕を回して首の後ろに手をやった。
「もっといっぱい良太郎とキスしたい…」
「ちょ、ちょ……っ…!」
あっけなく塞がれる良太郎の唇。
舌でなぞられると、良太郎は大きく肩を震わせた。
薄く開いた歯列の隙間に、リュウタロスが忍び込んでくる。
舌を絡められ、上顎を愛撫される。
呼吸が乱れる。体に力が入らない。
無意識に伸ばされた良太郎の手はリュウタロスの肩にたどり着き、必死に縋り付く姿にリュウタロスは満足げに笑みを零した。
経験した事のない、深い口付け。
口腔を侵され、理性を犯され、良太郎は戦慄する。
もう何も考えられるような余裕は無かった。激流に晒されているような恐怖と、それと同じくらい自分の肢体の熱をジリジリと感じていた。

唾液が顎を伝う。
良太郎の目じりに浮かんだ大粒の涙がゆっくり頬を降りていくのを見届けて、リュウタロスはようやく唇を解放した。
「…っぁ……・ッは……」
ガクンと項垂れ、肩を大きく上下させて新鮮な酸素を貪る良太郎。
「は…っ……ふぅっ…」
唾液と涙でぐちゃぐちゃになった顔を両手で覆い小さく蹲ると、良太郎はいつしか嗚咽を漏らし始めた。
「良太郎…大丈夫?」
「うん…ごめんね、…ごめ……っ」
「泣かないで、良太郎…泣かないで…」
震える良太郎の肩を優しく抱きしめ、乱れてしまった髪をそっと撫でるリュウタロス。
「酷い事するつもりはなかったの。良太郎……」
リュウタロスらしからぬか細い声に、コクコクと頷いて応じる。
「キライに…なった?ボクの事」
「ううん…そんな事ない……」
肩を抱くリュウタロスの腕に手を沿え、良太郎はその胸に体重を預けた。

きっとリュウタロスは本当に自分を好きなんだろうな、と良太郎は思った。
愛情表現は少し…どころじゃなく、凄く過激な気がするけど、こうして肩を抱いてくれる腕の優しさや、声や、眼差しが。
自分を慕ってくれているのが凄くよく解る。
それに応えてあげられる事が、気持ちを受け止めてあげる事が、今の自分ではきちんと出来ないのが凄く悔しい。
…もっとたくさんキスすれば、受け止めてあげられるようになるのかな…?
そんな事を考え、良太郎は一人で勝手に赤面した。
……あとでウラタロスにきちんと説明させなきゃ。
そして強く心に誓ったのだった。

「あのね、良太郎…」
もじもじと、リュウタロスが良太郎の前にスケッチブックを差し出す。
「本当はまだ完成じゃないんだけど…特別に見せてあげるね」
そういって開いたページには、笑顔の良太郎と、それを囲むイマジンたちの似顔絵が描いてあった。
そのバックには煌びやかに飾りをつけたクリスマスツリー。
『りょうたろう だいすき』
リュウタロスと同じ、紫のクレヨンで大きく書かれた文字。
照れ隠しなのかリュウタロスはシートの上で膝を抱えて座り、何やら鼻歌を歌っている。
そんな様子に思わず笑みが漏れ、良太郎は
「ありがとうリュウタロス。とても上手に描けたね」
リュウタロスの頭を優しく撫でて、その頬に小さなキスを一つプレゼントした。
少しだけ驚いたリュウタロスがあわてて良太郎に振り返る。
笑顔の良太郎に、リュウタロスの顔が見る見るうちに明るくなった。

「良太郎大好き!」

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

前回、もっと推敲してから投下すべきだったと激しく後悔しました。
次があるならもう少しまともな文章が書けるよう精進します。


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