Top/32-218

51×52

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  アイシ三兄弟 長男×次男
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  とりあえず寸止めまで抜粋。
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ 付き合ってる前提で宜しくです。
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
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フローリングや弁当の空き箱を片付けたりしているうちに、いつの間にか黒/木は風呂から上がったみたいだった。
なー十/文/字着替えは?と大きな声がしたので、急いでその辺のTシャツと短パンを掴んで脱衣所まで行く。
「おーありがとー、バスタオル勝手に借りたぜ」
「―つーかな、お前ちゃんと髪の毛拭けよ」
Tシャツを被る黒/木の頭からは、まだかなりの水滴が滴り落ちて、床に小さな水溜りでも出来そうなぐらいだ。
こいつ、髪の毛長いのにちゃんと拭かないからすぐ湯冷めして風邪なんかひくんだろう。
貸してみろ、と黒木/の首にかかっていたバスタオルを取り上げてがしがしと髪の毛を拭くと、黒/木はくすぐったそうに笑う。
終わった後に首をぶるぶる振るのがまた犬っぽくて、思わず吹き出した。
「ホント、犬みてー」
「何だよ犬って!」
むくれる黒/木を尻目に、俺もシャワーを浴びようとシャツのボタンに手をかける。
「あ、十/文/字も風呂入んの?」
「シャワーだけでも浴びよっかなーと思って、今日結構汗かいたしな」
「そっかー……」
何か言いたげな口調で黒/木は呟く。大きな目が一瞬伏せられて、それから恥ずかしそうにゆっくり俺を見つめた。
「昨日さー……」
「んー?」
「練習帰りだったじゃん、あん時」
「……あー」
「その、抱きしめられたときに、土の匂いと、十文字の汗の匂いが混ざっててさ」
「……」
「その匂いの中にいたら、すっげー気持ち良かった、から……」
みなまで言わせず、腕を掴んで引き寄せる。黒/木が息を呑む音が聞こえた。
湯上りの体を押し付けるようにすると、ふ、と溜息が漏れる。そろそろと俺の背中に腕が回されて、シャツをゆるく掴む。

「……お前、マジで犬みてぇだな」
「うぅ……」
「しゃーねーなぁ、今日は、お前を甘えさせるって、決めたから」
耳元で囁いた後に少し腕を緩めて顔を覗き込むと、調子に乗んな、と右ストレートを喰らったがそんなの気にしない。
まだまだ、甘えさせた後にもやらなきゃいけないことがあるんだからな……

 結局、照れてしまった黒/木が夜までやらねぇ!やらせてやらねぇ!!と意地を張るので、
俺達はまたリビングに戻って、つまらないTVを付けたままうだうだ喋ったり雑誌を読んだりして過ごしていた。
「んー何か小腹減ったなぁー……そうだ、さっきのチョコ食おー!」
黒/木は嬉しそうにさっきのコンビニの袋をあさって生チョコを取り出すと、早速豪快に箱を破いて食べ出した。
あらかじめ一口大になっているそれを、2,3個まとめて口の中に放り込んでいる。
ヒ/ル/魔ほど徹底しているわけではないが、そこまで甘いものが好きじゃない俺にとっては胸焼けのするような光景だ。
「……何だよーんな顔すんなよ、一人で食ってて悪かったって、ほら」
「……えっ」
しかめ面で見ていたのを、俺がチョコが欲しいと勘違いしたのか、黒/木はもう半分もないトレイを俺の目の前に差し出す。
口の周りも指先もココアパウダーだらけなのにもおかまいなしだ。
「いや、俺は別にいらねぇ」
「まーそう言わずに食ってみ?激うまだから!―あっそうだオレが食わしてやる」
「はぁ?いいって別に」
「いいからいいからー、はい、か/ず/ちゃんアーンちてくだちゃーい」
黒/木はゲラゲラ笑いながら茶色い指とチョコレートを俺の口の前に突き出してくる。
これじゃどっちが甘えさせられてんのか分かんねぇ。
「……あーもう、一個だけだかんな!」
あまりにしつこいので観念して一口食べる。思ったより甘くなくて、しっとりした口溶けは意外に食べやすかった。
「なっ?うめーだろ?」
至近距離でニコっと笑われて、俺は思わず頷いた。素直でよろしい!と黒/木は勝ち誇ったように胸を張る。
ふと、俺は思いついて、黒/木が持っていたトレイを取り上げた。

どした?もっと欲しいのか?」
「今度はお前の番だ。食わしてやる」
「はあぁぁあ?いやいやオレはいいよ」
「俺にだけ恥じぃ思いさせてんじゃねぇ!」
「いやいやいや!オレはこのチョコのうまさを分からせてやろうと思ってやっただけ……はがっ!?」
暴れる黒/木の顎をがっちりガードして、3個まとめて口の中に放り込むと、抵抗しながらももぐもぐと口を動かしている。
そういや、あのハワイのやばいチョコレートも、まじーとか言いながらも結局全部食ってたな。
食い意地が張ってるところはケ/ル/ベ/ロ/スにも通ずるものがあるかもしれない。
「―うまいだろ?」
「……うめーけどよー……もうちょい、優しくできねぇのかよ?」
「じゃぁおとなしくしろ」
今度は一つだけ持って黒/木の目の前に持っていくと、観念した様子で素直に口を開ける。
……しかし何だか、餌付けしているようで色気もムードもあったもんじゃない、が、嬉しそうに食べる黒/木の顔を見ているうちに、まぁいっかと流されそうになる。
咀嚼を繰り返す口が規則正しく動くのを見ながら半ば事務的にチョコレートを放り込む俺を目で追っていた黒/木が、突然吹き出した。
「っ何だよ?」
「何かさー、食べさし合いっこって、こーいうんじゃなくね?十/文/字の顔今ヤバかったぜ。流れ作業してる工場のオッサンみてーだった」
一体俺はどんな顔をしてたのか多少気にはなったが、只でさえ、二人っきりという大変なチャンスを全く生かしきれてない
この状況を更に深みへ追いやるような黒/木の発言に、こめかみの辺りに血が上りそうになる。
今度は俺が渾身のアッパーカットをお見舞いしてやろうかとも思ったが、そうなったら後は乱闘騒ぎで終わってしまう。
ここは大人になれ十/文/字/一/輝。相手は黒/木だ。この状況を打破するには……

俺は無言で、板チョコの包みを破いた。
それは夕飯の後に食おうと思ってただのと喚く黒木を無視して、パキンと軽い音を立てて一口大に割る。
「何で一気に全部食っちゃうんだよー」
「これは俺が買ったチョコだ。それを半分お前にやるって約束だったよな?」
「まぁそうだけどよ……んなこと言ってっけど、十/文/字のことだから全部くれんのかと思ってだなー」
「……どこまであつかましいんだよテメー、おら、口開けろ」
約束どおり、半分はくれてやる。
反射的に口を開けた黒/木を頭ごと抱え込んで、先に自分の口に入れて半溶けになったチョコレートをゆっくり口の中に流し込む。
さっきのよりひどく甘ったるいそれが舌にまとわりつくのを、黒/木の舌に塗りつけるように押し込む。
くぐもったうめき声と一緒に流し損ねたチョコがつーと垂れて、顎を掴んでいた俺の指にも流れた。
「っ何、すんだよっ!」
「『食べさし合いっこ』だろ」
「ん、なことっ……っ」
口元に垂れたチョコレートを指で掬って黒/木の口の中に指ごと入れる。
噛まれるぐらいは覚悟してたが、黒/木は真っ赤な顔になりながらも、案外まんざらでもなさそうにその指をちろりと舐めた。
不覚にも感じる舌遣いだ。股間がずくん、と疼くのを感じて、俺は慌てて指を引き抜いてもう一度チョコレートを流し込んだ。
二度、三度と繰り返すうちに、俺を引き離そうとしていた腕の抵抗が段々弱くなって、代わりに時々黒/木の口から溜息のような吐息が漏れてくるようになった。
両肩を押していた手が、今は俺のシャツを握り締めている。まぁ、ここまで黒/木の息が上がっているということは、当然俺だって同じ状況な訳で。
抱え込んでいた頭を緩めると、黒/木はようやく息が出来るという風にふーっと深い溜息をついた後、涙交じりの目で俺を睨みつける。
「……サイッテーっ!最悪だぜテメー」
「―っ、そりゃぁどうも」
上がった息を押さえつけるように、ぐっと指を押し付けて唇を拭う。
茶色く染まった指を舐めると、さっきよりますます甘ったるく感じて頭が痛い。
「―お前も、口の周りチョコつき過ぎ」
俺が手で拭おうとするのを振り払って、黒/木は自分でぺろりと舐める。
その舌が赤く充血しているのがやたらにエロく見えて、俺は思わず目を逸らした。

「……何入れたんだよ十/文/字」
「……はぁ?」
全然見えない問いを投げかけたきり、黒/木は無言で俺を見据えている。
入れる?何を?いやそりゃ、俺はもう今すぐにでも黒/木に入れてぇけどそういうことじゃなくて……
「―っもう無理、無理だぞテメーのせいだぞ馬鹿野郎!」
そう言い捨てて黒/木はいきなり俺に飛びついてきた。
反転する視界。これ今日二回目じゃねぇのか。思わずまた腰に腕を回すと、熱っぽい唇を俺の首筋に押し付けてくる。
「チョコに何入れたんだよバカエロモ/ン/ジ」
「……はぁ??俺は何も……」
「じゃぁ何で!」
そこでようやく、俺は黒/木の目がはっきりと、艶を持っていることに気がついた。
潤んだ瞳に映るのは、自分で仕掛けておいてこの様の、間抜けな俺の呆けた顔。

「―十/文/字、したい。やりてぇ。もう我慢できねぇ。」
自分で言った言葉に戸惑うように、顔を背ける。伏せられた長い睫毛が窓の夕陽を反射して光っているのが見えた。
「お前がんなことするから……ていうか、キスうますぎ、ムカつく」
これって、天然でやってるのか、それともこいつなりの計算なのか。
もし後者なら後でぶん殴ってやる。前者だったとしても蹴り飛ばしてやる。つまるところ、地雷踏みまくりなんだよバカ。
「何も入れてねーよ」
上半身を起こして向かい合うような形で座ると、黒/木の顔をこっちに向けさせる。
舐めきれずに残った口元のチョコレートを今度は俺が舐め取る。やっぱり甘い、甘すぎて頭がボーっとしてきた。

「……強いて言うなら、俺の、邪念が入ったかもな」
「―じゃねん?」
「……俺のキスで、お前にも沸いて出てきた、それだ」
「……」
「つーか、別にいいじゃん」
「へ?」
「俺ら、邪念の塊みてーなもんだろはなっから」
そうだよ。俺ら男だろ。健全な男子高校生だろ。性欲なんか、売って余る位溢れ出てくるもんだ。
皆そんなもんだオトコなんてのは。
ただ、その対象が、世間からすればちょっとズレてるってだけで。

 「―っらぁっ!!」
「―ぅおっ何してんだ十/文/字!!」
一息気合を入れて、黒/木を抱きかかえる。所謂お姫様抱っこってヤツ。
体格ほとんど同じだから中々キツイが、俺の部屋までならどうってことはねぇ。
「アホ!下ろせ!歩けるって!」
「暴れんなボケ!階段から放り投げるぞ!」
「やれるもんなら……っ!」
暴言を吐きながらもしっかり俺の首に回された腕の内側に軽く唇を押し付けると、それまで威勢良く動いていた口が急におとなしくなる。
何だこいつ、全身性感帯なのか。
部屋のドアを乱暴に足で蹴って、そのままベッドにどさりと落とす。
黒/木が一瞬体を強張らせたのを無視して、そのまま覆いかぶさるように押し倒した。
枕に散らばった髪の毛を指で絡めて、Tシャツから僅かに覗く鎖骨を吸い上げる。んんっ、と声にならない声が漏れる。
もう無理、焦らしてやるとか思ってたけど俺が無理。あぁ早く早く……

「っじ/ゅ/う/も/ん/じ/ぃ……そんなん、っいいから早く、お願い、もう無理オレだめ……」
さっきまでアホだとかやめろだとか言ってたのはどの口だ。
普段より一段高い、上ずったトーンの声が脳内にダイレクトに響く。
「分かってらぁっ……!」

―……おい、チョコレートって人によっちゃ催淫効果あるんだってよ
―えーマジかよ?
―まぁこんな雑誌のコラムなんか、あてに出来ねーけどな。
―つか、お前が漫画以外の本読んでんの珍しくね?
―今週のは俺が好きな漫画家の対談があんだよ。
―うっわ、マニアックー……

 いつだったか、戸/叶と交わした会話が頭の中で自動再生されていた。
―あぁ、俺はもっと、余裕な感じで、こいつのこと、苛めて焦らしてねだらせて、ぐっちゃぐちゃにしてやるつもりだったのに。
目の前の悪友兼恋人の乱れまくった姿が、そっくりそのまま自分とダブる。
あのコラムはあながち間違いじゃなかったのか、それとも、チョコレート自体が俺らにとってはタブーなのか、はたまた、若さゆえの本能の暴走なのか。
「―っ、十/文/字、好き、だ……」
黒/木の手が俺の髪の毛を掴む。
微かに震える指から伝わる熱が脳を蝕むようで、俺はもうこれ以上考えるのをやめた。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧  どっちも余裕ない二人が書きたかったんだ……
 | |                | |     ピッ   (・∀・)
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |
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