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エムゼロ 父×久

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                     |  工ムゼ口 木冬父×久澄
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  エロ練習作ですが・・・・・・
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 絹のようだ、と久澄は思う。
 暗がりの天井からたらたらと落ちてくる長い髪は、ほのかに光っては久澄の肌をくすぐる。
 それが酷く柔らかくて、心地良くて、思わず強く引っぱってしまった。無意識のうちに。
 途端、首筋辺りに落とされていた吐息が声にかわるのがわかった。

「…可愛い所もあるようだな」
「う、るせー」

 楽しそうな、けれども普段よりずっと低い声が久澄の耳を打つ。
 緊張と羞恥でかすれた久澄とは対照的な、熱い、熟れた声だった。
 それだけで久澄の体はかき乱されるような感覚に陥るというのに、相手はただ小さく笑うだけなのが気に入らない。
 時折首筋に弱く吸いつかれてはじっとりと舌で舐め上げられたり、腹や太股を大きな手のひらで撫でられたりする度に久澄は固く目を閉じて唇を結んだ。
 絶対に声など上げたくなかったし、何より木冬の顔など恥ずかしくて見ていられない。
 木冬父と見つめあう自分を想像するだけでも背筋がゾッとする、と以前久澄は思ったものだが、今久澄の内に渦巻くのはそれによく似た、けれども違う感情だ。
 それが余計久澄を混乱させている。

 男とするのなど当然初めてだ、と久澄が言ったら(と言っても久澄に女性との経験があるわけではないが)、ならゆっくりしてやろうと返ってきた。気に入らない。
 そもそも久澄などもうシャツが上半身に引っかかっているだけだというのに、木冬は襟元のボタンを二つ三つ外しているだけなのも気に入らない。

「……なぁ、脱げよ」

 指先に絡む滑らかな髪を緩く引いてみる。
 久澄と木冬の間には確かに埋まることのない大きな壁があるが、それでもどこかで対等でいたいと久澄は思う。
 ささやかな抵抗を感じた木冬はまた笑うと、顔を上げてするすると自分のシャツに手をかけた。

 ──気に入らない。

 

 節くれの目立つ指が残ったボタンをあっという間に外してゆく。
 久澄の上で露わになるその体は意外にしっかりとしていて、ほんのりと香水の甘い香りがした。
 いつの間にか慣れ親しんでしまった匂いだ。
 密かな緊張の続きの生活の中、この香りを吸うといつだって安心していた。
 それは紛れもない木冬の匂いで、それを意識した途端胸が苦しくなったのを久澄は今でも覚えている。
 
 ぼんやりとその光景を眺めていた久澄は、しかし木冬の指先がためらいなくベルトにたどり着いたところで慌てて目をそらした。
 こんな状態になっておいて今更とも思うが、別に望んで見たいわけでもないはずだ。そう、この行為は不自然でもなんでもない。当然だ。
 やがて金属のかち合う音や布擦れの音が響いて、久澄は思わず今の自分を想像した。
 久澄のズボンはとうに下着と一緒にベッドの下だ。情けない、としか言いようがない。
 いよいよ恥ずかしくなってきて、久澄は出来うる限りシーツに顔を押し付ける。
 顔が熱くてしょうがなかった。

「脱いだぞ」

 耳元で囁かれて、久澄は体を震わせる。
 こぼれ落ちる金糸がひやりと頬を掠めていった。
 同時に降りてきた指が久澄の顎を捉えて、そっと上向きに導く。
 向き合った木冬は相変わらず唇の端を上げてゆっくりと久澄の唇を撫でた。その指があまりに優しくて、妙に気恥ずかしくなった久澄はシーツを握る。

「んなこと、言われなくたって……」

 わかる、と紡ごうとして、柔らかな唇に遮られる。思わず目を見開いた久澄は、至近距離で木冬の顔を見つめた。
すぐに木冬の顔は離れ、また近づく。一瞬目が合うと木冬の目の縁が緩んで、それを最後に久澄はそろそろと目を閉じた。
熱を孕んだ木冬の手が久澄の頬を包む。何度も触れ合わせる内に互いの唇は唾液で濡れて、静かな部屋に小さく水音が響いた。
 呼吸を忘れる程口付けに溺れる久澄が息を継ぐタイミングに合わせて、木冬が舌を滑り込ませる。
 熱い舌先が触れ合うと、久澄の指は知らぬ間に木冬の髪を絡めとった。
まるで縋るように指先に力を込めて、久澄は僅かに声を漏らす。
木冬は丁寧に舌で口内をなぞってから、もう一度ざらついた粘膜を探った。
奥で小さくなっているそれを絡めとって吸い付くと拙いながらも必死に応えようとする。
その姿はあまりに幼く、不器用だ。それ故に、零れる吐息が愛しいと木冬は思う。
 名残惜しげに音を立てて唇が離れると、久澄は深く息を吐き出した。
肩で息をする久澄を鼻が触れ合いそうな位置で見つめて、木冬は久澄の髪をなでながらもう一度言う。

「優しくしてやろう」

 焦点の定まらない視界の中、それでも木冬が笑っている気がして、久澄は気に入らない、と呟いた。

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