Top/31-235

51×52

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                     |  飛翔アメフト漫画の三兄弟の、長男×次男です。怪しいチョコの話。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ゴカーンではないけど何か無理やりだよ。でも未遂だよ。
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ もしかしたら続くかもしれません……
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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 「これこれこれ!!見てみーこれ!!」
晩秋の肌寒い朝、騒がしい黒/木の叫び声が廊下にまでこだましている。
何事かと思って小走りで教室まで向かうと、黒/木が、呆れ顔のト/ガや真っ赤な顔のセ/ナに板状の何かを見せ付けている。
「んだよ朝っぱらからうるせーな」
「おっ来たんか十/文/字!これ見てみ?すごくね?チョコのくせにエロくね?」
うひひと笑う黒/木が俺に突き出したその板状のものはどうやらチョコレートらしい。金髪で巨乳のねーちゃんの、かなりきわどいポーズのイラスト。
「そりゃーエロいけどよー、騒ぎすぎだっつーの」
ジャンプを開けたままのト/ガが面倒くさそうに呟く。
「……そっ、そのチョコ、どうしたの?」
そういうものにあまり免疫がないのか、俯いたままでセ/ナがおずおずと尋ねる。
「貰ったんだよ姉貴の彼氏に。何か旅行行ってたんだって、ハワイに」
そういってさも貴重なもののようにいかがわしい包みを頭上に掲げる。すげーなーやっぱハワイはエロいなーとか何とか呟く黒/木を尻目に席に着く。
こいつが騒いでる時はたいていろくでもないことを思いついたときか、ろくでもないものを手に入れたときだということを忘れていた自分に腹が立った。
「じゃ、黒/木/浩/二/、ハワイの味、堪能しまーす!あ、やらねーぞ、悪いけど」
あんなに興奮していたくせに、いとも簡単にぱりぱりと軽快に包み紙を破いて捨てるところがなんとも黒/木らしいとか、わざわざ宣言してんじゃねーよとか、
それに誰もくれなんて言ってねーよとか、色々アホらしくて吹き出しそうになるのをこらえながら、俺の足元に落ちてきた包み紙を何気なく拾い上げる。
下品な赤のゴシック体のパッケージ。スラングだらけのそれを何となく流し読みするうちに、何やら芳しくないことが書いてあることに気がついた。

 「……おい、黒/木……それ食って……大丈夫なのかよ」
パッケージから顔を上げる頃には、黒/木は半分以上食べ終わっていた。
「はぁぁあ?何で?」
口の周りのチョコを指で拭きながら黒/木が大きな目をキョトンとさせて俺を見る。
その間にもバリバリと齧っているから、俺が読み取った不穏な単語の説明を始める前に黒木はその黒光りするチョコレートを食べ終わってしまった。
「あ……」
「んー、ハワイの味も大したことねぇなぁ。何か薬臭くてイケてないわ」
「……薬……やっぱそれ……」
食ったらヤベえよ、と言ったところでチャイムが鳴り、担任が入ってきた。俺は手にしていたパッケージを慌てて丸めてポケットに押し込む。黒/木はさっさと自分の席に着いて、何事もなかったように隣の奴に話しかけている。
まだ黒い欠片を口の横につけたままの黒/木を見ながら、俺はさっきのチョコレートがジョーク商品かなんかか、俺の勘違いであることを祈った。

 ところが、俺の英語力はまんざらでもなかったらしい。
もともと英語は嫌いじゃない。文法を組み立てて文章を作るのはパズルのようで面白いとさえ感じるし、好きなバンドの歌詞の意味が分かるようになるのも楽しい……とかそんなこと考えてる場合じゃなかった。
二時間目の途中あたりから、黒/木がそわそわしだした。頭をかきむしってみたり、自分の顔をぺちぺちと叩いてみたり、やけに長いため息をついてみたり。
いつも休み時間になるとト/ガか俺の机まで来て、しょーもないことでわーわー騒いでるくせに、今日は自分の机に突っ伏している。
ジャンプ二巡目のト/ガも、黒木の異変に気づいたらしい。俺の机まで来て、気持ちトーン低めの声で俺に話しかけてきた。
「何か……黒/木様子おかしくね?」
「あー……そうかも」
「あんな怪しいチョコなんか食うから、腹痛でも起こしたんじゃねぇか?」
さすがにト/ガとはいえ、あのパッケージのことと、そのせいでこれから黒/木に起こるであろう惨劇を説明するのは可哀想で、俺はあいまいに相槌を打つ。

ジャンプを置いてト/ガが立ち上がり、黒/木の席まで行く。
だいじょーぶかよオメーとか何とか言いながらト/ガが黒/木の肩に触れた瞬間、ガタン、と大きな音を立てて跳ね上がった。
 黒/木の顔が赤い。肩で息をしながらうっせー触んじゃねーと怒鳴り散らす。
トガは少しむっとした顔をして、んだよ心配してやったのにと、自分の席に着いてまたジャンプを広げてしまった。
それを見届けた瞬間、黒/木の顔が少し緩んで、小さく息を吐き出した。乱れた前髪を自分で触るのも辛そうだ。
極力自分の体に触れないようにしながらまた机に突っ伏す黒/木の姿を見て、やっぱりあの時強引にでも食べるのをやめさせるべきだったと後悔した。悪いな、黒/木。

 3時間目になると黒/木の異変は目に見えてひどいものになった。
机から顔を上げようとせず、は、は、と浅い呼吸を繰り返している。隣の女子も黒/木の様子に大丈夫?と小声で話しかけるが、今の黒/木には返事する余裕もないようだ。
「―黒/木、どこか具合が悪いのか」
さすがに教師も只の居眠りではない事に気付いたらしい。
返事をしない黒/木を見て、本当に具合が悪くなったのだろうと判断したのだろう。
「このクラスの体育委員は?」
「あ、俺す」
偶然だが、本当に俺でよかった。
立ち上がって黒/木の手を取る。一瞬ビクついたのをゆっくり握り締めてやると、黒/木は真っ赤な顔で俺を見上げて少しばつの悪い顔をしながらゆっくりと立ち上がる。
心配そうに俺と黒/木を交互に見つめるト/ガやセ/ナに、大丈夫だからと目で合図して、俺は半ば黒/木を抱きかかえるようにして教室を出た。

 「……じ/ゅ、も/ん/じ……オレ、保健室、は」
「分かってる」
「……え?」
授業中のしんとした廊下に、二人の低い声と、黒/木の荒い息遣いだけがこだまする。
「屋上、行くぞ」
「……なん、で」
「誰にも見られないだろ。それともトイレ行くか」
不意に黒/木が立ち止まる。充血した目を丸くさせて、羞恥と驚愕で震えていた。
「何で、わかんだよ」
「お前が今朝食ったチョコだよ」
ポケットから包み紙を取り出して広げる。黒/木には絶対分からないであろうその説明。
「これ食ったら欲情すんだよ。ここに説明が書いてある」
「だってこれ……チョコ、なのに」
「何か薬混ぜてんだろ。とにかく抜かなきゃ治んねーよ……てか抜きたいんだろ?」
黒/木は何も言えずにその場にへたり込む。反論する気力もないほど切羽詰っているんだろう。
「……屋上、行く……トイレ、は、ウンコしてるとか、思われたくねーし……」
小学生かよって思わず突っ込みたくなったけど、悪友相手にこんな醜態を晒さなければならない黒/木に同情して、
俺は肩を貸したまま誰にも見つからないようにそっと屋上への階段を昇った。

 昼前だというのに屋上の風はきつく、冷たい。
背筋を震わせながら給水タンクの近くまで黒/木を引き摺って行ってから、ドアの鍵を閉めた。これで誰も来る心配はない。
俺は寒くて身震いしているというのに、黒/木の顔は傍目から見えるほどに汗ばみ、呼吸するのも辛そうだ。
タンクに寄りかかって浅い呼吸を繰り返しているのを見ながら、本人は辛くて堪らないんだろうが、薬のせいとはいえ、
ここまで性欲が昂ぶった状態だと、普通のオナニーでもさぞ気持ちいいんだろうなぁとか馬鹿なことを考えてしまって、
しかも目の前の黒/木が、普段のアホ面からは想像出来ないような切ない表情をしているもんだから、何故だか俺までやりたくなってきてしまう。
アホは俺か。黒/木なんか見て何勃ちそうになってんだっつの。
「俺はこの裏にいるからな、終わったら言えよ。―さすがに最中見られんのはやだろうし、ってか、俺も見たくね……」
これ以上黒/木の顔を見ていられなくなって、タンクの裏に下がろうとした俺の腕を熱い手が掴む。

「まっ……十/、文/字/……オレ、もう限界、で、から、だ……いう、こと、聞かない……
……だか、ら……てつだ、って……っ」
震える唇から唾液がつ、と垂れる。それが光を反射した瞬間、俺の中で何かすっげぇ大切なものがすっ飛んでいった、様な気がした。

 右手で俺の腕を掴んで、左手で焦れたようにベルトの金具を外そうとしている黒木をタンクに押し付ける。
両手をまとめて掴んで強引にキスした。
熱い。風邪でもひいたかのように口の中が猛烈に熱い。舌の奥のほうに例のチョコレートの甘みと薬臭さが残っていて思わず顔をしかめた。
それでも逃げようとする舌を絡め取って、歯列をなぞると、くぐもったようなため息が漏れる。
「―『手伝って』なんか、やんねぇ」
「っなん、でぇ……」
「俺も気持ち良くなりたいからだよ」
トロンとしていた黒/木の目が俺の顔を捉える。何を言っているんだこいつというような顔をしていたのが、その言葉の意味を解するにつれて混乱と恐怖に見開かれるのが面白い。
本来なら見たくもない親友のあられもない姿を見て欲情している自分への苛立ちとかが全部黒/木に向けられる。
何て自分勝手なんだろうと思いながらも、俺は嗜虐的な気分になっていくのを抑えられなかった。

 左手で黒/木の両手を押さえつけたまま右手でベルトを外してそのまま手を結んだ。
俺の下で黒/木はざけんなとか何してんだとか抗議の悪態をついているが、その声も吐息交じりで艶が入っているもんだから俺としては興奮剤にしかならない。
ズボンだけ下ろすと、黒/木のものはすでに完勃ちに近い状態で、先走りがボクサーパンツに染みを作っている。
パンツの上からそっと握るだけで、黒/木は腰をねじってよがった。
「こんなんでイキそうなんのか」
「……ば、か……ろ……んんーっ!」
先端を爪で引っかいただけで、黒/木は痙攣してイってしまった。パンツにじわり、と生暖かい大きな染みが広がる。

「あーあ、お前どーすんのこれ」
弛緩してぐったりしている黒/木の脚に割り込んでパンツも脱がせる。
内側に吐き出されたばかりの白濁がべっとりと糸を引いた。指で掬って射精したばかりの黒/木に塗りつけると、途端にピクリと反応があった。
これぐらいで萎えられちゃ堪らない。俺のはまだ出してなくて爆発寸前なんだ。
「やっぱ薬ってすげーのな、お前まだまだイけるんじゃね?」
「ぅう……じ/ゅ/、も/ん/じ/の……ば、かやろー」
「でもまだまだ出したいんだろ?」
素直になったほうが自分のためだぜ、と耳元で囁くと、黒/木ははぁっと吐息を漏らしながら、恨めしそうに俺を睨む。
「―お前、か、ト/ガ、じゃなかったら……ぜってー、殺して、る」
「そりゃどーも」
「で、も……ト/ガ、には……言うな、よ」
言える訳ねーじゃん俺だってこんな変態じみたことしてんだ、と思ったけど、黒/木が泣きそうな顔で見上げてくるもんだから、またまた嗜虐心をそそられて
「……じゃぁ、俺も気持ち良くさせてくれたら、言わねーよ」

 とびきり意地悪く、口元吊り上げて言ってやった。

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 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ はみ出しちゃってごめんなさいorz
 | |                | |     ピッ   (・∀・;)
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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三兄弟のアホの子がかわいくて書いた。後悔はしていない。
どマイナーな上に、本番までたどり着かなくてすみません。


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