Top/30-224

そばに・・・

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   (  ,,゚) ピッ   ∧_∧   ∧_∧
   /  つ◇   ( ・∀・)ミ  (`   )
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  └──────│最遊記 カッパ×豚
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夕方から降り始めた雨は、夜になってもまだ降り続いている。

「悟浄、珍しいですね。今夜は出かけないんですか?」
深い緑色の瞳が曇りがちなこんな夜に、おまえを一人残して出かけられない。
「なんとなく、気分じゃねーのよ。」
おまえの顔に、微かな安堵の微笑がもれる。
雨の夜はおまえに何かを思い出させ、不安にさせる。

「コーヒー入れましょうか?」
「ああ、悪ぃね。」
ソファーから立ち上がり、キッチンへ向かう後姿。
細い体、やわらかい髪、白いうなじ。
手を伸ばしたくなる。
腕を取って、引き寄せて、その後はどうする?
あいつは俺をどう思う?

雨の夜、あいつが眠れないのを知っている。
涙を流し、もう居ない、愛しい女の名を呼ぶのを。
けれど、俺は何もできない。

コーヒーの香りと共に、あいつが居間に入ってきた。
「どうぞ。」
「サンキュ。」
コーヒーをすする沈黙の中、雨の音が響く。
「よく降るよなぁ、全く。」
「そうですね。でも、雨の夜も悪くはありませんね。」
「え?」
ちょっと驚いた俺に、あいつは微笑んで言った。
「だって、いつも雨の夜は、あなたがずっと家にいますから。」
あれ?
もしかして、俺の気持ち、バレてる・・・・・・・?
「悟浄も雨の日は出かけるのが億劫になるんですね。僕は話し相手ができて嬉しいですけど。」
・・・・・・・・バレてないか。
ほっとしたような、がっかりしたような。
まあいいや。
それでおまえが喜ぶなら。

俺は何もできない。
けれど、ずっとおまえの傍にいよう。
おまえが一人で泣かないように・・・・・・・

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                ◇,,(∀・  ) アリガトウゴザイマシタ
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6年前に作ったまま、PCの中で眠っていたSSを発掘しました。
ここで公表させてください。


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