fret
更新日: 2011-04-26 (火) 12:01:56
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| 最近萌えが止まらない眉黄身だよ
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 黄身たん誕生日記念だってさ
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ フダンハノマモノダガ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ ) モエガトマランノダ
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
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もうすぐ、今年最後の週末が始まる。
一番吹っ切れた表情で上海を発ったのは黄身だろう。彼には失うものなど、何ひとつ無い。
追われているのはあいつ、何かの歯車が狂ってチャンスを逃して。
俺は、きっと自力ではどうすることも出来なくて。
多分、持てる全ての力を出し切ったとしても、偶然女神がこちらを振り返るのを祈るしかない。
早く日曜日が過ぎてしまえばいいと思ったり、
後の煩わしさを考えると気が滅入るからずっとこのままがいいと思ったり、
そんなインターバル。
空港で電話を掛けたら、俺が一番乗りだったようで
(あの老いぼれも後輩もはるばる電話してきた元同僚も出し抜いた)
火曜の夜は俺のものになった。
あまり飲ませるとお楽しみの前にぐっすり眠ってしまうだろうから、
飲み口が軽くて爽やかで、たくさん量を飲めるもの。
しこたま酒を飲んだ、と自覚できるくらいのもの。
とにかくたくさん揃えて、夕方からベッドの上で酒を飲んだ。
「もっと…」
互いの唇をグラス代わりにし始めてからとうに一時間は経っていた。
黄身の冷たい色の瞳はすっかりとろけて、酒と一緒に俺の舌を吸いながら
鼻にかかった甘い息を漏らしている。
瓶に突っ込んで酒を滴らせた指を含ませてやると、
そのままぴちゃぴちゃと音をさせながらしゃぶる。
「たっぷり飲んだね、黄身」
「んぁ…もう無いの?」
「いや、まだまだあるけどさ。でも本当に飲みたいのはこれじゃないよな」
「ん…そうだね……てっぺんで飲めたら最高なんだけどな」
「は?」
「や、だから、シャンパンの話…でしょ?」
「黄身…俺は、俺は、俺は酒なんかよりもっとイイもんが飲みたいんだよっっ!!」
「ぁ、ふあぁ…っ……!!!」
遠回しのお誘いとか言葉遊びをしながらの誘惑とか、
そういうのは無駄だっていい加減に分かるべきなのに、俺。
ムカつかないでもないけど、たっぷり熟れた体は少しの快感にも従順で、
今まで交わしていた程度のキスでももう黄身は俺を拒めない。
頭の天辺から足の先までたっぷりご奉仕しようと押し倒した時に、
俺の息が触れた首筋に手を当てて小さく震えている彼の額にそっとキスをして、
俺よりまた少し大人になった年上のひとを愛撫すべく体を重ねた。
「やんっ、あ…ぁあっ……も、ダメ、だめ…っ」
「ん、俺もいくよ、黄身、黄身、ど、こに、出して欲、し?また飲、み、たいっ?」
「あ…んあ…ぁっ……き、て…っ……中…ナカにちょ、だ…やあああぁっ…ダメぇ…!!」
真っ赤に上気させた頬をさっと撫でて、
もう言葉らしい言葉を紡げなくなった淫らな唇をまた塞ぐと、
俺はたっぷりと黄身の中に放ったのだった。
日曜日、笑ってシャンパンを飲めるのはたったひとりだけ。
その時このひとの瞼の下の碧は、涙で濡れているんだろうか。
そして、俺は。
身の置き所の無い焦燥感を押し込めるようにして、
今日なら眠りは心地良いかもしれないと、腕の中のまだ熱い体を掻き抱いた。
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| ヤマもオチもエロも大したことないな
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| とにかく誕生日おめでとー!
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| | |> STOP. | |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ニチヨウビ
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
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