刀傷×黒い咆哮
更新日: 2011-05-02 (月) 20:33:39
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| 『車道技』の刀傷×黒い咆哮モナ
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「スカーフェイスさん、今日はありがとうございました」
「いや、オレの方も運動不足だったからな。丁度良かった……また腕を上げたな、ガウ」
ガウからタオルを受け取りながら、『刀傷』ヴァイ・ローはそう言って微かに微笑んだ。
「え、本当ですか!」
嬉しそうな笑顔を向けるガウの髪をクシャクシャと撫でると、さらに一言。
「まあ後は身長の問題ぐらいかー?」
少し意地悪げな笑みを浮かべたスカーフェイスに、ガウは先程までの笑顔とは打って変わって、眉を寄せる。
「…スカーフェイスさんまで、エレ姉と同じ事を言わなくてもいいじゃないですか……」
どうやら、ガウ自身も気にしていたらしい。
ややふてくされたその表情に、戦いの時に見せる修羅の面影は無い。
コロコロと表情が変わる様は、何度見ても飽きないものがある。
そう、もっと他の表情が見てみたい、と思う位に。
「ははっ、悪かったな、ま、気にするな。まだまだ成長期なんだからよ」
そう言いながら、手短な切り株に腰掛けると、隣のもう一つの切り株に座るよう促す。
「そういえば…以前からガウ、お前に言おうと思っていたんだが」
「え……!」
唇に柔らかいものが触れた、と同時に腰を抱き寄せられる。
「こういう時は目を瞑るもんだぞ、ガウ」
微かに唇を離してそう囁くと、空いている方の手で視界を遮って、再びくちづける。
「ん……っ」
最初は重ねるだけだったそれは、次第に深くなった。
口腔を蹂躙していく舌の動きに、頭の中に霞がかかっていく。
意識が朦朧としかけた所で、やっと唇を開放された。
「な……何するんですか!?」
真っ赤になっているガウを抱きしめたまま。
「隙が多すぎるってな…そんな顔されたら、お兄さんとしては我慢できなくなりそうなんだが…!」
────ドゥッッ!!
「ガウっ、伏せろ!」
「うわッ?!」
すぐさまガウを足元の草むらへ伏せさせると同時に、自分に向かって投げられたソレを受け止める。
「…ディアス、いきなり親友に向かってブラック=ウイング投げつけるか、普通!」
巨大なブーメランを片手にそう言うスカーフェイスを、ディアスは一瞥する。
「人の可愛い義弟に妙なちょっかいを掛ける奴を親友に持った覚えは無い」
ディアスは口元には穏やかな笑みを浮かべていたが…目は完璧に笑っていなかった。
そして、ディアスの傍らには。
「手前ぇ…ガウに何やってるんだ、ああ?」
「本当に、あなたって人は……」
怒りのオーラを背負うエレに、絶対零度の眼差しのロウ。
「今のは、ほんの冗談…」
「「「問答無用!!!」」」
「どうしよう……」
目の前で起こっている惨状──周囲の木々はすでに根元から倒され、時々怒鳴り声が聞こえている──
にガウは顔を赤らめたままため息を付く。
「まったく……エレが暴れるだけならまだしも、ディアス様やロウまで切れるとは思わなかったわよ」
横を見ると、何時の間にかフォウリィーがため息混じりに呟きつつ立っていた。
「フォウリィー、コレ、どうすれば……」
ガウのその問いにすかさず。
「放っておきなさい」
そう言いきると、呪符を取り出す。
「フォウリンクマイヤー・ブラズマタイザーが符に問う…答えよ!其は何ぞ!!」
゛我は結界…貴公を全ての災いから守護する者──″
「これでこっちの方は大丈夫ね」
「はあ……なんでスカーフェイスさんの冗談に、エレ姉はともかくロウさんやディアス兄さんまで怒り出す
んだろう……」
そう言って呆れた眼差しで遠くを見ているガウに、フォウリィーは額を押さえつつ。
『冗談って思っているのは多分あなただけよ、ガウ』
そう言いたいのを飲み込んだ。
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| カプにもなってないモナ
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