Top/3.1-200

ハ丁堀×錺職人

                          ;@@^
ホワタワ姐さん、お疲れ様でした! ( ´∀`)っ|/`

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                    | 祭りの前のお夜食だモナ
                    | 新~と激/突!の両方から
                    | ハ丁堀×錺職人のらんちたいむだモナ
                    |
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  激/突!のおっさんカプも捨て難くて相盛りだって。
 | |             | |            |  お祭り前だし、少し甘めの味付けだよ。
 | |                | |            \
 | | |> 再生.        | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧  オサーンモエー
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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新~で、事件の聞き込みにしょっちゅう錺職の家に来たり、飯食ってる錺職の側で
ナツラルにタクアンつまみ食いしてるハ丁堀に萌えが止まりません。
なんで当たり前みたいな顔して動じないんだ錺職。
文句言いながら酒にも付き合うし。

(新/必/殺~)

うららかな昼飯時の長屋、錺職人の家。
昼食中の家の主と、何故かそこに座る二本差しのハ丁堀同心。
妙な取り合わせだが、当の本人たちは気にする風もなく呑気な会話を交わしている。
「娘ばっかり狙う掏りかあ。タチ悪ぃなそりゃ」
「しかもだ、娘の着物の裾を必ず切っていきやがる。襦袢ごとな。
 気付いたら脚が丸見えで泣き出す娘もいてよ。中にゃ財布は無事で裾だけやられたのもいる」
「なんだ、そっちが目的かよ。んじゃ下手人はあんたみたいなおっさんだな多分」
「張ッ倒すぞ。でな、お前ェの得意先にゃ女が多いだろ。何か情報掴んだらすぐ知らせろよ」
「あいよ。でも、あんたが張り切るなんて珍しいじゃねえの」
「たまにゃンなこともあらあな。 …美味いな高菜漬け」
「向かいのばあちゃんにもらった」
小皿からポリポリ摘む主/水を箸で牽制しつつ、ヒデは味噌汁を啜った。
「掏りの出る場所は決まってんのか?」
「まあ人出のあるところだな。特に着物や簪がいい物だと狙われる。ヒデ、お前ェの客にもいるんじゃねえか」
「俺の簪はそう高えもんじゃねえけど…」
「値段じゃねえだろ。細工がよけりゃ見栄えが違う」
「そりゃ…ありがとよ」
こともなげに言われてくすぐったそうにはにかみながら、ヒデは最後の飯を口に運んだ。
この男はこっちが油断してるときに限って、不意打ちのような言葉を言うから困る。
しかも本人が全く意識してないから防ぎようがない。
「で、お手柄立てれば金一封出るんだろ?いっつも人んちのもの掠めてんだから飯くらい奢れよ」
「下手人のしっぽ掴めたらな」

それでも嬉しいんだから仕様がない。

「ところであんたは昼飯食ったのかよ」
食器を片付けながら問うヒデに、主/水は「まあ食ったんだがな…」と肩を落とす。
「あれ、弁当は」
「倹約倹約でよ、ほとんど何も添えてねえ白飯詰めて寄越しやがった。しかも量も減ってやがる」
「あはは。辛いねー婿殿」
「うるせえよ」
蕎麦でも食うか、いやそれもいい加減飽きた…と思案する主/水の鼻先へ
湯気の立つ物体が突きつけられた。
「ん」
「お?」
いかにも男が握ったらしい大き目の握り飯がふたつ。
「持ってけよ」
「お前ェ、器用だな」
「俺の仕事が何だか知ってんだろ。さっきの高菜詰めた」
「おう、済まねえな」
ほくほくとふくさに包みながら何気なく目を上げると、指についた飯を一粒ずつ舐め取るヒデの姿。
(おい…他人の前でやるんじゃねえぞ、んな真似を)
とは口に出さず、ひっそりため息をつく主/水であった。

「付き合い長いのはわかってるけど、何かしらこの空気…」
壁の穴から覗き見しながら、加/代は首を捻った。

(~激/突!)

「で、あんたはなんでここで食ってるんだ」
「固えこと言うな。奉行所や番屋じゃ落ちつかねえし、今日は風が強えから外じゃ具合が悪いからよ」
勝手知ったるとばかりに上がり口に腰掛け、主/水はのんびりと弁当を広げている。
用事を済ませて帰れば堂々と居座っている男に、ヒデは呆れたように目を細め、
やれやれと肩を竦めた。騒いでも仕方がない。なにも今日に限ったことではないのだ。
昔から、普段は接触があるところを見られてはまずいと言っているわりに、こうしてふらりと現れる。
情報収集の場合もあれば、世間話だけしてのっそり帰ることもある。
「あんたも老けたってことか」と言ってみれば複雑な表情をしていた。
このところは別段事件もないらしく、主/水はすっかり寛いで茶まで啜っている。
「役人が暇なのは結構なことだがな。まあ、あんたが忙しくなったら世も末か」
「どういう意味だ。…鍋煮えてんぞ」
七輪の上で味噌汁の鍋が沸騰している。作りすぎたので夜食にするつもりだったんだが、
と思いつつもヒデの口許がわずかに和らぐ。
無言で熱い椀を差し出され、主/水は「悪いな」と悪びれもせず受け取った。
「お、しじみか」
「大漁だとかで安くてな」
「へえー。 …味噌変えたか?」
「貰いもんだ」
ヒデは独り者を通しているため、あいかわらずの自炊生活である。
もっとも、向かいの後家がなにくれと世話を焼いているようであるが。
過去、ヒデに女性の影がないわけではなかった。若さに任せ、時には裏の仕事さえ放り出して
愛を求めたこともあった。しかし、それと同じ数だけ相手を失う結果に終わっている。
どれだけの数傷ついたのか、今は黙して語ろうとはしない。
時を経た今とて、その容姿と誠実さに懸想する者はいくらもいるだろう。
しかし、裏家業に身を置く自分に安息など許されないのかもしれない。
いつだったかヒデは自嘲気味にそう呟いた。

かつての仲間は皆江戸を離れてしまった。ある日不意に、この錺職人までもが
消えてしまうのではないかという思いが拭えない。
そうなったらそれまでなのが仕事人の定めである。しかし、気づけば
軒下の『ヒデ』の看板を確かめに長屋に足が向く。看板が下がっていれば、
まだ生活をしているか確認してしまう。我ながら馬鹿なことをしていると自然に苦笑が漏れた。
「何だ」
「……いや」
何を思い出しているのやらとヒデは冷たい目で一瞥をくれ、味噌汁のお代わりを注ぎながら揶揄する。
「何処かに妾候補でも見つけたか」
「馬鹿抜かせ」
こいつは無口になった。年齢を考えれば当たり前でも、威勢のよかった頃の面影を残しているだけに、
主/水は年月の早さと重みを感じてしまう。特に、いちばん表情が表れる目元はなにも変わっていない。
「今夜も夜勤でな。ゆっくり食えるときに食っとかねえと、弁当はこれで仕舞いだしよ」
「何だ、あとは夜鳴き蕎麦か。侘しいね」
「なんの。婆ァどもの前で縮み上がりながら食うよりマシってもんだ」
お代わりの茶を勝手に注いで飲み干し、さっさと立ち上がる。その背中にヒデはわざと静かに声を掛けた。
「せこく小遣い浮かせてる分、少し返してもらってもバチは当たらねえよな」
「あ? 俺だって地道にやりくりしてだなあ…そのうちどっかで飯でも奢るからよ」
せかせか出て行く足元には、まだ大量にしじみが積まれた笊。連日味噌汁にしても飽きがきそうな量だ。
ヒデはふと視線を飯櫃に移した。一瞬だけ、懐かしい記憶がよぎる。
確か、しじみを煮付けて長持ちさせる方法があった。濃い目に味をつけるので握り飯の具にも都合が良いとか。
ヒデは「高くつくぜ」と呟いて立ち上がり、向かいの家の戸を叩いた。

その夜、夜回りから戻った主/水の手に包みがひとつ。
どこの女房からの差し入れかと囃す同僚を飄々とかわしながら、
主/水が無意識に襟元を整えたことに気付く者はいなかった。

さらに、とある長屋の錺職人が深夜にひっそり家に戻ったことも。

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 | | □ 停止        | |
 | |                | |           ∧_∧   手作りのおにぎりって
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )   どこのギャルゲーだよ
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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むしろ熟年夫婦を夢見てもよかですか…

※ちなみに「新~」時は48×28、「激/突!」時は58×38(中の人年齢)でございます。


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