Top/3-187

流るるもの白

狭い・・・狭い狭い狭い狭い狭い々々々々・・・・・悶々。
チャプーン・・・小さく動く度に水音が響く・・・浴室。
独り入れば丁度イイ浴槽も二人で入れば膝を折らなければ入れない・・・。
「狭いーーーー」
「煩いっ御前出ろっ」
「やだっもっとあったまりたいんだっ」
「たく・・・何で俺がこんな馬鹿と・・・」
「馬鹿って何だよー馬鹿って言った奴が馬鹿なんだぞっ」
「・・・・ばぁーか・・」
「ムキーーーーーッッッ」
狭い浴室・・・しかも浴槽の中で意味も無い言い争いをするモナーとフーン・・・。
しかし此処は貧乏一家の家・・・声は筒抜けに兄弟達に響き・・・。
「煩ぇぞっゴルァァッ!!」
ガラァァっと音を立て開いたドアから顔を出した怒り気味のギコにモナーは凍りつきフーンは見て見ぬフリをした。
「ご・・・ごめん」
小さく詫びを口にして水面に顔半分を沈めぷくぷくと小さな気泡を浮かべた。
「・・・・悪かったよ・・・」
そんなモナーに触発されるようにフーンも小さく詫びを述べる。 

「たくっ風呂位静かに入れやゴラァ」
呆れた様に言うとガラリと音を経て溜息が切れるのと同時にギコの顔は見えなくなる。
「ほら見ろ、フーンの所為で怒られただろ」
「・・・・誰の所為だっだ・れ・の」
見えなく成った途端に再びイガミ合いを始める二人・・・。
そもそも何故二人が一緒の風呂に入っているのか・・・。
その理由は本の数十分前に遡る・・・。
『我が家は貧乏なんだから節約しよう。お風呂は二人一組で入る事』っとモララーが廻りの反対を押し切る形で決め、しかも入る組み合わせは毎回くじ引きで決めよう・・・っと云う事になったのだ。(ギコとシィは除いてねv)
そして籤引きの結果、ギコとシィ(籤引いてないけど・・・)、モララー(ジエン付)とマララ、つーとフサ、そして・・・モナーとフーン・・・。っと言う様に別けられたのだった。
浴室に入り躰を洗って居る内は良かったのだが浴室に入ろうとお湯に足を沈めたのが二人同時・・・。交代に入るという事を知らないのか・・・的タイミングであった・・・。

「・・・・・・」
「モ・・・漏れが先に入るんだ。漏れは長男何だぞ」
「長男から先に入るなんて決まり有る訳無ぇだろ・・・俺が入んだからよ・・・その足どけろ」
「ムキー何だよその言い草ーー」
憤怒するモナーに構わずフーンは浴槽に躰を沈めてしまったのを見て慌ててモナーも浴室に足を突っ込み二人で浴槽に浸かる事になった・・・。っと言う訳である。
「狭いなー・・・」
「んな上目遣いで見たってキモイだけ・・と・・・」
「キモイとか言うなよっ」
「キモイキモイキモイ」
意味の無いいがみあいの中ふと・・・視界に入るのはフーンの愛想の無い口元。
『そぉ言えばフーンてモテルんだよな・・・この前のバレンタインも凄かったしなぁ・・・』
視線を滑らせ折られた膝の上に乗せられた手・・・指先と腺を流れていく・・・。
『あの手とかで女の子の事満足させたりとかしてんだろぉなぁ・・・』
気だるそうに首筋を撫でるフーンに目を奪われていく・・・そんな感覚に埋もれる・・・。
『何時も家に居無い時とか女の人の所に居るのかな・・・・ちょっと良いなぁ・・・』
「・・・・・」
『意外と指奇麗だな・・・ってか何気にスタイル良いよなぁ・・・』

「・・・・何見てんだよ・・」
「えっ?」
物思いに耽っていたモナーは突然声を発したフーンに愕き目穂丸くして顔を上げた。
「何、人の事じろじろ見てんだよ・・・」
機嫌を損ねたのか眉間に皺を寄せ睨み付ける様に己を見るフーンにモナーは異様な興奮を覚えていた・・・。
ぎゅっ・・・とふーんの腕を掴み顔を覗き込んでみる・・・。
「なっ・・・何すんだっテメっ・・・っ・・・」
焦った様に捲し立てる口元と上気して薄い桃色に染まって居る頬・・・。
片手でフーンの腕を纏め上げ壁に押さえ付けそっと・・・躰をなぞらえて行く・・・。
滑らかとは言えない表皮を下り不意にシコリに辿り着く。
「・・・フーンの乳首・・・立ってるよぉ・・・」
「ウルセッ・・・っ・・・くっ・・・」
悶える様な耐える様な・・・曖昧さえ感じる息を漏らしてフーンはキツクモナーを睨みつける
一方のモナーは勃ち上がった突起に興味津々と弄繰り回して行く・・・。
「っぁっ・・・はっ・・・ヤメっ・・・テメッ好い加減にしやがれっ」
手首から押さえ付けられているフーンは逃げ出そうと脚を荒げさせモナーの脇腹に膝を減り込ませた。
「っぐっ・・・」
短い悲鳴の様な声の後モナーの力が緩んだのを見逃さずモナーの躰を浴槽の反対側へと押しやる。
バチャッ・・・・っと水の動く音が響き・・・・止むと荒い息遣いが響き変わる。
「何しやがるっ気でも違ったのかよっ」
乱れた息で声を荒げるフーン。
其れに対しモナーは己の腹に手を当て・・・ジワジワと痛む様な感覚に眉を潜める。
「・・・・・」
「何とか云えっこの糞兄ぃっ」
ちっとフーンの口元から漏れた舌打ち・・・其れがモナーの理性崩壊の合図になったのか・・・。
バシャッと水飛沫が上がりフーンの体を壁に押し付ける様に片手で押さえつけその背に唇を寄せた。

取り敢えず此処までで・・・・


このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP