声優 S野→F山
更新日: 2011-04-26 (火) 17:08:12
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 声.優のF山とS野。S→Fぽいかな?S視点
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| 嗚呼クラスタ学園最終回後だよ
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ イマサラスギ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
補足:ラヅオ最終回にして、SはFのアドレスを知らないという話題になる。
その時の「今日聞こうと思います」というSの発言に基づいて出来たものです。
「終わった終わった!Yっちんこれから昼飯いかね?」
「おー、行く行く。じゃーな、二人とも。お疲れ様」
「お疲れ様、また明日な」
数ヶ月に渡って配信されたとあるラヅオ番組。
たった今その最終回を終えたとは思えないくらい軽い挨拶で済ませてしまった二人を少しだけそっけなく感じながら、
まぁ明日もまたイベントで会えるし、まだCD録りもあるし、と思い直す。
「お疲れ様です」
律儀にも頭を下げて先輩達に挨拶を済ませる自分の隣の男。
慌ててそれに倣うと、二人はとても先輩とは思えない懐っこい笑顔を見せて扉から出て行った。
「ホント仲いいなぁ、あの二人」
まさに今思っていたことを言われる。
歳も数個上で、声.優としても彼らは先輩で、この数ヶ月で学んだものは沢山あった。
「…お前、本当に最後まで二人に弄られっ放しだったもんな」
それでも、第一回目のラヅオよりは強くなったと思いたい。
貴方も一緒になって僕のこといじってたじゃないですか。
そう言うと「あれー?そうだっけ?」と惚けられた。
ホントにもう、この人は。
そして、その後に必ずフォローを入れてくれて、
どうしようもなくなったときは静かに助け舟を出してくれた人も貴方だった。
ふう、と一つ溜息をついて、ケータイを取り出す。
そういうことで、アドレス教えて下さい。
ずっと考えていた言葉だったから、彼が呆けた顔でこちらを眺めても構わなかった。
「何が『そういうこと』なの?」
何でもです。
自分でも強引と思える口調で押し通す。
仕事とはいえ週一で顔を合わせていたのに、自分は彼のアドレスを知らない。
今更過ぎて、何て切り出せばいいかわからなくて、でもこのまま終わるのは嫌だった。
ラヅオが終わる数回前から悩み続けていて、
いよいよ最終回ってなったときに本格的に焦り始めて、
でも、その最後の収録でこの話題が出たことが、自分の背中を押してくれたんだと思う。
「俺だけなんだっけ?アドレス知らないの」
無言で頷く。
彼の手が腰に伸びた。
だが、ケータイに触れる前に躊躇ったように止まった。
「…やっぱ教えない」
その瞬間、自分はもの凄い顔をしていたんだと思う。
気がついたら、整った顔が目の前まで来ていて形の良い唇からはひたすら同じ言葉が紡がれていた。
「ご、ごめん!嘘!冗談だって!本気にするなよ!ごめんってば!ごめん…」
そして、先程躊躇したのが嘘のように自分のケータイを慌てた様子で取り出すと開いて画面を突きつけるように向ける。
「『教えないからお前の教えろ』って言いたかったんだよ!ほらっ打てよ!」
目の前に広がる四人の笑顔。いつかの収録終わりに撮った写真。
「これ待ち受けにしよっと」とケータイをいじり出した彼を見て
アドレスを聞くなら今しかない!と妙に意気込んだのはいいが、結局は聞けなかった日を思い出す。
じわ、と目の端に込み上げたしょっぱいものを押しとどめるかのように大袈裟に笑ってみせた。
案の定再び間抜けな顔を見せた彼が可笑しくて、笑いは段々抑えられないものになっていく。
やがて、意図に気づいた彼が顔を真っ赤にして「うるさい!このゲラ男!!」と怒鳴るまでしばらく止まらなかった。
「最後にしてやられたな」
彼のケータイに自分のアドレスを打ち込んで手渡した時に言われた言葉。
さっき僕が受けたショックとは比べ物になりませんけどね。
本当はそう返したかったが素直に恥ずかしいので、笑顔を返事代わりにした。
「じゃあ、後で俺から送るから」
言って背を向けた彼の姿が、先に出て行った先輩達と重なる。
お疲れ様です。
ほとんど無意識にその背中に頭を下げると、彼は照れくさそうに笑って「お疲れ」と返した。
閉じられた扉をそのままなんとなく見つめていると、手の中のケータイが振動した。
小さな画面に表示されたのは『新着メール一通』の文字。まさか。
そのまさかだった。
『F山です。
今日はお疲れ様。明日も頑張ろう。
最初に比べてお前は大分成長したと思うよ。
お祝いに今度からあげ買ってきてやる(笑』
思わず吹き出すと、近くに居たスタッフに不思議そうな目で眺められた。
まずは第一歩。
小さな小さな一歩だけど。
一緒に出て行ったあの二人の姿を、近い未来の自分と彼に重ねる。
自分達もあんな風になれたらいいな。なれるかな。
彼に何て返事をしようかと思案しながら、
綻んだ顔を隠すこともせず、もう一歩進む為のメールをゆっくりと打ち始めた。
____________
| __________ | 声.優にハマって一週間の漏れが来ましたよ
| | | | 勢いのまま書いた。話し方もいまいちわからない
| | □ STOP. | | あくまでも模造なので事実と食い違っても許して
| | | | ∧_∧
| | | | ピッ (・∀・;) スマナカッタ
| | | | ◇⊂ ) __
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _)_|| |
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__) || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このページのURL: