北のタレント×社長
更新日: 2011-04-26 (火) 17:04:13
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
・>>221-226の数日後あたり
・まさに今現在オフレコにされてる重大発表が明らかになる前に
終わりにしておく
「君はおしおきが欲しいんだよね」
錫井の言葉は、大井澄の心情を端的に表していた。
自分でもわかっていた。
罰を与えられなければ許してもらえない。罰を受ければ、罪が許される。
罰は許されるための儀式だ。
だが、別な理由にも気付いていた。
罰を与えられることは、罪を犯したと認めてもらえたこと。
大切な人に、不義を働いたと、責められること。
なんて自分勝手な言い草だろう。
浮気をしておいて、浮気を責められないと、愛されてないと嘆くなんて。
自分に嫌気さえ感じながら、大井澄は目を伏せて、こくりと頷いた。
結局何をどうしようと、自分の考えていることくらい錫井はお見通しだと
承知していたから。
そんな大井澄の様子に、錫井は小さく微笑んで立ち上がった。
座った大井澄の前まで来ると体をかがめ、訝しげに顔を上げた大井澄に
覆い被さるように、その頭をそっと抱いた。
「社っ…」
思いも寄らない錫井の行動に言葉を失う大井澄の耳に、
頭の上から優しい声が届く。
「だからおしおき。君を、目一杯甘やかしてあげる」
大井澄の呼吸が止まる。
何を、それじゃあ罰にならない、そう言おうとしても、あまりのことに
陸に上がった魚のようにうまく息も吸えない大井澄の髪を、
あやすように錫井の指が撫でる。
「僕に甘やかされるほど、君は罪悪感を抱くんだろう?
胸に痛みを抱えたまま、君はもっと僕を好きになればいい。
それが君へのおしおきだよ」
ほんとに僕は君に甘いよなあ、と笑いながら錫井は体を起こして、
今度は大井澄の髪をくしゃくしゃにかきまわした。
呆けたような顔で、大井澄が見上げる。
「あんたは…ほんとに…」
「なに?」
笑う錫井の顔を間近で見たくて、椅子から立ち上がった。
「ほんとに…おっかない人だよ…」
錫井の頭をぐい、と自分の肩に引き寄せ、強く抱き締めた。
くすくす笑いながら背中を撫ぜてくれる手に、胸が締め上げられる。
(いつか、好きになりすぎて本当に心臓麻痺で死ぬんじゃねーか)
それも、本望だった。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
昼になったら全部成り立たなくなる発表があるかもしれないので
取り急ぎ妄想は妄想として完結させておいた
どっちにしろ北のタレントに幸あれ
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