紅蓮裸顔・下←後?
更新日: 2011-04-26 (火) 16:49:36
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| 本放送でたぎった燃えがスレで何かを受信させた結果の代物
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――貴方は……どうして……
実は巨大な戦艦だった月を退け、箱舟は地上へ帰還した。
人型戦闘機から降りて空を仰ぐ男を見つけ、彼は考える間も無く走り出していた。
顔を合わせてどうしようというのか、自分にすら分からないまま。
自分の名を呼んで変わらぬ笑顔を見せる男が、何故かとても憎らしい。
「ひとまず危機は脱したな。これからのことが決まったら、俺にも一言くらい知らせてくれよ」
それだけを言い置いて去ろうとする背中は、とても大きい。
「……貴方は……貴方は、本当にそれでいいんですか!?」
男は不思議そうに振り返る。
その澄んだ目に映る自分を見るのが嫌で、彼は俯いた。
「僕は貴方の地位を奪った……それどころか、死刑にしようとした……」
――どうして、何も言わないんですか?
「そして、地上に置き去りに……いや、見殺しにしたんだ! それなのに……!」
――どうして、何も言ってくれないんですか?
「……それが、お前の出した“答え”だったんだろう?」
予想外に近くから響いた声に、彼は反射的に顔を上げた。
目の前に、憧れていた人の顔がある。
「お前は『みんな(人類)』を助けるために『ひとり(俺)』を犠牲にすることを選んだ。
それがお前の“答え”だろう。司令官として、人を束ねる者として、正しい選択だ」
彼が握り締めていた拳を、男はその大きな掌で包んだ。
「それに、お前は『みんな』を助けられないと知って、一人でも多くの人々を救おうとした。
そのどこが間違ってるっていうんだ?」
真っ直ぐに見つめてくる黒の瞳。そこに宿る光は困難を打ち破り、無理を通して道理を蹴り飛ばし、
道を示してきた。彼と自分が……多くの人が惹きつけられた、あの人のように。
予想をつけることが出来ない自由さに、苛立ちを覚えたことも少なくない。
けれど。
けれど、その道行きは、確かに希望を伴っていたのだ。
「……僕は……自分の選択が間違っていたとは思いません」
「だったらいいじゃないか」
そうではない、と彼は首を振る。
見上げないと目も合わせられないのは、とても悔しい。昔はほとんど変わらない背丈だったのに。
「間違ってはいなかった。けれど、貴方は違う選択で、すべてを解決してしまった……」
――せめて、殴ってくれたら良いのに
あんなに酷い事をした自分を、どうして許してくれるのだ。しかも、それが当然のことのように。
「……僕は、貴方が嫌いです」
俯きながら、声を押し出す。
包まれていない方の手で、ぎゅっと彼の服を掴む。
「貴方なんか、大嫌いだ……」
彼の心は絶対に捕まえられないから、せめて、その体だけ。ほんの僅かな時間だけは。
その想いを見透かしているかのように、男は笑う。
「俺は好きだけどなぁ」
空いている方の手で、彼の頭を引き寄せる。
慰めるようにその背中を軽く叩きながら、男は再び頭上を仰いだ。
かつて、初めて目にした時と同じように、宙(そら)はどこまでも広がっていた。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ 艦長がハーレムつくってくれればきっとみんな幸せ
| | | | ピッ (・∀・;) そしてエロなしでスマソ
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