大食い探偵 助手×探偵(?)
更新日: 2011-04-26 (火) 17:43:01
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・)ジサクジエンガ オオクリシマース! 土曜日九時からやっていた(ТдТ)オワッテ シマッタ 大食い探偵の助手×探偵(?)です。
61さんとネタかぶってしかもさらにぬるい…。
鷹野聖夜が、またどこかに行ってしまう。オーナーから話を聞いて、探偵事務所には重い空気が流れていた。
帰って来た鷹野を問い詰めて、今日子と涼介は彼の旅立ちを確かめた。…その日のナポリタンは、涙の味がした。
…まだ話足りない。そんな良介の気持ちを知ってか知らずか、鷹野は今日事務所に泊まらないか?と良介を誘ってきた。
「え?」
「良介くん、男同士つもる話もあるじゃないですか。そういえば共にお酒を飲み交わしたことも無かったですしね。」
くいっ、とおちょこを傾ける真似をすると、鷹野は早速高級そうな日本酒を持って来て酒盛りの準備をした。
「さぁ、頂きましょう。」
浅漬け、渇きもの、塩辛…。うなだれてちびちびやる良介を鷹野がたしなめた。
「どうしたんですか?何か話しがあるんでしょう?」
「別に話なんてないよ。」
「…そうでしょうか。」
「鷹野さん、つうかその俺のこと何でもお見通しって感じ、止めてくれる?」 酔いのためか、良介の顔が赤くなる。
「…一番知ってほしいこと、知らないくせに…。」
「はい?」
「知らないくせに…。」
「…良介くん?」
「俺が鷹野さんのことどんなに好きか、知らない癖に!」
声を荒げると良介は、明らかに自分より体格の大きな鷹野に覆いかぶさり、畳に押しつけるや否や転がった箸を拾い言った。
「いただきます!」
手首はくるくると、いつも鷹野がやっているポーズで。
「り、良介くん、食べものじゃないです美味しくないですよそれは。」
「嘘だ、こんなに美味しそうなのに。」
良介は鷹野のシャツのボタンを器用に箸で外した。
「うーん、どこから食べようかな。」
「あっ迷い箸。」
「ここかな。」そういうと乳首を指し、良介は箸を舐めた。
「今度はなぶり箸。駄目ですよ涼介くんお箸の使い方が全然治ってません。」
「…鷹野さん、襲われてるって自覚ある?」
「ありません。」
「…俺完全頭きた。」
「良介くん、酔ってるんですよね?そう言って下さい。」
「酔ってなんか無い。」
「…わかりました、私も良介くんのこと好きですよ?」
「…鷹野さん、多分そういう意味じゃない。」
ふぅ、と深呼吸をして良介は鷹野に口付けをし、こう言った。
「うーん、おいしーい!美味しいよ鷹野さん、もっと食べていい?」
良介はそのまま小鳥の囀りのように鷹野の端正な顔にキスの雨を降らせた。優しく、そっと、そして拙く。
「鷹野さん、あーん。」
そう言って鷹野に口を開けさせると中まで味わう。「鷹野さん…鷹野さんも美味しい?」「…」「でもキスってレモンの味しないよね。何か、しょっぱいや。」
鷹野はされるがままで一言も発しない。ショックだったのだ、男に襲われたこと、何よりそれが良介なのが。
しかし、それでいて嫌悪とか、そういった気持ちは無かった。だから、か細い指先で肌を撫でられても、鷹野の瞳はどこか寂しげで、罵声を上げたり抵抗する素振りは無かった。
性的なことをしている、という感覚は余り無かった。
例えば…それは泣きじゃくる子供をあやす親のような、そんな感覚だった。
「鷹野、さんっん!」
涼介の息が荒さを増す。
「鷹野さん…お願い…気持ち悪いとか…なんかいって…。」
「…涼介くん。」
「っ…」
「大好きですよ。」
その言葉と共に泣きじゃくり鷹野の胸に顔を埋めた涼介の頭を鷹野は優しく撫で、言った。
「…もういいんですか?」
「うん、ごちそうさま…。」
「あっ、良介くん、ごちそうさまにはまだ早いですよ。」
「へ?」「まだ残ってます。」
そういうと鷹野は良介に口付けをした。深く甘く苦い大人の味のキス。
「確かにちょっとしょっぱいけれど、この位がいいですよ。」「美味しい?」「えぇ、ごちそうさま。」
それからの二人は思い出のなかにいた。始めて会った日のこと、危ない目にあったこと…事務所の皆が家族みたいに暮らしていたこと。
「ねぇ…鷹野さん。」
「何ですか良介くん。」
「また会えるよね。」
「…えぇ。」
「そしたら続きしよっ、ね?」
「あの良介くん私おじさんになってるかもしれませんよ。」
「いいよいいよ俺はぜんっぜん構わない。つうか鷹野さん今幾つなの?」
「私?私は、永遠の少年です。」
「またぁ。」
やがて朝が開け、鷹野は旅立って行った。
しかし目の前にある美味しそうなものをおあずけされて黙っている彼ではないだろう。…きっとまた。涼介はそう確信していた。
□STOP ピッ ◇⊂(・∀・)ジサクジエンガ オオクリシマシタ! すいません寸止めです。エロは二重の意味でムズイ…。そしてなんだかテラ サミシス(´;ω;`)
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