ゲイニン 雨理科座利蟹
更新日: 2011-04-27 (水) 12:03:50
流行り? 露出度?
そんなの完全無視です。
「泥/沼/劇/場」聞いて「西/日」観たらもう止まらなくなっただけです。
エロ無し、マイナー逆王道、片方は既婚者(しかも新婚)。携帯から投稿。勢いだけ。
でもそんなの関係ねぇ!
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!
舞台の上の貴方は、俺だけのもの。
そういう意識の上に、今の関係は成り立っている。
そう言っても過言じゃない。
何度だって貴方を許してきた。
遅刻しても先に心に訪れるのは、「無事で良かった」という安堵。
ネタが飛ぼうが伸びようが、俺が調整する。時々、楽し過ぎて忘れるけれど。
お店やったり、ゲーム関連の仕事したり、貴方がそれで楽しそうに毎日を過ごしていれば、全然構わなかった。
ルーズだけど冷静な貴方が旦那。
几帳面でちょくちょく口挟む俺が嫁。
そんな関係、コンビって夫婦みたいなモンだから、当たり前のようにずっと続けてきた。
“アイツ”が“お前”になり、“カンタ”が“平/井”になった時から。
車の免許も初キスもHも、何もかも先越されて、“貴方”と心の中で思うようになってから。
でもちょっと、今は貴方を許せない。
いっつも、へらへらしてる。中学生の時から笑顔が変わらない。八重歯と少し長いまつ毛。
そんな貴方が、また俺を越して。
本当の、ある人の“旦那”になってしまった。
別に、当初は普通に嬉しくて、何だか自分まで幸せだった。
貴方が楽しそうに毎日を過ごしていれば、それで良かった。
でも、何だか心の奥で。
貴方の結婚式、仕事のせいで行けなかった事、ちょっとだけホッとした。
幸せ太りか、よりメタボリックになっていく貴方を左目に見つつ、仕事をこなしていく。
月日は経つ。どうやら結婚も楽じゃないらしい。愚痴もちょくちょく聞く。
少しずつ、少しずつ、心の底に苛立ちが積もってく。
いけない事はわかってる。おかしいって知ってる。
でも、どうしても考えてしまう。
──俺のほうが、平/井を幸せにできるのに…──
ハッキリ言って嫉妬だ。
こんな正反対な二人が上手くやっていけてるだけで奇跡なのに、それ以上、贅沢を望むなんて。
でも、だって。
貴方には俺しかいないのに。
俺には貴方しかいないのに。
…でも、あの人には貴方しかいないのか。
いつまでも眠れない。
ただでさえあまり寝ないのに。もう夜明けも近い。ホテルの外を走ってこようか。ぐっすり眠れるかもしれない。
久しぶりに、貴方とロケ先でツインルーム。目の前のもう一つのベッドに貴方。
最初、俺は表面では嫌がってた。でも。
「エェやん、たまには二人も」
そう言って笑う貴方、大好きだった。
ベッドとベッドの間の微妙な距離。眼鏡の無い俺には、枕に沈む貴方の顔が、少しぼやけて見える。昔と、何ら変わらないように見えるのは、心が歪んでいるのだろうか。
俺に無いもの、たくさん持っている、大切な人。
抱き締めたい。キスしたい。この腕の中で堕としたい。ごめん、本当に。こんな事思って、すまない。
でも、だって、ズルい。
知ってるくせに。貴方へ愛がある事を。
ごめん。
貴方を逃がしたい。
俺のものにならないなら、誰のものでもない、貴方が欲しい。
それは、無理なのかな。
生ぬるい掛け布団を除けて貴方のベッドの側に寄り、柔らかすぎる唇に自らの唇を沈めた。
そして密やかに誓った。
離さない。
舞台の上の貴方だけでも。
□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!
関西弁は関東の住人なんで最低限しか…すいません。
お目汚しすいませんでした。
一応…続きはあります。
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