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死帖*LW

              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            |  死帖 アイツが天に召されWのことを思っています。
 ____________  \         / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
 | __________ |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|エチなし。センチメンタル過剰
 | |         | |          \
 | | |> PLAY. | |          ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |        | |         ∧_∧  ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |         | |     ピッ (´∀`)(・∀・)(゚Д゚)
 | |         | |       ◇⊂   )(   )| ヽノ___
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「ローライト、今日からここがホーム。お前の帰る場所だ」

粉雪のそぼ降る中、暗く重い門の前でワイミーが、幼い私に語りかける。
まるで現実感のない夢の続きのような視界の中で、ワイミーの少しかさついた温かい手の平が私とこの世界を繋いでいた。
言葉自体に魅力は感じなかった。今日からも何も私には帰る場所などどこにもなかったし、そしてそれに不自由を感じたことはなかった。
巣は拘束だ。帰巣の執着は枷にしかならない。そんなことを幼いなりの語彙でワイミーに告げると、彼は眼鏡の奥の細い目を固く瞑るとただ黙って頷いた。
そして私の頭に手を置いた。

「いつか必要に思う日がくる、きっとだ」
『いつか』や『きっと』なんて言葉を信じることはできないが、
私の頭に置かれたワイミーの手が不思議に嬉しくて、彼に従うのも悪くはない。
そう思ったのだった。

ワイミーズハウスの日常はとても退屈で穏やかだった。
礼拝、学習、運動、食事、風呂。私の他にたくさんの子供が寝食を共にしていた。
穏やかな毎日の中にも、ちょっとした揉め事という名のスパイスはあった。

人の集まる場所に諍いありきなのだ。毎日下らない小競り合いがあった。
感情を爆発させるなんて幼稚で愚かだと思っていたので、因縁をつけられても相手にしないことがほとんどだったが、元来短気な私はたまにどうにも我慢ができず足がでた。
マザーにたしなめられ何も言わずただふて腐れた。ワイミーは穏やかに肩をすくめただけだったけれど、可愛いげのない難しい子供だと呆れていただろう。
当時はその後、自己嫌悪におそわれしばらく鬱々と過ごしたものだが、いま思うとすごく懐かしい気もする。
夜神月と過ごした日々は奇妙に痛快で興味深かった。ワイミーズハウスを思い起こさせた。

鐘の音が響く。頭から離れない。

礼拝は好きだった。神の御言葉はどうにも陳腐で背筋が痒くなったが、
賛美歌の旋律やパイプオルガンの音色は一種快感だった。
内部から私を震わせる。綺麗な風が身体を通り抜け、浄化していく気がした。
それを聞けただけでも私はここに来た意義があった、と思った。

まだ鐘が鳴っている。どうしたというんだろう。
ワタリ。そっちはどんな気分だい。私ももうじき上っていく。

あの日の手の温かさを今でも覚えている。忘れることはできない。
あなたに出会えて良かった。本当に。

もしも。
私が智恵もなく不幸でもない平凡な子供だったら、
ワイミーは気にかけてくれたのだろうか。私の手を取ってくれたのだろうか。

…すまない、馬鹿を言った。聞かなかったことにして欲しい。

…ハレルヤ。

神様なんて信じない私が図々しいかもしれない。

ハレルヤ。
ハレルヤ。
光りが満ちてくる。

子供じみた事を言うが笑わないで聞いて欲しい。
天に上ったらまた名前で呼んで欲しいんだ。

…ローライトと。

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 | | □ STOP.    | |
 | |           | |           ∧_∧ おわり。L好きなんだ。
 | |           | |     ピッ   (・∀・) テンプレひどくずれてごめん。
 | |          | |       ◇⊂    ) __
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