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Oの男 王×コン

映画Oの男 王×コソギルです
|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

引きずるように部屋へ連れ込まれ床に投げ出された。肩をしたたかに打って
コソギルは低く呻く。それを意に留めることもなくのしかかってくるヨンサソグンの
身体を押し戻そうと試みるけれど、疲れ切った今のコソギルではそれは叶わなかった。
「男を抱くのは初めてだな」
「殿下…やめてくださ…」
制止の声を無視して衣服を剥ぎ取ると、ヨンサソグンはコソギルの白い首筋に手を這わせる。
掌の熱さにびくりとコソギルの身体が震えた。そんな反応にヨソサングンは満足げに笑い
胸、そして腹部を撫でてゆく。味気ない平らな感触もコソギルの身体かと思えば
どこか淫靡な雰囲気を帯びて、性的な興奮を煽った。
コソギルはぎゅっと目を閉じて耐えていたが、手が双丘の奥まで進むと流石に身が竦む。
「やめて、嫌です。嫌だ…!」
ヨンサソグンを見上げて必死に懇願する瞳には涙が浮かんでいた。しかし願いは
聞き入れられず、ヨソサングンは手近にあった香油を指に絡ませコソギルの中へ挿し入れる。
乱暴に掻き回され、押し広げられていく感覚にコソギルは息を詰めた。
「!!」
ある箇所を指が掻いた瞬間、痛みや違和感とは違った感覚が走る。
「感じたか?」
ヨンサソグンの問いかけに頭を振って否定しても、同じ場所を刺激されれば自然と息は上がった。
思わず鼻にかかった声が出そうになるのを必死に耐える。
指を引き抜かれ、足を抱え上げられた。コソギルは微かに抗ってみるが、もう身体に
力は入らない。ヨンサソグンは充分緩められたそこに自分のものをあてがい腰を進めた。
「んっ…う……」
貫かれる感覚に身を捩る。コゾギルは視界の端に映る王座を避けるように目をきつく閉じた。

何をやっているのだろう。仲間が殺された夜に男に犯されて嬌声をあげているなんて
正気の沙汰じゃない。眩暈を覚え、手の甲で額に触れた。熱い。
「顔が見えない」
言葉とともにすぐさま額の手をどけられる。薄く目を開けると快感に顔を歪めるヨソサングンが
目に入ったが、不思議と醜悪には映らなかった。コソギルはもう諦めたように隠すことをやめて
甘い吐息を漏らす。
「あっ…あ…」
色めいた声を上げるコソギルの瞳から涙が一筋、こめかみを伝って髪を濡らした。
どうしてこんなことになってしまったのだろう。いつの間にか宮中に渦巻く狂気に飲み込まれて
しまっていたのだろうか。それとも、最初から狂っていたのか――――

ヨンサソグンが身体を離すと、女官が湯を持ってきた。身体を拭おうとするのを手で制して
コソギルは手ぬぐいだけ受け取る。緩慢な動作で身体を清めて衣服を整えた。
ヨンサソグンは女官が持ってきた服に袖を通しながら、コソギルに視線を投げる。
「遊ぼうか」
無邪気な笑みを浮かべながらヨンサソグンが言う。
「遊ぼう、そら」
ぐったりしていたコソギルの腕を引き起こし、ヨンサソグンは部屋の端に立てかけてある
弓を持ってきて殺された大臣の声を真似た。
「この国のために、どれほど多くの重臣が血と汗を流したことか!なのに殿下は…
続きはなんだ。覚えているか?」

コソギルはその様子をぼんやりと見つめていた。
これは王などではなく哀れな一人の男なのだ。ただ心から愛されたいだけの、
そんなあまりにも幼稚で我が儘な願望を抑えることさえできなくなってしまった惨めな男。
ああ、とコソギルは朦朧とする意識のなかで得心する。この人は自分と同じではないか。
どんなに想っても恋人として愛してもらえることはなく、せめて捨てていかれないよう
阿呆のように泣き縋って。結局なにもかも滅茶苦茶にした。
このまま想い続ければ自分だっていずれ気がふれてしまう。いや、やはりもうとっくに
正気など失せているのだろう。
それでも、恋しい。
チャソセンがくれる愛は家族のように、もしかしたらそれ以上に深い。なぜ満足できないのかと
何度も自分をなじった。けれど、穏やかで優しい時を共に過ごせればいいだろうといくら思って
みたところで何も変わらない。
心も、身体も、全てを貪欲に求めるような愛しかコソギルは知らなかった。
「続きはなんだった?なあ、遊ぼう。早く」
彼も、こんな渇きを抱いているのだろうか。無意識に腕が伸びて、ヨンサソグンの頬に触れる。
痛みに軋む身体をそっと起こして、コソギルは沈む月のようにゆっくりとヨンサソグンに口付けをした。
「なのに、殿下は……芸人を…厚遇し…」
「そうだ!それで?」
「国を…愚弄…され…た」
「そう!そうだ!この国のためにどれほど多くの住人が…」
宮中に王の笑い声が響く。
いっそこの男と一緒にどこまでも狂ってしまえればいい。渇きを忘れてしまうほどに。
そうしたらまた、笑えるだろうか。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

               ,-、
                 //||
            //  .||               ∧∧
.          // 生 ||             ∧(゚Д゚,,) < 1話読んで書いたので
        //_.再   ||__           (´∀`⊂|  < 時系列とかパラレルかもしれない
        i | |/      ||/ |           (⊃ ⊂ |ノ~
         | |      /  , |           (・∀・; )、 < 誘い受けです
       .ィ| |    ./]. / |         ◇と   ∪ )!
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