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Dr.コトー診療所ハラxコト

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                     |  シキナ島からひなまつりの模様が入りましたのでお届けします
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  先日のスレがヒントです
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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「原さぁ~ん!」
突然大きな声で呼ばれて、俺が慌てて外をのぞくと、
白い服を着た人影が、ふらふらとこちらにやって来ていた。
白衣を着た先生だった。おっとっととよろけながら、縁側にどさりと腰を下ろす。
「は~ やーっと着いた~」
「ど、どうしたんだこんな夜中に?!」
「きょうひなまつりらったでしょ。だから、内さんに甘酒飲まされちゃったんれす。ふふふ… ヒック。」
「お、おい…」
俺はゆらりと揺れる先生の身体を慌てて支えた。
「そしたらね、なんだか原さんに会いたくらっちゃって…来ちゃいました ふふ」
胸元のボタンが、いつもよりもひとつ多く開いていた。桃色に染まった胸元がちらりと見える。
先生はついと身体を寄せてきた。
「原さん…」
じっと見つめられてドキリとした。
潤んだ瞳、ほんのりと染まった頬、いつもより赤い唇。こんな先生は、知らない。
ごくりと唾を飲む。

俺の手は勝手に行動を開始した。
先生の顔を上向かせ、唇を重ねようとする。

「お父さん、どうしたの?」

突然後から声がして、飛び上がった。

「あ!いや、何だ、その、せ、先生が…」
「あ、剛弘くんだ~!こんばんわ~!」
「こ、こんばんは…先生?」

俺の動揺をよそに、先生は異常なほど上機嫌な様子で挨拶をしている。

(ちっ、いいところだったのに…!)

「剛弘!俺ちょっと先生送ってくるわ。先生、診療所へ戻ろう。」
そう言うが早いか、俺は先生を背中に背負い、猛ダッシュで診療所へと向かった。

先生が酒に弱いことは知っていた。でも、いくら弱いとはいえ、どうしたら甘酒ごときでこんなにべろべろになるのだろう。
(しかし、あのときの先生の顔といったら…)
これ以上ないほど色っぽかった。剛弘が来なければ、そのまま襲っていた。
(はやく、診療所に行こう)
剛利は足を速めた。そして続きを…。

「先生!着いたぞ!」
俺は裏口のドアを勢いよく開けて中に入り、先生を下ろした。
しかし、先生はくたっとなったまま、動かない。

「…先生?」

見れば先生は、すうすうと寝息をたてて、気持ちよさそうに寝ていた。

「おいっ!」

肩を掴んで揺さぶってみる。

「…。」

反応はない。

(なんだよ!さっきあれだけ…!)
あれだけ誘惑しておいてそれはないだろう!
俺は怒りのあまり、そのまま犯してやろうかとシャツに手をかけた…が、
あまりに幸せそうな先生の寝顔を見ているうちに、なんだかその気も失せてしまった。

(…はぁ…)

先生を布団に寝かせて、寝顔を眺める。
日々の診察、往診、昼夜問わずの急患。島の人間を、こいつはたった一人で支えてる。
たまにはこんな風に、何も考えずに寝られる日があってもいいじゃないか。

そっと頬にキスをした。

「帰るか。」

俺は先生を起こさないように、そっとドアを閉めた。

月明かりに照らされた道をひとりとぼとぼと歩きながら、俺は家に来た先生の事を思い出していた。
(あのときの、先生の…)
薄紅色に染まった先生の白い肌に、思う存分食らいついてみたかった。
(…やっぱ惜しかったなあ…)
俺は、そのまま立ち去ったことを激しく後悔した。

翌日、俺は内婆の所に、甘酒の作り方を習いにいくことにした。

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たまにはこんな平和な日もあったということで許してクダサイ。


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