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腐Let's光CM、光中学校の体育教師×美術教師

腐Let's光CM、光中学校の体育教師(樹邑)×美術教師(否書き)。

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

卒業式も終わり、美術部のお別れ会も終わって、美術室はいつもの静けさを取り戻した。
だいぶ日が長くなったとはいえ、薄暗くなってきたにも関わらず、窓から見える校庭では胸にリボンを付けた卒業生達が記念撮影に勤しんでいた。
まったく、散らかすだけ散らかして。絵の具や石膏がこびり付いたエプロンを付け、苦笑いしながらお別れ会のお菓子の袋や紙コップを片付ける。まあ、最後だから僕が片付けるよ、と許したのは自分なのだけれど。
それに、今日僕はある人にある物を渡さなくてはならない。

「センセ、スーツにエプロンはおかしいんじゃねーの?」
ああ、やっぱり来た。珍しくジャージではなくスーツを着た彼が現れた。
「でもスーツが汚れちゃったら困るでしょう。」
「そんな汚いエプロンじゃ余計に汚れそうだけどね。」
そう言って笑いながら僕のエプロンをつまんだ。何だかんだ言っても片付けを手伝ってくれている。

「木村先生、これどうぞ。」
一枚の画用紙を彼に渡した。机に腰掛けたままそれを受け取った彼が、大きな目を一層大きくしてこちらを見た。
「――覚えてて、くれたの」
いつか彼が言った。俺を描いてよ、と。それはたわいない一言のように聞こえたけれど、彼は本気なのだと僕には分かった。

「うわあ、マジでありがとう。大事にする。」
彼が嬉しそうに顔を近付けたり離したりしているその紙に、まったく同じ顔が描かれているという状況が何だかおかしくて、僕は笑ってしまった。
「デッサンは得意なんです。」

一週間後の離任式、今日と同じスーツを着て、僕はステージに立つ。

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!

御本尊のことまったく詳しくない上に学生時代は美術部でもなかったが、萌えた勢いだけで書いてしまった


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