Top/23-385

Dr.コトー診療所 ウブ原→コト

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  コトー初作より。ネタ古くてスマソ
 ____________  \            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ウブ原→コト設定で…
 | |                | |             \
 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)(_(__).      ||  |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「ふぅ…」
剛洋を寝かせ、一人ビールを飲みながら、
いつのまにかあいつのことを考えていた。
「原さん!僕のことは大丈夫ですから…っ、竜くんを…っ、竜くんを早く診療所へ!!」顔は青ざめ、足に巻かれた布はどす黒く染まっていた。
素人の俺が見てもとても大丈夫に見えない身体を押して、あいつはそう叫んだ。

脱臼した肩をはめるのは、相当痛い。
それでもあいつは振り絞るようにして「大丈夫です…」を繰り返していた。
まるで自分に暗示をかけているかのように。
そして、茉利子の息子の手術後、「大丈夫か?」と声をかけた俺に
「もう大丈夫です。」
と微笑みながらそう言った。額には汗が浮かんでいた。

「あいつ、大丈夫か…?」

気になって仕方がなかった。
ふと、目の前の夕食の残りが目に入った。
そういえばあいつは夕飯を食べただろうか。
(ちょっと様子を見にいってみるか…)
そう思って、剛利は支度を始めた。

「おーい、まだ起きてるか?」
裏口のドアをトントンと軽くノックする。
「え?あ、はいっ、開いてますから、どうぞ。」
やや遠慮がちにドアを開けて、中へ入ると、
片足をかばいながらあいつが立っていた。
「どうしました?」
笑顔であいつが聞く。
「え、あぁ。夕飯まだだろうと思ってな。これ残りもんだけど、持ってきた。
よかったら、一緒にどうだ?」
と言って、缶ビールを二つひらひらさせた。
「わぁ、ありがとうございます。ちょうどお腹空いてたんです。
 でも、僕飲めないんですけど…」
「なんだ、飲めねぇのか。ったくだらしねぇな」
「はい…すみません……」
「んまあ、いいや。上がっていいか?」
「あ、どうぞどうぞ。今、コップ用意しますから。」

座敷へ上がると、机の上に氷嚢と、開けかけの錠剤と、水の入ったコップだけが乗っていた。
トクンと、心の中の何かが動く。

「どうぞ。」
それらを無造作に脇に寄せて、コトリとコップを置くあいつ。
「あ、お箸とお皿もいりますね。」
「ああ、いい。俺が取ってくる。そこか?」
「あ、そうです。すみません、ありがとうございます。」

「はー。おいしかったです。とっても。ごちそうさまでした。」
ビールを飲む俺の向かいで、あいつは嬉しそうに微笑んだ。
「そうか。こんなので良ければ、また持ってきてやるよ。」
「本当ですか!ありがとうございます!!僕…料理苦手だから…」
「なんだよ(笑) 手術はあんなにすごかったのに。」
「いや、それとこれとは全然別ですよ。」
「そういやあ剛洋の手術のとき、魚と同じように人の腹をさばくって言われてたな。
 人の腹に比べたら、魚なんて、全然楽だと思うぞ。」
「あはははっ、そういえばそんな事内さんに言われましたねぇ。
 いや~、僕には魚のほうが難しいですよ~。」
そういって、あいつは楽しそうに笑った。俺も笑った。

のんびりと時間が過ぎる。
氷嚢を包む水たまりを見つめながら、俺はつぶやいた。
「肩…まだ…痛むか?」
「え?あ、実はまだちょっと…。」
「もう少し冷やした方がいいだろう。氷替えてきてやる」
そういって、俺は氷を取りに立ち上がった。

「ほら。」
「ありがとうございます。」
俺は氷嚢をそっとあいつの肩に当てた。
「はめたとき、痛かっただろう。」
「ええ。痛かったですよ~。でもさっき念のためレントゲン取ったんですけど、
全く異常なしだったんですよ。原さんがうまくはめてくれたおかげです。」
肩にそっと手を触れると。痛めた肩はまだ熱を持っていた。
同じ男とは思えないほどの、華奢な肩。細い腕。

「あぁ、冷たくて気持ちいぃ……」

あいつが気持ちよさそうに目を細める。
さらりと頬を伝う黒い髪。白い肌。
またトクンと、心の中の何かが動く。

「…足の方はいいのか?」
「ああ、足は大したことありません。…いろいろご迷惑かけてすみませんでした。」
そういって、あいつは不格好な体勢のままで、頭を下げた。

いとおしいと思った。
そう思ったら、止まらなかった。
気が付いたら、あいつを抱きしめていた。

「は、原さん…?」

唇を重ねていた。
「ん…ん…んふ…っ…ん…っあ、は、原さ…んっ…やめ…っ…ん」
俺の手が勝手にあいつの肌を探る。頬、しなやかな首すじ、柔らかな胸。
タンクトップ越しに、あいつの体温が伝わってくる。
「んん…っ…ん……っう、いたっ痛い…っ!!」
あいつの叫び声に、はっと我に返ると、
俺はあいつの肩を強く畳に押しつけてしまっていた。
「あぁっ!す、すまない!」
慌てて身体を離す。俺は一体何をやっているのか。
「…すまない…。っこ、このことは…忘れてくれ!!」
俺は逃げるように診療所をあとにした。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ コンナノデモモエマスカ?
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |


このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP