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キャプテン翼の転校少年君の話

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                     |  801板なのに…
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|  ギャルゲ小説にインスパイアされたって…
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 | | |> PLAY.       | |               ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドウヨ
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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主将翼の転校少年君の話です。
O倉着火氏のセンチメンタルなんとか(転校少年物の純愛ギャルゲー)テイストを
目指してみましたが、果たしてせつなさは炸裂するのかどうか…?
(5レス分お借りします)

ふらの小

転入したばかりの岬が自己紹介でサッカーの話をしたのがきっかけとなり、
松山は教師から校内の案内役を任せられる。
最初は兄貴風を吹かせて岬を案内する松山だったが、放課後、最後に案内した
サッカー部のグラウンドで、岬に見事なテクニックを見せつけられてからは
少し複雑な気持ちになる。

『光はちょっと不器用な所がある。』
時々ではあるが周囲からそういった評価を受けることがあり、受けた側自身もそれを
自覚し、嫌っていた。
そしていわゆる《出来る奴・素質のある奴》に対し、敵対心と劣等感の入り混じった
感情を抱くことが多かった。
そしてこの日、笑顔で器用なプレーを披露する転入生に対しても、同様の感情を
抱くのであった――。

日頃からの面倒見の良さとリーダーシップの高さから、松山は誰の反対も無く新チームの
主将に選ばれた。ただ、時折見せる曇りがかった表情を、気掛かりに思う者も何人かいた。
スランプに足を踏み入れかけているのかもしれない…だとしたら早く引き戻さなければ。

「でもどうやって…?」
一歩間違えれば益々深みにという恐れから、具体的な対処法を見出すことが出来ない。
メンバー達が腕組みで唸る中、ただ一人明るく行動する者がいた。

「…岬?!」
「松山、そろそろ時間だから帰ろう。今日は学校外も案内してくれないかな?」

部活では屋外へランニングに出ることもあると聞いていた岬は、早速そのコースを
教えて欲しいと松山に伝えた。
松山もその要望に応えるが、時間も時間なので厳しそうなら途中で引き返すという
条件付きとなった。

「とはいえお互い妥協は無しだ。中途半端は嫌だろ?完走するつもりで行くぞ。」
「うん、完走しよう。」純粋だが、強気な笑顔で返す。
その表情から目を逸らすように松山は前を向き、一気に走り出す。岬も後に続く。

(…こいつ、どうして…)
ランニング中も、言い様の無い疑問と苛立ちをふと感じては振り切るを繰り返した。
(走りに集中しなければ…)
何度か通った道とはいえ、気を抜けば危険な事故に繋がりかねない。
増して、初めて臨む者を率いているという責任を自覚し、注意深く道を乗り越えた。
「無理なら無理って言えよな。」
「なんとか大丈夫。」
少し厳しいかな?という表情も見せ始めはしたが、笑顔と前向きさは絶やさない。
気にかかる部分もありはしたが、その目を信じて先へ進むことを決めた。

人の手がかかっていない、純粋で険しい道。その大自然の重さを心に刻みつける
ように、岬は走り続ける。誰よりも真剣で直向きな背中を追いながら――。

終着点である小高い丘に到着したときには、沈みかけの夕陽が眩しい光を放って
いた。幼い頃から数々の景色を見ながら育ってきた。しかし、こんなにも広大で、
澄み切った世界に出会ったのは初めてだった。
「すごい……。」

「…初心者には厳しい道だし、正直色々迷ったが…。でも来られてよかった。」
松山も少しずつ、言葉が出始める。
最初に案内を求めたのは岬だった。でも心の奥底でここへ来ることを求めていた
のは自分自身だったのかもしれない。少し気分の晴れた表情で、言葉を続ける。
「でも大したもんだよ、初心者ではなかなかここまで辿り着けはしないんだぜ。
俺たちだって、ここまで来るのに何度苦労したか…。」
「ううん、僕も、必死だった。でも、でもね…!」
急に気持ちを入れて松山の方に振り向くが、疲れきった体がそれを支えきれず、
岬はその場でバランスを崩してしまう。
「お、おい、岬!」
「えへへ…ごめんね。なんか、限界っぽい。」

「も、もう歩けるから。下ろしてよ、松山。」
「日が落ちるまで時間がないんだ、とにかく急ぐぞ!」
両脚に無理が来ていた岬を瞬時に背負い、松山は一気に峠を駆け下りていた。
慎重な姿勢を見せることもあれば、突然大胆な行動に出ることもある。
様々な面を持ち合わせてはいるが、一つだけ言えるのは、いつもどんな
状況でも、松山は真剣に生きているんだということを、岬は確信する。
どれだけこの街に留まれるかわからない。でも限りあるここでの時間を、
自分ももっと真剣に、大事に過ごしていきたい。強くそう思った。

「…岬、寝てんじゃねぇぞ、家まで案内しろよ。」
「うん、わかってる。」
「なに笑ってるんだよ。」
「ううん、別に。」
「いっつも笑ってるよなお前って。明るいし…すげぇよ、本当。」
皮肉ではなく、自分に無い素直さを持っている岬を、心底うらやましく思っていた。
岬が答える。「だって…その方が、」
なんとなく寂しさを含んだ声と感触を、松山は背後から感じた。
「…岬?」
「…だから!」
「えっ」
「松山も明るくいこうよ、ね!」
負ぶさっている背後から、松山の両頬を引っ張る。
「ばっ…馬鹿やめろって、送ってやらねぇぞコラ!」
「あははははは…」
家に帰り着くまでずっと続いていた岬の笑い声が、松山の中にずっと響き続けた。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ フゥ……
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書き手の方も不器用、いや、それに加えて鍛錬が甘いため、読みづらい部分、
一貫性が無く支離滅裂な部分等ありますが(申し訳ないです…)、自分なりに
一生懸命やってみたつもりです。
「出会い」や「関わり合い」が持つ力、魅力といったものを描ければと思い
挑戦してみました。なんとか少しでも伝わればいいなーと…。


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