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N/H/Kにようこそ! 佐山

・突発的に、衝動を抑え切れずに書いたもの

・書いた人がド素人、文脈が覚束ない

・エロくない、CPに見えない

・コミックス3巻ネタ
・読んでないと解らない表現もあるかも

|>PLAY ピッ ◇⊂(・∀・ )ジサクジエンガ オオクリシマース!

「…佐藤さーん?」

佐藤が入院しているという、とある病院の個室。
その扉をそっと開けて、名前を呼んでみたけれど、返事はなかった。

しん、と静まり返った室内。来る途中通った大部屋など、騒がしいくらいのものだったというのに。
――成る程、佐藤さんは引き篭りだから、大部屋なんて無理に決まってますね…

それ故なのか、山崎の目に、この部屋の雰囲気は、ひどく落ち着いているように見受けられた。
――なんだか気味が悪いですね…

ぱた ぱた

普段なら滅多に聞こえない点滴の音が、拡散されて耳に響く。
その音にしばし聴き入っていたが、気を取り直し、室内へと歩を進めると
病室特有の匂いが鼻につき、此処が病院だと言うことを再確認させられて顔をしかめた。

―――まさか、あんなことになってるなんて、思うわけないじゃないですか

つい昨日。佐藤からおかしなメール(SOS)が届いて家に押しかけてみれば
拘束、もとい監禁されて餓死寸前の佐藤の姿があった。

―――あの時の佐藤さんの顔といったら……それと、ミアの正体。
あんなに早くバラすつもりはなかったんですけどね…。

「佐藤さん?お見舞い来てあげましたよ!
いないんですか?佐藤さーん?」

気を取り直して再度呼んだが、返事はなかった。
寝ているのかさえ、ベットの周りのカーテンに隠されていて、見えない。

返事のないこと、姿が見えないことに、山崎は意味もなく苛立っていた。
何故か、落ち着けない。返事がないなら寝ているのだ。きっと
寝ているのなら、また後で来ればいい。―――それなのに、苛々は募る一方だった

「…佐藤さんってば!!」

何故こんなに苛立っているかは解らなかった、が。沈黙が堪らずカーテンを乱暴にあけた。
――その時

「――うわ…っ!?」

どさっ、と覆いかぶさって来た何かが視界を覆った。
肩に少しばかりの重圧がのしかかって、力が入らない
落ち着いてさえいれば、それが“何”か、容易に解ったのだろう
――しかし、今の山崎にそんな余裕はなかった

「な、な…なん、な…ですか…!?…これ…!!」

もがけばもがく程、拘束してくるそれが、山崎の判断を狂わせた。
くらくらしているのは、パニックで、頭に血が上っているからなんだろう
―――なんで、こんな目に合わなきゃいけないんだよ…!!
パンク寸前の頭。暴れ過ぎたのか、眼鏡がズレたのが解った。――途端
山崎はとてつもない使命感に見舞われた―――殺るしか、ない

微妙な覚悟を決めた山崎。出来るだけ、出来るかぎりの力をこめ
その、“何か”を、蹴り上げた。
――その“何か”が終始声を発していたことに気付けなかったのに、彼の精神状態を垣間見るだろう

カコーンッ

「※☆●▽◎!?」

小気味の良い音と共に“何か”の呻くような
声にならない声が聞こえた。
―――…人?
ズレた眼鏡を直し、漸く落ち着きを取り戻した山崎。冷静に現状を振り返る。
―――…ま、さか

「…さとう…さん?」

よくよく見れば、自分の視界を覆っていたのは病院でよく見るシーツで
それに重圧をかけていたのは、まごうことなき自分の先輩。佐藤達広その人だった。

―――…と、言うことは

「さ、佐藤さん!あんたって人はよくも……っ!!」

これまでの沈黙が佐藤の策略だったことに(最も、佐藤が何をしたかったかは謎だが)気付いた山崎は
何故か転げ回っている佐藤を見下げて睨みつけ
どういう魂胆か問い詰めてやろうと胸倉を掴み上げた、が。
佐藤が転げ回っていた理由に気付いたので取り敢えず、手は離してやることにした

「や、山崎…!お前なぁ…!男なら解れ!この痛みを理解しろ!!」
「…なっ!佐藤さんが悪いんでしょう!?まさか股間にあたるなんて思うわけないじゃないですか!!」

そう、山崎の蹴りは見事に佐藤の股間にクリティカルヒットしたわけだ。

「それより!いきなり覆いかぶさってくるなんて一体どういう要件ですか!?
子供じゃあるまいし…!」
「ん、…ああ、それは…その、…だな」

口ごもる佐藤。それに対して山崎は先程まで混乱していた反動かずらりと文句をまくし立て、佐藤に詰め寄る。
まさに自業自得。と、返す言葉もない佐藤はひたすら平謝ることになった。
―――…山崎の野郎…ミアの事でかなりへこまされたから少し驚かしてやろうと思っただけなのに
―――…あんなに、驚くんだもんな。…俺のほうがビビったぜ…
「――…大体、佐藤さんは不注意過ぎるんですよ!こんなに血が出てるじゃないですか!」

いつの間か、山崎に覆いかぶさるときに外れた点滴の話になっていた。
佐藤は今気付いたらしく、自覚すると痛くなるものだなと苦笑してみせる。

予想外にも山崎は、苦笑する佐藤に苦笑を返した。
それから、黙って出血している佐藤の腕をとり、まじまじと見つめて言った

「…佐藤さんって、引き篭りで、最低なダメ人間ですけど」
「…な!!山崎お前…!」

―――そんな率直に本当のことを言うなよっ!!

そう視線で訴えかける佐藤にお構いなく、
腕から流れ続ける血をなぞりながら山崎は続けて言った

「血は、赤いんですね」
「…っ!!」

言い終えてから間をおかずに、掌に付着した血を滑取って笑ってみせる山崎。
痛みに身を竦ませながら、その姿に目を見開く佐藤。

―――恋が、始まる日は、近い

―――…かもしれない。

苛々していたのはたぶん、あなたのせい。けど、そんなの悔しいから報復に報復
(ミアの事への報復に飴と鞭(鞭と飴?)という名の報復)で返す山崎くんのお話でした。
慣れ始め。

終わったというより終わらせた。
読んでくださった姉様方、ありがとう、そしてすみませんでしたorz
それでも佐山が好きなんだ!と主張しつつ失礼します

□ STOP ピッ ◇⊂(・∀・ )イジョウ、ジサクジエンデシタ!


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