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兎-野性の闘牌-

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     |  連載再開記念 「兎-野性の闘牌-」仙道×園長
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄|   少しでもはまってくれる人がいれば幸せ…
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 バスタブに湯が溜まるのを待ちながらその前に缶ビールでも飲むかと、部屋備え付けの
冷蔵庫を物色しているとコツコツとノックの音が聞こえた。
ドアの覗き穴から廊下を見るとビジネスホテルの安っぽい絨毯の上で風間巌がこちらを睨んでいる。
仙道真澄はドアを開けた。
問いも答えもなく、風間は仙道の脇をすり抜けて中に入ってきた。
通り過ぎ際、風間の視線が通路脇の、湯気を出す半ば開いたユニットバスの扉に向かい、体と共に止まった。
「途中だったのか」
「いや」
その事には触れられたくなく、仙道は短く答えた。
だが問いかけるように風間の眉が上がるのを見て
「…たまには湯船に浸かろうかと思って、な…」
仕方なくそう続けた。
仙道の巨体を沈めるにはユニットバスはいささか都合が悪い。
なので今までは簡単にシャワーだけで済ませていた。
だが厳しいスケジュールの旅打ちと、麻雀が打てずマネージャーに徹しざるを得ない立場にストレスが溜まり、
なかば自棄になって無理矢理にでも湯船に浸かろうとしたのだった。

仙道の返事に風間の目がきゅっと細くなった。
きゅうきゅうの湯船に嵌る仙道の姿を想像したのだろう事は簡単に理解出来た。
次に投げられるのは毒舌かそれよりもっと酷い無言の侮蔑だろう。
仙道は風間から視線を逸らせた。
が、風間はそんな仙道に構う様子もなく無言で更に奥に向かっていた。
「ん?」
風間の背中からは、どこかせっぱ詰まったような硬い空気が感じられる。
初めて察しが付き、仙道もそれに応じ、大股で進んだ。
部屋と入り口を結ぶ短い通路の端に立ち、背中を向けたままの風間を見る。
部屋の中にはベッドと作りつけの机があり、残りのほんの僅かなスペースに風間は立っていた。
こんな時間にマネージャーがやることはさほどない。単なるマッサージかそれとも…
「……今日はどっちなんだ。風間」
投げた声は少しうわずってはいなかったろうか。
仙道の問いに風間の体が緊張を増したような気がした。
何も言わず風間が背中を向けたままジャケットを脱ぎ捨てた。
Tシャツ越しに細身だが均整のとれた筋肉質の肉体が見える。
「明日の仕事が早いが寝付かれん。仙道…」
風間の声もうわずっているように思えるのは気のせいか。
「…鎮めてくれ…」
「…そっちか…」
仙道の声は、自分でもそれと判る程かすれていた。

 ワイシャツのボタンを外しながら風間に近づき、触れて良いものか迷い、抱きしめず声だけかける。
「待っててくれ。今シャワーを」
「構わん」
仙道の言葉を遮って風間が振り返り、仙道のベルトにその手がかかった。
「おい、ちょ…」
仙道が止める間もなく奇術のようにベルトが緩められスラックスと一緒に下着まで降ろされてしまう。
晒された仙道の陰茎は未だ萎えたままだった。
風間はかがみ込み、それをなんのためらいもなく口にしだ。
「おいよせ風間そんな事…」
仙道は風間の頭を掴み、外そうとした。
が、風間の力は思いの外強く、それよりもその舌の巧みな動きが仙道の抵抗を削いだ。
風間の動きに応じ、その部分が急激に怒張する感覚が伝わる。
「くっ…」
仙道は尚も抵抗を試みたが、風間のきれいに撫で付けた髪を乱すだけの結果にしかならない。
ややあって風間が仙道から離れた時、仙道のそれは濡らされ硬くそそりたっていた。
「…それ位濡らしておけばどうにでもなる」
風間はむしろぶっきらぼうにそう言って自ら残った衣服をはぎ取った。
風間のそれも既に怒張している。
「…早く、……来い」
顔を背け風間が言った。

固い声の、おおよそこの状況に似つかわしくない、切迫した不器用な、誘い。
こんな風間を優しく扱う事は逆に残酷になるだろう。
仙道は無言で風間の肩を掴み、半ば突き飛ばすように後ろを向かせた。
よろめいた風間の体は狭い部屋の壁近くにある。
「そのまま手、突け」
仙道の言うまま風間が壁に手を突く。
自然と下半身が突き出るかたちになる。
仙道は風間に近づき、片手で風間の腰を掴んだ。
もう片方の手で服を脱ぎながら、掌を移動させ、双丘の頂きからやがて中心に親指をあてがう。
風間の体が微かに緊張する気配があった。
仙道は慣らしもしないまま親指に力を込めた。
「ぐっ…」
風間が耐えきれないような声を上げた。
だがその声と裏腹に仙道の指は案外容易く風間の中にめり込んでいく。
仙道が知る前、少年の頃から慣れきっているのだ。
根本まで指を押し込むとそのままやや乱暴に中をまさぐる。
更に小さな呻き声がし、壁に付いていた右の掌が固く握られた。
「待ってろ、今楽にしてやる」
仙道はそう言って指をそろそろと抜いた。
そうして今度は両手で腰を掴み、風間のそこに自分のそれをあてがった。
指より遙かに太いそれを、だが力を込めると風間はじりじりと受け入れ始めた。
不意に風間の腰が仙道から逃れるような動きをした。
仙道は動きを止めた。
体に似つかった大きさのそれは、受け入れられたと言ってもかなりの負担を風間に強いているのだろう。
風間の体がわずかに震えていた。

「…続けろ…俺は平気だ…」
仙道の迷いを読んだように仙道の下で風間が言った。
その息が荒くなっている。
辛いのかそれとも、…感じているのだろうか。
判断が付かないまま仙道は再び動き始めた。
根本まで風間の中に納め、一旦動きを止める。
風間は肩で息をしている。
その筋肉の付いた背までもが紅潮していた。
仙道は声をだしそうになり、唇を噛んだ。
仙道のそれが風間に負担をかけているように、風間のそれも仙道の根本に強い圧迫を与えていた。
この状態ではそう長く保ちそうにない。
「いくぞ」
仙道は短く言って体を動かした。
「…っ」
風間が声を押し殺す。

当初それは、暴力に耐え反射的に上げる呻きのようなものだった。
だが仙道が律動を繰り返すうち
「ああっ…!」
風間が一声違う声を上げた。
女のそれとは違う、だが女のそれによく似た声。
風間の左手が壁から離れ、何かを求めるように動いた。
壁を挟んだすぐ近くに、何も知らない柏木がいる。
意味に気付き、仙道は反射的に近くの机の上に脱ぎ捨てた自分のシャツを掴み風間の手に握らせた。
風間はそれを自分の口に押し当てた。
呻きがそこから間断なく洩れている。
明らかにそれまでとは違う呻きだった。
その呻きと同じ感覚で仙道も締め付けられている。
仙道の息も荒くなった。
仙道は風間の腰に当てた手をそのまま前に伸ばした。
怒張しきった風間に指の先が触れる。
背中がしなり、風間は固く目を閉じたまま無言で激しく首を横に振った。

仙道はかまわずそこに向かい、零れ始めている先端を全体に渡らせるようにして手で覆った。
「…やめ…くっ…」
風間が切れ切れに声を出す。
「そこ、はしなくて、も…もう…」
「こうした方がいいんだろ…」
仙道は小声で言った。
「…俺はそろそろ限界なんだよ」
荒い息を必死で整えながら最後まで言うと、風間には構わず一気に腰と手を動かした。
風間が激しく息を吸い、壁に付いていたもう片方の手が離れた。
その手を仙道は掴み引き寄せた。
上半身がのけぞり、そして支えを失った体が前に二つ折りになる。
仙道は後ろから抱きしめるように風間に覆い被さった。
それが合図のように風間の手からシャツがこぼれ落ち、同時に風間の全身が細かく痙攣し、
仙道の掌に生暖かいものがこぼれた。
一瞬遅れて仙道も風間の中に射精した。

 射精の後の虚脱感から速やかに回復し、ゆっくりと風間の中から引き抜きながら抱いていた手をほどくと、
風間は、これは苦悶の呻き声を上げながら膝から崩れ落ちるようにカーペットの上に倒れ込んだ。
仙道は洗面所で手を洗い、体を洗おうとして初めて激しい音に気付いた。
バスタブの湯が意外な轟音を立てて、淵ぎりぎりの所で排水され続けていた。
気付かない程夢中になっていたという恥ずかしさが浮かんだが、反面この音に紛れて柏木が気付かずに
いてくれるだろうという期待がそれを打ち消した。
戻ると、風間は未だ床の上でぐったりと肩で息をしている。
男が男に抱かれるという行為がこれ程までに消耗するものなのだと、仙道は知らなかった。
男に抱かれる事でしか満足を得られない肉体。
組に買われ、女より前に男を覚え込まされ、未だ望まぬ欲に溺れざるを得ない。
風間が色子あがりだという事を仙道は知識として知っていたが、今まで風間は悟らせないよう繕っていた。
誰にも見せたくないはずのその部分を風間は仙道にさらけ出している。
仙道に取り繕うだけのほんの少しの余裕を、たかが資金稼ぎの為に放棄している。
どれほどの覚悟をもって、風間は山城麻雀に挑もうというのか。
仙道は風間を抱き上げ、ベッドに横たえた。
風間が呻いた。

「…今日はここで寝ろ。俺はお前の部屋に行く」
仙道は風間の耳元で言って、服を着ようとし、シャツを見て顔をしかめた。
諦めて新しいシャツを着、風間の部屋のキーを手に取る。
「…仙道…」
声に振り向くと、風間はこちらに背中を向けて横たわったままの姿でいた。
「…なんだ?」
「…付き合わせて、…すまない…」
身じろぎもせずに風間は言った。
「…いいんだよ仕方ねえだろ別に。俺も…」
仙道は言葉を切った。
「お前がいなくちゃ資金稼ぎが続けられないからな」
続きは付け加えるように言って仙道は廊下に出た。
風間がこちらを見ていなくて良かった。そう仙道は思った。
自分はもまた必死に取り繕っている。
ぶつけたら風間を壊してしまうだろうこの感情を、仙道はどこにも洩らさぬよう奥歯を噛みしめた。

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