超常兄弟
更新日: 2011-04-29 (金) 16:45:08
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| __________ | また懲りずに、例の弟×兄
| | | | 前回の弟視点から ベタネタ
| | |> PLAY. | |
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| | | | ピッ (・∀・ ) オトウトモナンカヘタレ
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サム、と誰かに呼ばれた気がした。
徐々に意識が浮き上がる。
心地よく響くその声は、自分のよく知っている者の声だというのがなぜか何よりも先に分かった。
がさがさと何かが動く気配。閉じた瞼の裏、テレビの光がチカチカと明滅する。
瞼の裏が再び暗闇になり、誰かがテレビを遮るようにソファーの前に立ったのを感じた。
その影が動くたび、石鹸の香りが仄かに香る。 兄だ。
悪夢に目覚める前、僕は兄が浴びるシャワーの音を聞きながら眠りに落ちたはずだ。
目を開こうと思ったけれど、どこか落ち着かない様子の兄に、もう少しこのままで待ってみようと思った。
影が動き、再びテレビの光が広がる。その光がまた遮られたかと思うと何かが体を覆い、直ぐにそれは
温もりとなって僕の体に広がった。
それは兄らしくない気遣いだった。
すっかり混乱した僕は今度こそ目を開こうと思った。
しかしその前に毛布よりも暖かい何かが頬を包み、瞼、額の順に柔らかく、微かに湿ったものがやさしく押し付けられた。
それが唇であると思考が結論を出す前に、それは己の唇に触れた。
長く、しかし本当にただ押し当てるだけのキス。実際はもっと短い時間だっただろう。
だがその瞬間僕の時間は確かに止まったのだ。
温度が離れ、時間が再び還ってきた。
兄にばれない様、呼吸を必死で一定に保つ。
「おやすみ サミー」
当の兄本人は驚くほどやさしい声でささやいた後、何故か猛スピードでベッドに飛び込んだ。
兄の寝息が聞こえてきた頃、ようやく眼を開き深呼吸した。自分を落ち着かせるために。
どうやら兄は自分が起きていることに気づかなかったようだ。 我ながらよくやったと思う。
もし終わることのないこの仕事が終わったとき、役者にでも転職しようと思ったほどだ。
兄のそれが触れた唇を手で覆った。考えたこともない、兄の唇の意外な柔らかさに全身の細胞が騒ぎ立てる。
「Damn!!」
せっかく寝つけていたのに、これではまた眠れない。
翌日は絶対寝不足になると、そう確信しながら顔を両手にうずめた。その紅さを隠すために。
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| | □ STOP. | |
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| | | | ピッ (・∀・;) 何処の中学生/日記かと
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以上で終り しつこくシーマシェーン
あと、スラングはネトで漁ったやつで正しいかはかなりぁゃιぃ
お付き合いありがとうございました
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