芸人
更新日: 2011-04-29 (金) 16:23:53
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| とあるげいにんさんです
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| __________ |  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄| エロ無くてごめんなさい…
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ うーん
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・; )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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暑かった。
羽毛布団を蹴飛ばした。布団は一瞬中を舞い、そしてばさりと落下した。
隣で寝ている人の上に。音と感覚で起きてしまうだろうか。
そう思うと、少し胆が冷えた。思わず目を瞑った。
しばらく息を潜めていたが、隣の人の寝息は規則正しく続いているようで、ほっとした。
起こさずに済んだようだ。何せ、睡眠を妨害されるのが大嫌いなこの人なのだ。
暑いせいか喉が渇いた、と思った。何か飲もうか。ゆっくり身体を起こす。
まだ室内は薄暗い。時計を見ると、4時過ぎをさしていた。
サイドテーブルの下に、小さな冷蔵庫が置いてある。
音があまりしないように、ゆっくり開けた。
中にはペットボトルに入ったグレープフルーツジュース、チョコレート、それと何故か卵。
ジュースを掴んで、蓋をねじった。グレープフルーツの香りが微かに鼻に届く。
ああ、自分は本当に喉が渇いていたんだ、そう思いながら一気に全部飲み干した。
「っくはぁ…!」
思わず息が出た。いけない。寝ている人を起こしてしまうだろうか。
横を見ると、寝ていた筈の人は薄暗い部屋の中、此方をじっと見ていた。
「…」
「許さねえ」
“寝ていた筈の人”はそう、吐き捨てた。
「ちょ、待って、…ごめん」
「一昨日俺がわざわざ買ってきたんだ、それをお前は全部飲みやがった」
その声は明らかに怒っていた。いけない。
殴られるだろうか。家を追い出されるだろうか。とりあえず素直に謝った。
「…すいませんでした」
次に彼が紡ぐ言葉は、怒りだろうか。呆れだろうか。それとも…?
「おい、コート着ろよ」
「…え?」
「飲んじまったものは仕方無いだろ、買いに行こうって言ってるんだよ」
「怒ってないの?」
「ああ」
「ありがとう」
そう言って、自分は寝間着の上に黒いコートを羽織った。
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