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銀魂 大西×空知

単行本一巻発売記念ss。
担当×漫画家再び。季節はずれのヴァレンタイン話でお邪魔します。
ラブ度は前より高いめです。
スレは例によってメール欄参照で。
ではでは、お借りしますー。
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 | | |> PLAY       | |           ∧_∧ ヒトリデコソーリミルヨ
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「ヴァレンタインてのは、元々聖人の名前っしょ」
「そうですよ」
「結婚が禁じられてた時分に、秘密でカップルを結婚させてたヴァレンタインってオッサンが死んだ日が、二月十四日」
「そうですよ」
「チョコレートがどうのってのは、神戸の菓子屋が始めたことで、」
「てか先生、」
椅子に掛けて向こうを向いた彼の喋りを聞きながら、俺は流石に口を挟んだ。
「そんな1へぇにもならないようなトリビアから、非モテっぷりが溢れんばかりにかぎ取れるんですが」
それを聞くと、彼は苦々しい顔でこっちを向いた。

「てか何であんたがここにいるんすか」

人が原稿上げてさあ寝ようって時に。風呂上がり、普段のむさ苦しい姿から多少こざっぱりした彼は、
半乾きの前髪から恨めしげな眼でこちらを見る。
「別に、会社帰りに寄っただけですよ」
「…」
「あ、これ欲しいですか?」
手許のショコラトリュフを示すと、彼は頭を掻いてため息を付いた。

「やー、これはね、バイトの子がどうぞvって」
「で、なんでわざわざ俺の家に来て食いますか」
「幸せのお裾分けです」

だって先生チョコ貰ったことなさそうじゃないですか。明らかに。
そう言うと、彼はまた嫌な顔をした。この反発が直に表情に出る所が堪らない。
「ありますよ、貰ったことくらい」
「ドリームですか」
「現物です」
「優しいお母様だ」
「おかん以外からもあるってんですよ!」

俺がどうせ妄想だろうという顔をすると、案の定彼はむきになって喋り出した。
「小学生の時に彼女いたんですよ」
「うわ何年前の話持って来んだこの人」
「ドッジが上手くてはにかみ屋さんでショートカットの」
「オオニシくん」
「ヒトミちゃんだよこの野郎!!」
「で、そのヒトミちゃんが何ですか」
「そこの家が転勤族でね、丁度ヴァレンタインに神戸に越しちゃうことになって、」
「はぁ」
熱弁する彼を長めながら、もうひとつトリュフを口に入れる。彼の語りはそろそろ佳境のようだ。
「お別れ会の後、そっと渡された包みには、
ウエハースチョコと『手紙おくってね』という震えた字のメッセージが―――」

「義理じゃん」

彼の動きがかきんと固まった。チョコネタだけにオチが甘いですよ先生、そんなネームじゃオッケー出せませんよ。
そう言うと、彼は言葉も出ないのかこっちを黙って睨んだ。

「まあ、そんな可哀想な先生に、これ分けたげますから」
トリュフを摘んで、ほら、あーんして下さいよ、と顔の前に差し出す。彼はふんと顔を背けた。
施しは受けぬ、って武士じゃあるまいし。
「何ですか、口移しで欲しいんですか」
「何を、」

反論しようと開いた口にトリュフを押し込む。
「―――っ、」
「指は食わないでくださいね」

驚きで間の抜けた顔も堪らない。
しかしまぁ、何で俺はこの人をこんなに構いたくなるんだろう。

指に残ったココアパウダーを舐めながら、屈辱を受けた様子で机にへたった彼を見る。
「旨いでしょ」
「―――…貰ったなら、全部食ってやりゃいいじゃないですか」
「はい?」
「どうぞvって折角貰ったんなら、自分で食えってんですよ」

十秒ほどの沈黙が流れた。

「先・生」
伏せた背中に被さるように近付き、耳許で喋る。彼の肩が少しおののいた。

「妬きましたね?」

にやりと笑う。
彼は呻くような声を挙げたが、顔は上げない。そしてその耳は先まで赤くなっている。

「っははは、もう可愛いなぁこいつ天パゴリラの癖に!」
笑いながら生乾きの髪をくしゃくしゃにする。抗う様子は見せるものの、やっぱり彼は顔を上げない。
「解りました、今からチョコレート買ってきますよ、先生のために」
ファーストチョコですよ?そう言い残して、俺はすぐに玄関に向かった。
「先生、チロルはヌガーとミルクとどっちが好きですか?」
「…ミルク」
了解しました、と笑いを噛み殺して答える。振り向くと、まだ彼は机に伏せていた。
なんで奴はあんなんなんだろうか。イタズラ心がまたゾクゾクと刺激されて、俺はドアに手を掛けて口を開く。

「先生、」
「…」
「ホワイトデイのお返しは身体でいいですよ」
「―――!!」

彼が勢いよく振り向いた気配がしたが、俺はそのままドアの外に出ていった。

終。

前は漫画家視点だったから、次は担当視点でと思ったら、結構ノリノリで書けました。
なんか担当が嫌な奴だよ…。
こんなんでごめんなさい。興味持った方は専用スレ…へ…。(w サクヒンスレデスガ
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 | |  飛翔コミクス      .| |           ∧_∧ アトガキモオイシイヨ
 | | 金艮 云鬼 一巻  | |     ピッ   (・∀・ )
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