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森×羽仁×森

                    |  >>415の続き 某ホヌト部アニメの森x羽仁x森
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 ――駄目だ。こんな事は、もう。
 そう思いながら、嵩は抱きしめた体から腕を解けずにいる。

「……ん、……う、ん」

 夕暮れの光が残る、光国の部屋のソファ。薄暗くなって来ている事はわかっていても、
今灯りをつける余裕はなかった。
 深い口吻の中で、膝の上で向かい合った光国が苦しそうにくぐもった声を出す。
絡めた舌は更に奥を探ろうと、それ自体が生き物のように動いては互いを貪っている。
先程まで光国が口にしていたザッハトルテの甘さは、もう二人の口の中で溶けて消えて
しまった。
 嵩は生温い唾液を嚥下しながら、噛みつくような勢いで唇を合わせた。嵩の制服を掴む
光国の指に、ぎゅっと力がこもる。

 最初に弾みでキスをしてしまったのは嵩。
 二度目に誘ったのは、光国だった。
「ね、たかしー。……ちゅう、しよ?」
 偶々人気の消えた部室の隅で。一回したもんねえ、といつもの調子で告げて、光国は
椅子の上で固まる嵩の膝ににじり寄り、軽く口づけた。
「これであいこだねえ」
 光国は少し得意げににっこりと笑い、嵩はただただ呆然としたのだった。

 何故だろう。
 嵩はずっと考えていた。どうしてあの時光国にキスをしてしまったのか。何故光国に
せがまれて触れた時よりも、ずっとうろたえたのか。
 そしてためらいつつもキスをねだられる度に流されて、いつの間にかこんなに深い
口づけまで二人で覚えてしまったのは何故なのか。
 疑問符ばかりが膨らんで、嵩はまだ答えを出せないでいる。

「は……」
 唇を離すと、光国は喘ぐように息を吸い込んだ。歪んだ唇の端を唾液が伝い、濡れて
赤くなった色が普段の幼い表情の光国とあまりに不釣り合いでなまめかしい。
そんな光国を直視できず、嵩は目の前の頭を自分の胸に押し付けた。
「……おでこにネクタイ当たって、痛い」
「……すまん」
 非難の声に力を緩めると、光国はいつもするように頬を首筋に擦り付けてくる。
首に腕を巻き付け、甘えるような仕草をする光国の背を支えた。
「たかしーぃ」
「ん」
「……勃ってるねえ」
「……!」
 何でもないように言われて、嵩は慌てて光国を引き剥がそうとする。が、光国は
しっかりと嵩の首につかまったままで離れようとしない。
「僕も気持ちよかったもん。いっしょだよ?」
 光国の膝がするりと嵩の股間の上を撫で、嵩の背をぞくりと快感が走った。光国は
にこにこ笑みを浮かべていて、それがかえって空恐ろしい。
「光国……」
「……今度は僕がしてあげよっか」
 悪戯っぽく囁いて、光国は体を引き下の方へ滑らせていく。
「っ、やめろ」
 嵩が光国の体を引き上げようとするが、その手を光国は軽く振り払ってしまう。
光国の指が制服越しに嵩に触れようとした所で、嵩はたまらず実力行使に出た。
「……!」
 嵩は光国の両手首を取り、無理矢理にソファに押し付けた。弾みで、仰向けになった
光国の上にのしかかるような格好になる。
「……お前はそんな事……するな。俺は間に合ってる」
 言い聞かせながら、我ながら説得力のない言葉だと嵩は自嘲する。しかし例え光国の
単純な好奇心だとしても、自分の卑劣な妄想のような事を決してさせたくはなかった。
自分の一方的な欲望が光国を汚すのは、嵩には耐えられなかったのだ。

「……ねえ、たかし」
 押さえ付けられた光国が、落ち着いた声音で嵩を呼ぶ。光国の周りの戯れのような
空気が一変した。
「どうしてたかしは僕とちゅうするの?」
 見上げる目は、しっかりと嵩をとらえて離さない。強くてまっすぐな、光国の素の視線だった。
「どうして僕のお願い、聞いてくれたの?」
 その視線に射竦められたように嵩は動けない。ずっと嵩が考えながら――考える振りを
しながら答えを出さずにいた事を、光国には見抜かれていたのだ。
「ねえ、そろそろ……ちゃんと考えてみて?」
 そう言った光国は、とても大人びて見える。嵩から解放された手が、垂れ下がった
制服の胸元を握った。一度口をつぐんだ光国の顔には、沈みかけた夕日がまだわずかに
射している。
 そしてゆっくりと、その唇が動き出す。

「好き」
 少し目を細めて、泣き出しそうな表情で光国は言った。
「たかしが好きだよ」

 これまでに光国が何度となく口にしてきた言葉だった。……しかしいくら嵩であっても、
この状況で語られる「好き」がどんな意味かくらいはわかる。
「……」
 無自覚さんが「自覚」した瞬間。
 これまでの様々な思考が繋がってぴたりとはまり……嵩はぼっと火が付いたように
赤くなった。
「……わかった? たかし」
「……」
 こくり、とぎこちなく嵩はうなずく。気付いてしまった自分の気持ちが恥ずかしすぎて、
声も出ない。光国の上に半ば倒れ込みながら、口元を手で押さえるので精一杯だった。
「ん、よくできました。……えらいえらい」
 光国は自分の胸の上にある嵩の短髪をいいこいいこする。
 この時嵩が少しだけ顔を上げれば、安堵した表情の光国が見られたはずだったが、嵩に
そんな余裕は残っていなかった。

「……たかしー」
 ぽんぽんと肩を叩かれて、嵩はおずおずと体を起こす。見下ろした光国はふわりと
微笑みながら、嵩に腕を伸ばしていた。その手を取って起こしてやると、光国は嵩の隣に
よいしょと座り直した。
「はあー、よかった。緊張したよう」
 そう言いながら、光国はテーブルの上に寝かせてあったうさちゃんを胸に抱いた。
「これでもたかしが気付かなかったらどうしよーって、うさちゃんと心配してたんだもんねえ」
 ねー? と、うさちゃんに語りかける姿はいつもの光国そのままである。
 額に手を当てて真っ赤な顔を隠しながら、嵩はそんな光国を横目で見る。
「光国……いつから知ってた?」
「あのねー、知ってたとかじゃないの! えっちな事してもちゅうしても、たかし
本気で嫌がらないから……だからね、本当は不安だったんだ。たかしにとっては全然、
そんな事してもしなくても気になんないような存在なのかなーって」
 視線はうさちゃんに注いだまま、光国は明るい調子で話す。
「でもさっきのでねえ、大事にしてくれてるんだなーってわかったから、ちょっと賭に
出たんだけど。……もー、たかし鈍すぎだよっ」
 光国はうさちゃんの手を操って、嵩の頭をぺしぺしと叩いた。そんな光国の姿すら
まともに見られなくて、嵩は頭を抱えた。
「……そうか」
「たかしー。落ち込む前にまだ僕聞いてないんだけどなあ。さっきのお返事」
 ねー、うさちゃんも聞きたいよねー、と内緒話を始めた光国であったが、その横で更に
苦悩し始めた人物には届いていなかった。
「……」
「んー? 聞こえなーい」
 ぼそっと何事かを呟いた大柄な背中に、うさちゃんと光国がよく聞き取ろうと迫る。
「なになにー……っ」
 ぱちん、と何かのスイッチが入った音がしたようなしないような。その拍子に光国は
嵩の腕の中に引き寄せられていた。
「……」
 光国の耳元で、一言何かが囁かれる。それを聞いた光国は、周囲に花をいっぱいに
飛ばして嵩に抱きついた。
「……僕も!」

 どちらからともなく口づけ合うと、初めての時のような触れるだけのキスから、
あっという間に深く抜け出せないものに変わってしまう。気持ちが追いつかないまま、
繰り返した数だけ慣れてしまった。そんな事実に嵩は赤面する。
「……もっと……」
 キスの合間に光国がそんな事を言うので、嵩も止まれない。舌で上顎を擽り、
光国のそれに絡ませて吸い上げる。はあ、と光国が漏らす溜め息や、しがみついてくる
小さな体、濡れた唇がたてる音が嵩を追い立てていく。
 ギリギリで残っていた自制心で、嵩は光国から唇を離した。唾液がつうっと糸を引き、
二人の間に零れる。陶酔した表情の光国は、物足りないように嵩を見上げている。
「もっと……たかし」
 それは嵩にしても同じ事だった。けれどこれ以上はキスだけではすまなくなる、と
本能的な危機も感じていた。
 ためらう嵩を前にして、突然光国が制服を脱ぎ出した。
「光国……」
 上着を脱ぎ捨て、ネクタイを乱暴に緩めて抜き取る。シャツを脱ぎ去ると、薄く
筋肉のついた細い体が薄闇に浮かび上がった。
「いいよ? たかしと……したい」
 据え膳食わぬは……という格言が嵩の脳裏を過ぎったかはわからないが、二人は額を
こつんと合わせた。
「……いいのか」
「そー言ってるでしょ?」
 とぼけた調子の光国の答えで、二人は少し笑った。

「……んっ」
 男同士のやり方など考えた事もなかった嵩には、ただ光国を気持ちよくしてやりたい
という一念しかない。耳朶を口に含んで舐め上げると、光国はぶるりと震える。
「や、気持ちわる……っ」
 そのまま唇は首筋を辿り、胸の突起をべろりと舐めた。光国がそんな所を弄られる
違和感に気をとられている間に、嵩の手は前をくつろげた光国の制服の中に忍び込んでいる。
「あ……」
 下着の上から撫でただけで、性器の先からにじんだもので濡れているのがわかる。
びくっと体を揺らす光国をなだめながら、嵩は光国の下着ごと制服を脱がせてしまう。

「ちょっと、待って……」
 そう制止する光国が嵩のベルトに手を掛けたので、嵩はぎょっとして手を止めた。
「光国?」
「たかしも……ね?」
 光国は手間取りながら嵩の服を少しずつ脱がせていく。光国の手が素肌に触れると、
そこから淫猥な熱が少しずつ体の中に溜まっていくような気がする。
 光国の手が下着にかかった所で流石に腰を引こうとしたが、光国はそれを許さなかった。
「ま……」
「たかしは待ったなし」
 下着を取り去られ、半勃ちの性器が現れる。光国の手がそれに触れると、嵩は肩を震わせた。
「たかし知ってる? こうすると、気持ちいいんだって」
 無邪気にそう言って、光国はおもむろに嵩のペニスに口を寄せた。
「っ、やめろ光国……っ」
 光国はためらわず、あーんと口を開けて性器を銜えてしまう。
 嵩にとっては生まれて初めての衝撃だった。光国の生温い舌がくびれをなぞり、
先端を掠めると、体が言うことを聞かない。もっともっとと欲しがって光国に腰を
突き出すような格好になってしまう。何よりも光国が無心に自分の性器を銜え、その唇を
出入りしているビジュアルや、先走りや唾液で濡れた唇が立てる音が、嵩には強烈すぎた。
「もう……いい、光国」
「はあ……気持ちよくなかった?」
 必死の思いで引きはがした光国は、手の甲で濡れた口を拭ってにっこり笑っている。
 嵩は眉根を寄せると、光国をソファの上に押し倒し、互いの性器を押し付けるように
体を合わせた。
「んっ……たかし……っ」
 二人の性器を合わせて握り、愛撫する。つたない行為だったが、嵩の考え得る範囲では
これが限界だった。互いの先走りでぬるぬると腹の間を濡らし、快感のまま腰を突き上げる。
擬似的な性行為を光国としているという事が、嵩を追いつめる。
「や……あ……っ、たか……し……っ!」
「……っ」
 一際大きく喘いで、光国が吐精した。びくびくと痙攣しながら光国が快感に溺れる表情を
見ながら、嵩も遅れて光国の腹の上に逐情したのだった。

 脱力した嵩が、光国の上に覆い被さる。乱れた息のままに、汗に濡れた体を抱きしめた。
「大丈夫か?」
「……ん。……へーき」
 光国はまだ余韻が抜けきらない様子で、体を投げ出している。一線を越えてしまった
背徳感と恥ずかしさがないまぜになって、嵩は目の前の光国への愛おしさを改めて
認識したのだった。
 一方の光国は、息を整えながら嵩の胸に頬を寄せる。
「……もう逃がさないよ……」
 そんな光国の小さな呟きは、嵩の耳に届く事はなかった。
「?……なんだ、光国」
「んーとね……だいすき、って言ったの!」
 満開の笑顔で伸び上がった光国は、嵩の頬にちゅっとキスをした。

 その後逃げられなくなったのは一体どっちだったのか――それはまた、別のお話である。

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