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月と太陽

                    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    |  変人スレの影響でデンデンの人達だモナー。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  これ、萌えないかも・・・
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 | | |> PLAY.       | |              ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ナニソレ?
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
 | |                | |       ◇⊂    )(    ) |  ヽノ___
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なぁツンゴ。
お前は知っているだろうか?
俺は傍からみれば異常者扱いされる程お前の事が好きで、
いつか、傍からみれば異常者扱いされる程お前が好きな俺は
自分の欲求を抑える為に自分を殺してしまうかもしれないなんて思っていることを。
そして、愛しいお前が望むのであれば、
俺の未来を渡すことも、この身を切り刻んで差し出すことも、自分の肉親を殺すことだって
何の躊躇もなくやってのけるだろう。
俺があげられるものなら、なんだってお前にあげるよ。
お前がそれを望むなら。

 仕事帰り。
ツンゴの後姿を見ていて、その細く綺麗なうなじを見ていて、俺は思わず腕を伸ばす。
「どうしたの?アチャソ」
なんて可愛く振り返るなよ。
いつものコンビニの前なのにも関わらず、俺はツンゴを強引に抱き寄せる。
細く綺麗な首をキツく絞めあげるはずだったその腕を、今日は愛しいツンゴを抱きしめる為に使う。
そして、俺はまだ大丈夫だ、と少し安心する。
大丈夫。俺はまともだ。

 なぁツンゴ。
お前は知っているだろうか?
俺はお前と出会うまで世界を敵だと思っていた。
俺 対 世界。
俺の味方は俺だけで、それ以外は全て敵だと思っていた。
いつからそう思い始めたのかは覚えていない。
でも、別に俺はそれでも良かった。
世界というやつに自分が組み込まれて、俺が俺でなくなるくらいなら
俺は俺である為に世界から独立している方がよっぽどましだろ?
孤独とか、寂しさとか、一般的で常識的なそんな感情にさえも負けることが嫌だった。
お前と、出会うまでは。

 俺の部屋。
ネタ作りをしよう、とツンゴを呼ぶとまるで犬みたいに尻尾を振って俺の部屋に来た。
「プリン買ってきた!あとで一緒に食べよう」
なんて可愛くコンビニの袋を差し出すなよ。
玄関にも関わらず、俺はツンゴに強引にキスをする。
プリンみたいに柔らかい唇を噛み千切るはずだったその口を、今日は愛しいツンゴを楽しむ為に使う。
そして、俺はまだ大丈夫だ、と少し安心する。
大丈夫。俺はまともだ。

 なぁツンゴ、
お前は知っているだろうか?
俺はお前を太陽だと思っている。そして、俺は自分を月だと思っている。
太陽であるお前の光を使って、ようやく姿を現す光を放たない俺。
お前がいなきゃ、その存在すら知られない、ただの塊。実を言うと俺はこんな関係を気に入っている。
始めてあったその時に、思ったんだ。
あぁ、今、俺の目の前に太陽がいる、と。
そして一つの可能性を思いついたんだ。
お前のその眩しすぎる光に照らされれば、こんな俺だってきっと輝きを持てる。
時折影を落とすけど、それはいつまでも続くわけじゃない。
気がつけばほんのり明かりを持ち、お前と同じ丸い姿を現わすんだ。
そんな俺達の姿を、お前のキラキラ光る瞳の中に見たんだよ。

 ベットの上。
俺のモノを一生懸命咥えているツンゴをみて、頭を撫でていた手をそっと離す。
「アチャソ、気持ちイイ?」
なんて可愛く頬を染めるなよ。
モノを噛み切らせる為に口を閉じさせるはずだったその手を、今日は愛しいツンゴの頬に触れる為に使う。
そして、俺はまだ大丈夫だ、と少し安心する。
大丈夫。俺はまともだ。

 ツンゴ。
俺はお前がいて本当に良かったと思う。
俺はきっとお前と出会う為にこの世界に産み落とされたんだ。
 ツンゴ。
お前がいない世界なんて考えられないよ。
お前がいるから、俺の世界は成り立っているんだよ。
 ツンゴ。
 ツンゴ。
 ツンゴ・・・。

 
 少しして、俺は俺の太陽に欲望を放つ。
俺の太陽を、自らの身勝手な欲望で汚す。
白く、透き通った肌に、白く、汚れた欲望を。
そして、ツンゴははにかんで恥ずかしそうに笑う。
「アチャソ、大好きだよ。」
「俺もだよ、ツンゴ。」
愛の言葉は決して途切れることはない。俺達は一生離れることはない。
だって俺達は、この世界という宇宙に産み落とされた、月と太陽だから。

でも。
ツンゴは知らない。
俺はいつかきっとお前を殺してしまうだろう。
お前をどこにも、誰にも、何にも奪われないように。
重く、冷たい、死と言う枷をお前に与えてしまうだろう。
本当に、俺だけのものにする為に。
綺麗なお前が腐っていくのを、ずっと見ていよう。
だんだん体の体温が下がり、身は腐り、蛆が湧き、肉が朽ち果て、大地に返る。
そう。ツンゴ、お前は大地に返るんだ。
そうすればきっと、俺はこの世界を愛せるだろう。
世界の一部となったお前を、世界ごと愛するんだ。
なあ、いい考えだろ?そう思わないか?ツンゴ。

大丈夫。
俺はまともだ。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ ヒドイネ、コレハヒドイネ。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )  デモヘンジンアチャソガスキサ!
 | |                | |       ◇⊂    ) __
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