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某ドラマの頭脳派弟×兄の方を慕うワンコロ+兄の優秀な保護者×ワンコロ風味

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某ドラマの頭脳派弟×兄の方を慕うワンコロ+兄の優秀な保護者×ワンコロ風味
夏季休暇中な上何分荒れ易いジャンルなのでこちらに

深夜過ぎの薄暗い邸の廊下に、不意に予期せぬ人影を見つけ、黒いは
ぎょっとして足を止めた。
人影は弱い照明の下を、よろめきながら進んだ。
此方の姿など目にも入らないようだ。
 異様な格好だった。ベルトの金具がだらしなく外れ、シャツの胸は釦が幾
つも掛け違って肌蹴ている。
ネクタイは蛇のように辛うじて襟元に絡み付いているが、今にも滑り落ちそ
うだ。
手負いの動物のように全身を鈍く重たげに引き摺り、時折脚が縺れると、
痩せた身体はその度壁に乱暴にぶち当てられた。

「………数や」
名を呼ばれて項垂れた人影が初めて顔を上げる。
目の前にまで来て漸く気がついたと云うように。
視線が合った瞬間、黒いは自分が横殴りにされた錯覚を感じた。
乱れた衣服のまま呆然と立ち尽くし、見開いた両目からはきりもなく涙が流
れ落ちて、意思を失った学べの顔中を容赦なく汚していた。
こんな姿を見たことはなかった。
敬愛する若頭から拳を受けた時も、兄貴分の組員達に理不尽な暴行を受
けた時も、こんなにも無力な無防備な顔を彼が黒いに見せたことはなかっ
た。
此方を見上げた眼差しは、空虚な興奮に異常なほど輝いて見えた。
頬は激しく昂ぶった感覚の為に露に火照り、瞳から溢れる熱く苦い水にま
みれている。
下唇が、噛み締め過ぎたのか、微かに切れて血が滲み、一呼吸毎に痩せ
た胸が弾かれたように大仰に上下した。

 何があったかは分り過ぎるほどだった。
「数や、……誰だ」
咄嗟に声を低めて訊ねると、学べは虚ろに首を横へ振った。
いつも身に着けて外したことのないピアスが、何処へやったのか見当た
らない。
替わりに、つんと刺すような嫌な匂いが、微かに黒いの鼻先へ触れた。
「誰だ」
幾分語気を強め、力の抜けた肩を揺さぶる。
されるまま揺らいだ相手の胸元に、暗い鬱血の跡を見とめ、黒いは思わ
ず息を詰まらせた。

****

「悪戯が過ぎるのは感心できません」
「……悪戯なんて、」

人聞きが悪いなあ。
机上の読み止しの本をそのままに、実木尾は悪びれない微笑を浮かべて
答えた。
ゆったりと窓辺の椅子に腰を下ろし、開け放たれた窓からは、涼しい夏の
夜風がその黒髪を揺らしている。
黒いは室内の空気を跡形もなく洗う爽涼な風に、腹立たしさを堪えて続け
た。

「粋がっていますがまだ子供です」
実木尾にとっては、丁度良い、手頃な、抵抗できない獲物だったのだろう。
「今後こういうことは控えて頂きたい」
「少し話を聴いただけだよ、僕がいない間の兄さんの」
実木尾は広げたページの上で、実木尾自身には縁のなさそうな安っぽい
装身具を弄りながら、退屈そうに言った。
指先で転がされたピアスが鈍く光る。
巻木尾への感情の告白を強い、そうやって自尊心をへし折っておいて、
服を脱がし、屈辱的な体位で抱く。
その最中に、他ならぬ巻木尾の弟のものを受け入れている只中に、巻木
尾を呼ぶよう命じることがか、と黒いは思った。
学べの立場では実木尾は逆らえる相手ではなく、二人きりになって巧く言
い抜けられるような頭もあんな子供にある筈がない。
どうとでもされるままになったろう。

学べは決して実木尾の名を出さなかったが、途切れ途切れの、支離滅
裂な言葉の端から彼が与えられた恥辱を想像することは容易かった。
犬のように扱われ、暴力よりももっと酷いやり方で嬲りものにされて、混乱
し、傷つき、黒いの腕に支えられてやっと立っていられるほど自失して。
夜の淡い投光の下で、ぼんやりと薄開きになった唇は戦慄いて震え、口元
まで滴る涙に濡れて光っていた。……。

 実木尾の背の向こうにあるベッドは、部屋の片隅の暗がりへ、乱れたまま
に打ち捨てられている。
生々しく歪んだシーツに黒いは一瞬視線を移した。
悪趣味な幻覚がそこにちらついたように感じて、又すぐに目を逸らす。

*****

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 | | □ STOP.       | |
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 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
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初投稿なのでお見苦しい点・間違いが多々あるかとorz
しかも区切り方見誤ったorz


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