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ダ・ヴィンチ・コード シラス×アリンガローサ

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                    |  ダヴィンチコードの白子×司教です。
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 | __________  |    ̄ ̄ ̄V ̄ ̄|  映画鑑賞後原作読了。白子愛暴走。
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 | |                | |           ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ナメナメレロレロシテルヨ…
 | |                | |     ピッ   (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
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 シ.ラ.スはベッドの傍らに跪き、床に額を押し付けて恐怖に震えていた。
 「神よ……! 邪悪なわたしをどうか、お赦しください、お赦しください。どうか……ッ」
大きな身体の広い背中を丸めて、蒼白の面を上げることもできずに
許しを乞う様は見る者に滑稽さと憐れみを感じさせる。
 (わたしは何ということをしてしまったのか…!)
血の色が透けた赤い目から涙が零れ落ち、床を濡らしていく。
痛々しいまでに白いうなじを剥き出しに、頭を垂れたまま、唇からは
謝罪の言葉が途切れることがない。太股にはシリスのベルトを巻いたままなので、
跪いた状態では深く食い込み、酷い痛みをもたらした。
けれど、その痛みも見捨てられる恐怖の前には掻き消える。
 シ.ラ.スは自らの罪深さに絶望した。やはりシ.ラ.スは美しくなどない。
日々の苦行もシ.ラ.スの醜い欲望を抑えることはできなかった。
シ.ラ.スは神を裏切った。
いや、神などどうだっていいのだ。
シ.ラ.スは、自分を美しいと言い、天使だと言い、救いを与えてくれたア.リ.ン.ガ.ローサ司教を
裏切ってしまったのだ。
 「神よお赦しを、神よお慈悲を、神よっ……」
 そうでなければ、今すぐわたしに怒りの雷を落としてください。
地獄の業火で骨も残さずこの場から消し去ってください。
 シ.ラ.スの祈りは、憐れにも次第に啜り泣きへと変わっていった。
 「シ.ラ.ス」
 天から降ってきたようなその人の声に、シ.ラ.スは本当に雷に打たれたように
全身を緊張させて固まった。嗚咽ごと吸い込んだ息を呑み、震えながら断罪の言葉を待つ。
 けれど、その声と言葉は優しかった。
 「シ.ラ.ス、わたしのシ.ラ.ス。わたしの天使」
真紅の目を剥いて床を見つめるシ.ラ.スの目の端に、裸足の爪先がそっと
ベッドから床へと下ろされるのが見えた。
色素欠乏症のシ.ラ.スの肌と比べて健康的な色彩を持った、尊い御足。

 シ.ラ.スは恐れと僅かな希望とでいっそう強く地に額を押し付ける。
その頭に、温かなぬくもりが優しく触れた。
 「……シ.ラ.ス。主はおまえを罰することはありません」
シ.ラ.スはその手の温かさと声の優しさに勇気付けられ、未だ恐怖に慄きながらも
涙で頬を濡らしたままの蒼白の面をおずおずと上げる。
不安に怯えるシ.ラ.スを促すように、優しく髪を梳いていた指が頬へと滑り、彼を仰向かせた。
 涙で霞む目に、慈悲深いア.リ.ン.ガ.ローサの微笑が映る。
 「ああ……っ、神父さま、どうか…どうかお赦しください……わたしは、わたしはっ」
なおも流れる涙を、どこか憂うように目を伏せたア.リ.ン.ガ.ローサが優しく拭う。
 痛む身体のせいで悩ましく眉間に皺を寄せるア.リ.ン.ガ.ローサは、ベッドから身を乗り出し、
シ.ラ.スの額に赦しのキスを落とす。
けれど、それは本当は赦しを乞う必要もない無実の罪だ。
 「シ.ラ.ス、わたしの天使。神の愛する息子よ。怯えることはありません。主はおまえと共にある。わたしも……」
ア.リ.ン.ガ.ローサは言葉の続きを心の内に閉じ込める。
ただ一心にア.リ.ン.ガ.ローサを見上げるシ.ラ.スに、ア.リ.ン.ガ.ローサは望みを吐露することはできずに
ただ哀しげに微笑み、今度は赤く腫れる瞼に祝福のキスを贈る。
 シ.ラ.スは息を呑むと、ア.リ.ン.ガ.ローサの唇から逃れるように顔を俯かせ、
再び足元へ頭を垂れてア.リ.ン.ガ.ローサの足に震える手で縋った。
その素足の甲に、シ.ラ.スが口付ける。
 「神父さま…、慈悲深き神父さま……どうか、どうかわたしを見捨てたまうな!
  あなたのお傍に侍り、あなたの足元に跪き、尊いあなたの御足へ口付けることをお赦しください、神よ…!
  お赦しくださいお赦しくださいお赦し……」
けして途切れない贖罪の祈りがア.リ.ン.ガ.ローサの耳を哀しく打ち、その素足はシ.ラ.スの涙に濡れていく。
そして少し経つと、汚れた涙で穢してしまった足を、シ.ラ.スが舌で清め始める。
尊い身体の全てを清めたい欲望を、必死に神に祈ることで抑えつけながらも、
その舌は指にむしゃぶりつくことを止められなかった。
せり上がる熱はシリスの苦痛でも抑えがたかったが、ただ一心にその足を舐める、
その行為だけで飢えた心を満たした。

 ア.リ.ン.ガ.ローサは唇を噛み、シ.ラ.スの舌に与えられる甘やかな官能に震えた。
そして、込み上げる切なさを堪える。
 ア.リ.ン.ガ.ローサが求めるなら、無垢なシ.ラ.スはどんなことも拒むことはないだろう。
それはけして誇張ではない。その無垢に、崇高なる神の僕であるア.リ.ン.ガ.ローサには、
けして付け入ることはできなかった。
 あの日、ア.リ.ン.ガ.ローサの元に舞い降りた天使は酷く傷付いていた。
ア.リ.ン.ガ.ローサが当たり前の振る舞いをしただけで、まるで神の如くア.リ.ン.ガ.ローサを敬愛するシ.ラ.スに、
どうすればこの肉欲を伴う情熱を伝えられるというのか。
 (この子は、勘違いをしているのだ)
 初めて人の優しさに触れ、初めてそれを与えた人間を絶対と刷り込まれてしまった。
シ.ラ.スの愛は、まさしく子供が親を愛するものだったはずだ。
それがこうして、出会ったあの頃から育んだ親愛の情を超えてしまうのは、
ア.リ.ン.ガ.ローサの隠し切れなかった望みに歪まされてしまったのではないだろうか。
 憐れな彼の天使のために、そして自身の罪深さに項垂れながら、ア.リ.ン.ガ.ローサは神に祈った。
 そしてまたシ.ラ.スも。
彼の絶対、彼の命、彼の魂、彼の神。
ア.リ.ン.ガ.ローサ司教への穢れた愛に喘ぎながら、祈った。

――主よ、憐れみ給え。

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 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 萌えに任せて初投稿。勝手が掴めない…。
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) お目汚し失礼しました。
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

伏せ方、大丈夫なんだろうか…。


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