Top/17-298

以前の野球スレのあったら怖いネタ

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | |> PLAY.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 以前のやきうスレのあったら怖いネタ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ ) カソトク攻めバージョンで
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |

頂点に立った喜びと、その後のテレビ出演や雑誌の取材と忙しくも嬉しい日々が過ぎた。
監督は活躍した選手達にカソトク賞を手渡し、この一年の活躍を思う。
前から欲しがっていた品々ではあるが、自分の腕で勝ち取った品。
単純に物を手に入れた喜び以上のものがあるだろう。
しかし監督にまだ一人、彼がいなければこの優勝はなかったという選手にカソトク賞を渡していなかった。
その選手が求めたのは、監督自身だった。

それはまだ、リ一グが混戦模様でどこが優勝するとも知れなかった頃の事だ。
チ一ム全体の練習が終わり、人の気配も少なくなった練習場で一人まだ練習を続ける選手がいた。
しばらく不調が続いており、思うような結果を残せていなかった選手だ。
この日も練習に納得がいかなかったのか、ため息混じりに練習場を後にするところだった。
監督として放っておけなかった彼は、選手に声をかけた。
「頑張ってるな、お前。そういえばお前にはまだカソトク賞の希望を聞いてなかったな、何がいい?」
しかし選手は暗い表情のままこう言った。
「何言ってるんですか、監督……今の俺にカソトク賞の事なんて考えられませんよ」
元気のない彼に優しい言葉をかけようかとも思ったが、あえて強い口調で投げかけた。
「お前こそ何を言う、今からカソトク賞を狙うぐらい強気で来い!」
「そうですね、ちょっと弱気になってました」
少し明るくなった選手に、カソトク賞の希望を聞いた。
「その気持ちで行け、カソトク賞は何でもやるし何でもするぞ!」
「何でも、ですか?」
少し生意気そうな表情から、明るい兆しを感じ取った監督は本気で何でもしてやろうと思った。
「ああ、何でもいいぞ!」
「じゃあ、俺を抱いてください!」
あまりにも意外な答えだったが、監督として言った以上は引っ込める訳にもいかなかった。
「そうか……じゃあ、そうしよう……」
一礼し、嬉しそうに去っていく選手の姿を見送るばかりだった。

それから彼はスランプを抜け、見違えるような活躍をしチ一ムを優勝に導いた。
彼にカソトク賞を渡さないというのは不自然だ、そして何と言っても約束は守らなければならない。
意を決して、監督は選手を訪ねた。

突然の訪問にも関わらず、選手はいつでも準備をしていたかのように監督を迎え入れた。
どれほどまでに彼は、この時を待ちわびていたのか……
挨拶を交わし、出されたコーヒーを飲みながら監督は言った。
「お前のカソトク賞の事だけど、どうする?」
選手はじっと監督を見つめた。
「やっぱり……嫌ですか?」
監督は最初に持ちかけられた時、正直抵抗があった。
だが彼の気持ちの中に自分に抱かれるために懸命の努力をした選手に対し、何かを感じていたのも本当だった。
「嫌ではないというか、お前はこのために努力したんだし監督として報いたい。しかしなあ、嫌というより、その……俺は男とは未経験だからなあ……」
困り顔の監督の手を握り、微笑みながら選手は答えた。
「俺、監督の事が好きだから……監督さえよければ、俺にまかせてくれませんか?」
「お前、そんなにしてまで……」
カソトク賞を渡す決心は付いた。

監督はシャワーを浴び、部屋で選手が来るのを待っていた。
やや緊張の面持ちで、選手が部屋に入る。
「監督……」
くちづけを交わし、体と体が触れ合う。
雰囲気はいいのだが、監督は問題を感じていた。
「お前の事は嫌いではないんだが、期待に答えられないかも知れないな」
彼のものは反応していない。
「大丈夫です、俺、なんとかします」
選手はそれを口にくわえる、唇と舌の愛撫に体の奥からだんだんと熱くなってくるのを監督は感じていた。
ふいに唇が離れ、何かがかぶさられると体が重ねあわされた。
導かれるままに中へ、思ったより滑らかに、しかし確かな締め付ける感触を感じながら挿入する。
「あ……」
選手は声をあげて監督にしがみついた。
「……どうした? 痛かったか?」
「いいえ、監督……」
シーズン中は何度も彼を助けてきた腕が、愛しそうに監督に絡みつく。
その愛しさが伝わったのか、監督は激しく熱さをぶつけた。
選手は監督を中で感じ、熱さをぶつけられるたびに喜びを感じた。
今までどれほどに望み、そして何度も諦めた事を現実にした喜びを伝える言葉は、快感の喘ぎ声となって闇に溶けていく。
喜びも快感も愛しさも熱さも混ざり合い、監督でも選手でもなくなり求め合う体と体になって交じり合う。
重なり合う二つの体は絡み合い、部屋は熱い息遣いで満たされていった。

快感の嵐が過ぎ去り静かになった部屋の中で、放心する選手に再び監督の顔になって聞く。
「カソトク賞、これでよかったか?」
「はい……」
とても満たされた声だった。

その年、カソトク賞としてその選手が何をもらったかは誰も知らない。
この世界でたった二人、監督とその選手を除いて。

 ____________
 | __________  |
 | |                | |
 | | □ STOP.       | |
 | |                | |           ∧_∧ 二番煎じスマソ
 | |                | |     ピッ   (・∀・ )
 | |                | |       ◇⊂    ) __
 |   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |       ||―┌ ┌ _)_||  |
 |  °°   ∞   ≡ ≡   |       || (_(__)  ||   |


このページのURL:

ページ新規作成

新しいページはこちらから投稿できます。

TOP