芸人 フットボールアワー
更新日: 2011-04-30 (土) 09:03:26
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| 某ゲイニンさん(本日の出演を見て
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| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| 単にそれだけ見て萌えたらしいよ
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| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | ∧_∧ ∧_∧ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ___
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「帰る」
「え、なんで?」
「一緒におりたないんやろ?」
どうしてそんなに拗ねているのか、ゴ/ト/ウにはわからなかった。いつもだったら仕事が終わるとどこかでご飯でも食べて、そして帰っていく。時には互いの部屋に泊まったりもする。
そこまで考えて、あぁと思い当たる節があった。
今日出させてもらった昼の長寿番組だ。花束が二つしかなくて、失笑を買ってしまった…そのときに、散々イ/ワ/オの顔がぶさいくだの何だのと言ってしまった。
だが、それはいつものことだ。
それを売りにしている芸人であるから、何くれと言われる謂れはない。
何も言わずに駅へと歩き出したイ/ワ/オの後を追う。
「ちょ…待てや」
「仕事終わってまで一緒にいたくないって言ってたやん」
「…言ったけど…でもそれはアレやろ?テレビでのことで、本心やない」
「本心やないってどう信じればええの?」
「どうって」
そこまで来てやっと解った。
普段だったら入れるはずのフォローを入れてない。そんな些細なことで拗ねるイ/ワ/オを不謹慎ながら少し可愛く思った。
しかし、そうこうしている内にイ/ワ/オはどんどん先に歩いて行ってしまう。
――あぁ、もう。どうしたらええんや。
今何を言っても、絵空事のように聞こえるだろう。
誤解されたままなのは本意じゃない。
ゴ/ト/ウは意を決したように走り出し、イ/ワ/オの手首をぐっと掴んだ。
そして連れ立って走り出す。
別に目的があって走っていたわけじゃないから、適当な公園にたどり着いてしまった。はぁはぁと息が上がっている。
離せとばかりに掴んでいた手を振り切られた。
ちょっと胸が痛い。
でもイ/ワ/オとしては心の中で繋がっていたものを、振り切られたと思っているに違いない。相方なのに、察せずに悪かったと心底思う。
「すまん…」
「謝らんでもええよ。でも、帰る」
聞き分けのない子供のように繰り返される言葉で、どれほどに傷ついたか解る。
誰に言われても気にならないことだが、多分自分に言われるとダメになるんだ。そう思うと、ほの暗いう喜びに包まれる。
裏腹に動こうとしない身体をゴ/ト/ウは抱きしめた。
「イ/ワ/オは可愛いよ」
「…男前やろ?」
「いや、可愛い」
誰が何と言っても自分には可愛く映る。本当はテレビで貶さなければならないことも、辛い。
「お前の可愛さは俺が解ってればええと思わへん…?」
精一杯の言葉を紡いだつもりだったのだが、イ/ワ/オは少し考え込んだ後にきっぱりとこう言った。
「お前に可愛いって思ってもらわんでも、世界中が男前やって思ってくれてるわ」
「ええ?」
「…せいぜい、心配しぃや」
ぷいっと顔を背けて、歩き出す。
これが彼なりの焦らしなんだろうかと思うと、微笑ましくなってきてしまう。
――そうやなぁ。
だが、言われてみれば誰かがこの男のことを可愛いと思っているかもしれない。
自分じゃないとダメな理由もない。
不意に怖くなった。絶対に大丈夫だと思っていたものが手を零れていく。なくしてしまえば、二度と見つからない。
ゴ/ト/ウは追いついて、隣に並んで歩き出した。
「めっちゃ心配やなー」
「…そうやろ?」
「お前がおらんとダメや」
「そうやろそうやろ?」
だいぶご機嫌が戻ってきた。目を細めて笑うその顔が嬉しくて、ゴ/ト/ウは言葉を重ねていく。
「なぁ」
「ん?」
「心配やから…」
確かめさせてや、と告げるとぴたりと足を止めた。耳まで赤くなっている。
欲目抜きに可愛いと思ってる。
なんでみんな気がつかないんだろうととてつもなく真剣に思った。
「ダメか?」
「…えぇ、けど…」
「そっか。じゃ急いで帰ろ」
止まったままのイ/ワ/オを置いてゴ/ト/ウが歩を進めていく。
そして手を後ろに向かって伸ばした。おず…とそれにぬくもりを感じる。
たまにはこんな喧嘩もえぇなぁと思いつつ、ゴ/ト/ウは振り返ることをしなかった。
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| | □ STOP. | |
| | | | ∧_∧ イイトモミテモエタラシイ
| | | | ピッ (・∀・ )
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今日見て思いついただけのネタなので、バックボーン
知らなくてスマソ
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